日本インターネット映画大賞への投票 2018年度
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お読みくださる皆様、コメントをくださる皆様、ありがとうございます。
これからもぼちぼちやっていきますので、よろしくお願い致します。
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さて、今年も応援したい作品を以下に挙げて、日本インターネット映画大賞に投票したいと思う。
応援したいと思う作品は、必ずしも優れた作品、面白い作品と一致するわけではないが、そこには人を惹き付けるものがあると思う。
[日本インターネット映画大賞 作品賞投票ルール(抄)]
■選出作品は3作品以上10作品まで
■選出作品は2017年1月~2018年12月公開作品
■1回の鑑賞料金(通常、3D作品、4DX作品、字幕、オムニバス等)で1作品
■持ち点合計は30点
■順位で決める場合は1位7点、2位5点、3位4点、4位3.5点、5位3点、6位2点、7位1.75点、8位1.5点、9位1.25点、10位1点
■作品数で選ぶ場合は3作品各10点、4作品各7.5点、5作品各6点、6作品各5点、7作品各4.28点、8作品各3.75点、9作品各3.33点、10作品各3点
■自由に点数を付ける場合は1点単位(小数点は無効)とし1作品最大点数は10点まで可能
■各部門賞の1票は2ポイントとなります
■各部門賞に投票できるのは個人のみ
■日本映画ニューフェイスブレイク賞は男優か女優個人のみ
■日本映画音楽賞は作品名で投票
■外国映画ベストインパクト賞は個人のみ
■私(ユーザー名)が選ぶ○×賞は日本映画外国映画は問いません
■日本映画作品賞3作品以上の投票を有効票
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【日本映画作品賞】 点数記入にて投票
「万引き家族」 10点
「若おかみは小学生!」 10点
「空飛ぶタイヤ」 4点
「レオン」 3点
「パンク侍、斬られて候」 3点
【コメント】
今回は点数を記入したが、少しアクセントを付けたかっただけで大きな意味はない。
『万引き家族』は是枝裕和監督の真価が発揮された作品だ。監督の優れた手腕がキャスト・スタッフの底力を引き出し、その見事なアンサンブルが監督に新たな力を与える。そんな好循環で、これまでとは違うところに到達した印象だ。
『若おかみは小学生!』は、高坂希太郎監督の長編デビュー作。と同時に、何を隠そう当ブログでようやく取り上げた吉田玲子脚本作品である。すべてのスタッフ・キャストの仕事に感銘を受けた。
※ 日本インターネット映画大賞運営委員会から、『この世界の片隅に』は選考対象外との連絡があったので、本作の投票を取り下げ、点数の配分を見直した(コメント欄参照)。
『空飛ぶタイヤ』は、組織の不正を扱うような硬派な映画がもっと日本で作られることを願って取り上げた。
『レオン』、『パンク侍、斬られて候』は、楽しく笑わせてくれたことに感謝して。
男女の心と体が入れ替わる『レオン』は、その始まり方を聞くと2016年の大ヒット作『君の名は。』あたりに似ていると思われるかもしれないが、『君の名は。』が遠隔地の男女が恋に落ちるきっかけとして入れ替わりを利用しただけで、恋の相手を探す旅が本筋だったのに対し、本作は男女が入れ替わったシチュエーションをどんどん追及する。セクハラしまくりの横暴な男が、女性として暮らすことで初めて女性を取り巻く社会の問題に気づいていく『レオン』は、ばかばかしい笑いの中に一本筋が通った快作だ。
『パンク侍、斬られて候』は、希代の傑作『エル・トポ』に通じる面白さ。超人的凄腕ガンマンの放つ弾丸を、仙人のような銃の達人が虫取り網で捕らえてしまう、あの『エル・トポ』の滑稽さを面白がれた人なら、本作の超人的剣客の活躍も楽しめることだろう。
【日本映画監督賞】
[是枝裕和] 『万引き家族』
【日本映画主演男優賞】
[リリー・フランキー] 『万引き家族』
【日本映画主演女優賞】
[安藤サクラ] 『万引き家族』
【日本映画助演男優賞】
[加藤剛] 『今夜、ロマンス劇場で』
【コメント】
2018年にお亡くなりになったことから挙げた。『今夜、ロマンス劇場で』で元気なお姿を拝見したばかりだったのに、たいへん残念である。
【日本映画助演女優賞】
[樹木希林] 『万引き家族』『日日是好日』
【コメント】
名優が亡くなられた。この方のおかげで、映画やテレビがいかに豊かになったことか。ご冥福を祈りたい。
【日本映画ニューフェイスブレイク賞】
[城桧吏(じょう かいり)] 『万引き家族』
【日本映画音楽賞】
「万引き家族」
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【外国映画作品賞】 作品数にて投票
「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」
「ブラックパンサー」
「レディ・プレイヤー1」
「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」
「ワンダー 君は太陽」
「ブリグズビー・ベア」
「パディントン2」
「タクシー運転手 約束は海を越えて」
【コメント】
「危機にあって、賢者は橋を架け、愚者は壁を作る。」
『ブラックパンサー』のこの言葉を実践する、賢者たちの仕事を挙げた。娯楽としても申し分のない、逸品ばかりだと思う。
【外国映画 ベストインパクト賞】
[スティーヴン・スピルバーグ監督] 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『レディ・プレイヤー1』
【コメント】
傑作を連発する力量に、改めておそれ入った。ポストプロダクションの最中に別の作品の撮影を行い、並行してさらに別の作品のプリプロダクションを行う、ということは、仕事が途切れない監督なら普通にあることなのだろうが、スピルバーグのスピードと完成度は傑出している。しかも、その作品はハリウッドの良心ともいえるメッセージだ。これからも末永く活躍して欲しい。
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【私が選ぶいっぱい笑っていっぱい泣いたで賞】
「50回目のファーストキス」
【コメント】
長編映画としてすでに完成されたプロットに、福田雄一監督特有の小ネタを散りばめる方法が、思いのほか合っていた。これからも福田雄一監督のリメイクに期待したい。
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「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」
【コメント】
『フィフス・エレメント』が好きな私にとって、こういう映画が何より嬉しい。スケールの大きな美しい映像、魅力的な俳優たち、いささかブラックなユーモア。観客の想像力に対抗できるのは、作り手のぶっ飛んだイマジネーションだ。
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この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
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以上の内容で投票した。
2018年度日本インターネット映画大賞ブログ投票者一覧はこちら。
[このブログについて]

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⇒comment
投票頂きまして感謝申し上げます
投票頂きまして感謝申し上げます。
投票基準は満たしておりますので有効票として受理致しますが、1点修正のお願いがございます。
2017年1月~2018年12月までの劇場公開作品を投票対象という解釈なのですがこれはこの期間の初公開された作品を対象という解釈でありまして、映画賞などの公開は対象外となりますし、初公開日がこの期間以前の場合は対象外としております。
理由と致しましては本来でしたら2018年に初公開された作品=今年観た作品という趣旨ですが、この期間にしたのは順次公開作品など必ずしも全国同時公開の作品ばかりでないのが映画としての常識であることはご存知だと思いますが、場合によっては2018年度公開作品にこんな夜更けにバナナかよのように2018年12月28日公開作品だと1年を前提にするとわずか4日しか鑑賞できない人が多くなり、翌年に鑑賞される方を考慮して1年の猶予を設けております。
この世界の片隅には映画界では異例となる2年以上の通算4年目の公開が途切れることなく続いている作品は前代未聞の異例ではございますが、初公開日を前提としている以上対象外となります。
公開をしているからと前提にしてしまいますと基準を説明する時に公開していれば対象となると説明する事に対して基準が定まらなくなるために全ての作品の統一できる初公開日としております。
2016年度、2017年度、には以下の通りに掲載しております。
2016年度
超高速!参勤交代の場合
超高速!参勤交代(公開日2014年6月21日)
超高速!参勤交代 リターンズ(公開日2016年9月10日)
鑑賞料金が別でありストーリーが異なり2014年公開作品「超高速!参勤交代」は期間対象外となるため無効票としてカウント致しますので必ず「超高速!参勤交代 リターンズ」で投票してください。
2017年度
新宿スワンの場合
新宿スワン(公開日2015年5月30日)
新宿スワンII(公開日2017年1月21日)
鑑賞料金が別でありストーリーが異なり2015年公開作品「新宿スワン」は期間対象外となるため無効票としてカウント致しますので必ず「新宿スワンII」で投票してください。
以上の通りに掲載しております。
今年度はこの事例を掲載しなかった事につきましてこちらの不備としてお詫び申し上げます。
以上となります。
期限は締め切り後1月20日を期限と致しますので対応の程宜しくお願い致します。
投票基準は満たしておりますので有効票として受理致しますが、1点修正のお願いがございます。
2017年1月~2018年12月までの劇場公開作品を投票対象という解釈なのですがこれはこの期間の初公開された作品を対象という解釈でありまして、映画賞などの公開は対象外となりますし、初公開日がこの期間以前の場合は対象外としております。
理由と致しましては本来でしたら2018年に初公開された作品=今年観た作品という趣旨ですが、この期間にしたのは順次公開作品など必ずしも全国同時公開の作品ばかりでないのが映画としての常識であることはご存知だと思いますが、場合によっては2018年度公開作品にこんな夜更けにバナナかよのように2018年12月28日公開作品だと1年を前提にするとわずか4日しか鑑賞できない人が多くなり、翌年に鑑賞される方を考慮して1年の猶予を設けております。
この世界の片隅には映画界では異例となる2年以上の通算4年目の公開が途切れることなく続いている作品は前代未聞の異例ではございますが、初公開日を前提としている以上対象外となります。
公開をしているからと前提にしてしまいますと基準を説明する時に公開していれば対象となると説明する事に対して基準が定まらなくなるために全ての作品の統一できる初公開日としております。
2016年度、2017年度、には以下の通りに掲載しております。
2016年度
超高速!参勤交代の場合
超高速!参勤交代(公開日2014年6月21日)
超高速!参勤交代 リターンズ(公開日2016年9月10日)
鑑賞料金が別でありストーリーが異なり2014年公開作品「超高速!参勤交代」は期間対象外となるため無効票としてカウント致しますので必ず「超高速!参勤交代 リターンズ」で投票してください。
2017年度
新宿スワンの場合
新宿スワン(公開日2015年5月30日)
新宿スワンII(公開日2017年1月21日)
鑑賞料金が別でありストーリーが異なり2015年公開作品「新宿スワン」は期間対象外となるため無効票としてカウント致しますので必ず「新宿スワンII」で投票してください。
以上の通りに掲載しております。
今年度はこの事例を掲載しなかった事につきましてこちらの不備としてお詫び申し上げます。
以上となります。
期限は締め切り後1月20日を期限と致しますので対応の程宜しくお願い致します。
Re: 投票頂きまして感謝申し上げます
日本インターネット映画大賞運営委員会 様
いつもお世話様です。
ご連絡ありがとうございます。
封切り日が2016年11月の『この世界の片隅に』への投票を取り下げ、点数の配分を見直しましたのでお確かめください。
お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。
いつもお世話様です。
ご連絡ありがとうございます。
封切り日が2016年11月の『この世界の片隅に』への投票を取り下げ、点数の配分を見直しましたのでお確かめください。
お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。
No title
あー、私も推したいという基準がかなり入ります。
これを私が推さなければ今後10年くらいどんな会話にも乗らないんじゃないか、みたいな。
そして、「危機にあって、賢者は橋を架け、愚者は壁を作る。」
バーカ、バーカ、パシフィック・リムの人類バーカ。
いや、そんな事が言いたかった訳ではなく。
「ブラック・パンサー」とかもう凄い昔の映画にしか思えない。
これを私が推さなければ今後10年くらいどんな会話にも乗らないんじゃないか、みたいな。
そして、「危機にあって、賢者は橋を架け、愚者は壁を作る。」
バーカ、バーカ、パシフィック・リムの人類バーカ。
いや、そんな事が言いたかった訳ではなく。
「ブラック・パンサー」とかもう凄い昔の映画にしか思えない。
Re: No title
fjk78deadさん、こんにちは。
返信が遅くなり申し訳ありません。
> これを私が推さなければ今後10年くらいどんな会話にも乗らないんじゃないか、みたいな。
fjk78deadさんが挙げる映画は、たしかにfjk78deadさんしか投票してない作品が多いですもんね。
まぁ、『レオン』とかは私しか投票してないのですが。
ところで、『メイズ・ランナー』とか『パシフィック・リム』とか『進撃の巨人』とかの壁映画ブームは何だったんでしょうね。
返信が遅くなり申し訳ありません。
> これを私が推さなければ今後10年くらいどんな会話にも乗らないんじゃないか、みたいな。
fjk78deadさんが挙げる映画は、たしかにfjk78deadさんしか投票してない作品が多いですもんね。
まぁ、『レオン』とかは私しか投票してないのですが。
ところで、『メイズ・ランナー』とか『パシフィック・リム』とか『進撃の巨人』とかの壁映画ブームは何だったんでしょうね。