『天空の蜂』 刺せば解決するのか
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あまりの面白さに度肝を抜かれた。原発、軍需産業、自衛隊の災害派遣等、タイムリーな題材の濃縮に驚かされる。
『天空の蜂』が公開されたのは2015年9月12日。前々日に栃木・茨城・宮城を襲った大雨と鬼怒川の堤防決壊に日本中が衝撃を受けたときだった。
タイムリーなだけに、ちゃちな作りの映画なら観客に見透かされてしまう。なにしろ観客は、映画公開の前日、前々日に自衛隊のヘリによる現実の救出劇を目撃したばかりなのだ。にもかかわらず、『天空の蜂』の自衛隊による救出作業は手に汗握った。ハラハラドキドキしっ放しだった。見事な完成度だ。
原発の問題や軍需産業の扱いにも感心した。
これらは作り手の主義主張が出やすい題材だ。問題の複雑さや理解の難しさのために、主義主張がなければ敬遠しがちだし、主義主張があると描写が一方的一面的になりがちだ。あえて原発問題に手を出したがために、作り手の無知や不勉強をさらしてしまうこともある。
その点、本作は難しい題材に挑戦して、思慮深く乗り切ったと思う。
原子力産業に従事する人のプロ意識や危機に際しての心意気を描きつつ、マイナスの面も描写する。軍需産業に働く人に理想を語らせるとともに、その欺瞞も指摘する。どんなことにも光と影の両面があるのを忘れずに、それぞれの面を代表するキャラクターを配置して、まんべんなくスポットを当てている。
公式サイトの製作チームのコメントにも、「この映画は様々なキャラクターが登場しますが、大切にしたのはそれぞれの人物の立場と思い、そして行動を丁寧に描く事でした。」とある。
私たちは物事の白黒をつけようとしたり、是非を論じたりしがちだ。「是・非」論と「可能・不可能」論の区別ができないのが日本的思考の弱点だといわれる。
竹中正治氏は先の大戦と戦後の議論を振り返り、「原爆は是か非か、戦争は是か非か、軍事力は是か非か──。白か黒かの二分法の論理だけに議論が支配されている。興味深いことに、旧日本軍では戦争の展開までも、勝利か玉砕かの二分法に支配され、「投降」という選択肢が最初から否定されていた。「撤退」という言葉すら否定されて「転進」と言われた。」と指摘する。
しかし、世の中の諸問題は本当に白黒つけられるものだろうか。
善か悪か、安全か危険か、ゼロか100か。物事を二項対立で捉えれば簡単だ。どちらかの陣営に与して、相手をやっつければ気持ちがいい。だが、現実はそうはいかないし、それでは創作もできない。
映画監督・テレビディレクターの是枝裕和氏は、かつて行政の不備を告発するドキュメンタリーを作ろうとして、頭の中にある二項対立の構図に映像をはめ込むべく取材したという。だが、是枝氏が出くわしたのは、そんな構図を壊す事件だった。
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世の中は何と複雑だろうと思わされました。分かりきった構図で切り取ろうとした事件の背景には、二項対立では描ききれない深い矛盾が闇のように横たわっているのだと。
(略)
僕は、このドキュメンタリーの取材を通じて、自分が想定した「答え合わせ」をすることよりも、自分が見知らぬことを発見し、常識を壊されてしまうことこそが、新たなモチベーションになると感じたのです。そして、映像作品を創る初期の段階でこの体験ができたことは、今でもラッキーだったと思っています。
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是枝氏のような体験をできた──気づけた──創作者は幸せだ。
残念ながら二項対立から脱却できず、「○○が悪い」「○○はかわいそう」といったあらかじめ作った「答え」との「答え合わせ」に終わる作品は多い。
『天空の蜂』の深い配慮とバランスの取れた構成は、第一に原作者東野圭吾氏の功績だろう。大学で電気工学を学び、民間企業の技術者としてキャリアを積んだ東野氏は、科学技術と産業への見識を備えているに違いない。
そのバランスを損なわず、映画に仕上げたスタッフの力量にも敬服する。上映時間が限られる映画では、大鉈を振るって長大な原作を整理せざるを得ないものだが、本作のバランス感覚は見事である。
堤幸彦監督は、「この作品でもって原発が良いとか悪いとか、自衛隊の新規の兵器の開発なり、もっと言えば、最近の防衛政策の変更を論じあってくれということでは全くありませんので、そこだけはご承知ください。」と語っている。
堤監督の云うとおり、映画全体を観れば原発が良いとか悪いとか、自衛隊の兵器開発や防衛政策を論じるような、二項対立を煽る作品でないのは明らかだ。

関係者は、高速増殖炉「新陽」は戦闘機が落ちても平気だと主張する。ところがよくよく問いただしてみると、ミサイルを積まない訓練中の戦闘機を想定しているという。なんと欺瞞に満ちた答えだろう。
こうした例は官民問わずよく見られる。経済が成長する想定で立てられた国家の方針、右肩上がりに業績が伸びる想定の企業の中期計画、イジメがないことになっている学校、老後資金に困らない想定で消費を続ける家庭……。劇中の欺瞞に満ちた答えを嗤えば、それは即座に私たちにはね返ってくるだろう。
堤監督はこうも云う。
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私自身は原子力発電に関して個人的な見解はありますが、しかし映画化に当たっては、多くの方に喜んでいただく作品を作るという立場において、原発の良い悪いを申し上げる立場にはまったくありません
(略)
お金を払って観ていただくものですから、緊迫感もあり、面白くもあり、同時に家族の話でもある。それぞれの人が背負っているだろう職業意識だったり、あるいは人と人との関係だったり、そういうことを見ていただくための作品でもあります。ただ、背景として日本の現実がここには横たわっているんだよということを感じていただければ幸いです。
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そして本作は、劇中人物の口を借りて「警戒心を持てよ」「それを考えないこと自体が罪なのだ」と訴える。
東日本大震災で福島第一原子力発電所に被害が生じたとき、「東京の電気を福島で発電しているとは知らなかった」というネットの書き込みを目にした。たいへん驚いたが、そんなものなのかもしれない。
電気だけではない。一例として堤監督は『リスク対策.com』誌のインタビューで「今、たとえば毎日飲んでいる水はどこから来るのかは誰も意識しないわけです。特に子どもは蛇口をひねれば無尽蔵に出るものなんだと思っている。」と述べている。日本に住む人が飲んだり浴びたりしている水の多くは川を流れてきているのだが、ではたとえば東京都民はどの川の水を飲んでいるかご存じだろうか。利根川、多摩川、荒川と、東京を流れる川は幾つもあるが、どの川の水質や量が誰に影響するか知っているだろうか。

現代の『天国と地獄』だ、と私は思った。
黒澤明監督が1963年に発表した『天国と地獄』は、誘拐事件を扱った名作だ。世間を揺るがす卑劣な犯行、犯人と捜査陣との息詰まる攻防、そして犯人と被害者それぞれの人間像を通してあぶり出される社会の背景に横たわる問題。
単なる勧善懲悪や追跡劇に留まらない本作もまた、現代版『天国と地獄』というべき第一級のサスペンスだ。
目を引くのは、本作と『天国と地獄』とで子供の扱いが逆転していることだ。
『天国と地獄』では誘拐されたのが他人の子でも身代金を払うのかが問われたが、本作では他人の子供がヘリに取り残される原作を、わざわざ主人公の子に変えている。多くの人物が錯綜する本作で、主人公に求心力を持たせるには有効な手立てといえる。
物語の舞台を現場に限ったのも巧い。
国家を揺るがす大事件ともなれば、内閣の動きや政財界の思惑等を描写して、この国を俯瞰したくなるところだが、本作は警察庁長官の記者会見がテレビで流れる程度で、カメラは現場を離れない。おかげで緊迫感が持続するとともに、現場ならではの真実味が強調された。
書くべきところは緻密に描写し、他のところは思い切りよく省略する。脚本のメリハリが効いている。
さて、本作の時代設定は1995年、阪神・淡路大震災の後である。1995年秋に発表された原作小説の設定をそのまま引き継いでいるのだが、映画を2015年に発表するからにはとうぜん2011年の東日本大震災に触れねばならない。東日本大震災の大津波による原発の被害が念頭にあっての、今回の映画化だろう。
本作は最後に東日本大震災と結びつく。グッと来る場面だが、そこで原子力発電所の様子は描かれない。
はたして、本作の犯人「天空の蜂」のひと刺しを受けて原発の事故対策は強化されたのか、それとも無為無策のまま2011年の震災を迎えたのか、あるいは蜂のひと刺しを恐れて何もかも捨て去ったのか。映画はあえて語らない。
それは映画が示すことではなく、私たちが映画を離れて語り合うべき問題なのだ。
![天空の蜂 豪華版(3枚組) [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/81Vs90Qr%2BVL._SL160_.jpg)
監督/堤幸彦 脚本/楠野一郎
出演/江口洋介 本木雅弘 仲間由紀恵 綾野剛 國村隼 柄本明 光石研 佐藤二朗 やべきょうすけ 手塚とおる 松島花 石橋けい 落合モトキ 永瀬匡 松田悟志 向井理 前川泰之 竹中直人 石橋蓮司
日本公開/2015年9月12日
ジャンル/[サスペンス] [アクション] [ドラマ] [ミステリー]

⇒comment
No title
この映画の犯人が事件に対して「白黒を付ける事」を要求してるのではなく、「白黒を付ける事の欺瞞」を表立てようとしている。というのが難しい。犯人のお膳立てが無にされた事で、事件その物が表面化しなくなってしまったが、表面化していたとしてもやはり誰かがスケープゴートに祭り上げられ、白黒を付ける対象にされてしまうのではないか。社会がそういうシステムとして出来上がってしまっている気がする。
Re: No title
ふじき78さん、こんにちは。
たとえ犯人の目論見どおりにメールが発信されたとしても、はたして状況が変わっただろうかと疑問視せざるを得ないのが悲しいところですね。
何か事件が起こるたびにマスコミも世間もバッシングの対象を物色しますが、人々が「自分以外の誰か」を叩いているうちは何も変わらない気がします。
たとえ犯人の目論見どおりにメールが発信されたとしても、はたして状況が変わっただろうかと疑問視せざるを得ないのが悲しいところですね。
何か事件が起こるたびにマスコミも世間もバッシングの対象を物色しますが、人々が「自分以外の誰か」を叩いているうちは何も変わらない気がします。
No title
原作のまま20年前にしたのがよかったですね。
フクシマを経験した今だからこそ、アクションやサスペンスにハラハラしつつも、胸に積もってくるものがありました。
最後までだれることなく面白い映画なのに、終わった後明かりが付いても館内が妙にシーンとしていました。
これは我々こそがこの問題の当事者なのだという犯人のメッセージが伝わったためかもしれないです。
フクシマを経験した今だからこそ、アクションやサスペンスにハラハラしつつも、胸に積もってくるものがありました。
最後までだれることなく面白い映画なのに、終わった後明かりが付いても館内が妙にシーンとしていました。
これは我々こそがこの問題の当事者なのだという犯人のメッセージが伝わったためかもしれないです。
Re: No title
mi~yaさん、こんにちは。
> 原作のまま20年前にしたのがよかったですね。
そこがポイントですね。セキュリティシステムや捜査の仕方等、ここ20年で変わったことは多いですから、2015年を舞台にしたらこの話は成立しないでしょう。20年前だから、リアルなサスペンスたり得るのだと思います。
劇中に「子どもは蜂に刺されないとその怖さがわからない」という言葉がありますが、蜂に刺されたことのなかった20年前なら「その怖さを判らせる」ことが主題たりえても、東日本大震災を経験した今では怖いと思わせればいいわけでもないことが判ってきました。そのバランスをとる上でも、20年前ではなく、いま映画化されて良かったと思います。
> 原作のまま20年前にしたのがよかったですね。
そこがポイントですね。セキュリティシステムや捜査の仕方等、ここ20年で変わったことは多いですから、2015年を舞台にしたらこの話は成立しないでしょう。20年前だから、リアルなサスペンスたり得るのだと思います。
劇中に「子どもは蜂に刺されないとその怖さがわからない」という言葉がありますが、蜂に刺されたことのなかった20年前なら「その怖さを判らせる」ことが主題たりえても、東日本大震災を経験した今では怖いと思わせればいいわけでもないことが判ってきました。そのバランスをとる上でも、20年前ではなく、いま映画化されて良かったと思います。
刺さる台詞…
映画館で観るべき、映画の底力を感じさせられる、お見事な作品でした。突っ込み所はあるけれど、すべてを帳消しにしてもいいくらい、作ってくれてありがとうな映画、だとも思いました。何だかんだと私達は言葉で取り繕って、宿題をやり終えたと思い込みたい悪い習性がありますが、結局何も解決できていないんですよね。けれども、この映画に散りばめられた深い台詞の数々が、私達の胸に突き刺さります。痛いだけでは済まなかった人々が多々存在する今の日本で、痛みは忘れるものではないこと、たぶんこの映画を見た方々は思い知っただろうと思います。大ヒットしてくれるといいですね。
Re: 刺さる台詞…
梅茶さん、こんにちは。
突っ込み所、ありましたでしょうか。私はほとんど気になりませんでした。
本作の魅力はダイナミックな物語で引き込みながら、実質的にディベートが展開されるところだと思います。ディベートって、ちゃんとやれば面白いものなんですよね。
日本映画は感情をセリフが語ることが多いのですが、この映画はそれとは違います。
大ヒットはしてないようですが、多くの人に観て欲しい作品です。
突っ込み所、ありましたでしょうか。私はほとんど気になりませんでした。
本作の魅力はダイナミックな物語で引き込みながら、実質的にディベートが展開されるところだと思います。ディベートって、ちゃんとやれば面白いものなんですよね。
日本映画は感情をセリフが語ることが多いのですが、この映画はそれとは違います。
大ヒットはしてないようですが、多くの人に観て欲しい作品です。
まったく関係のない話なのですが
ナドレックさん、ども。
当ブログの「天空の蜂」駄文への、コメント、ありがとうございます。
ところでまったく関係のない話なんですが「キングスマン」ご覧になりましたか? もしご覧でないなら、まったくナドレックさん好みの快作だと、愚考しております。以上、ご注進まで(笑)。
当ブログの「天空の蜂」駄文への、コメント、ありがとうございます。
ところでまったく関係のない話なんですが「キングスマン」ご覧になりましたか? もしご覧でないなら、まったくナドレックさん好みの快作だと、愚考しております。以上、ご注進まで(笑)。
Re: まったく関係のない話なのですが
昔の映画さん、こんにちは。
まさしく『キングスマン』は私好みの快作でした!よくお判りで:-)
こちらの感想も書いてみました。
お時間がありましたらご笑覧ください。
http://movieandtv.blog85.fc2.com/blog-entry-555.html
まさしく『キングスマン』は私好みの快作でした!よくお判りで:-)
こちらの感想も書いてみました。
お時間がありましたらご笑覧ください。
http://movieandtv.blog85.fc2.com/blog-entry-555.html
自爆すいません(泣)
い・い・い・やあ・・・・すいません(泣)
自爆しちゃいました。
なんだか上から目線で、お恥ずかしい(泣)
恥ずかしくて顔から火が・・・・・
お許しくださいませ・・・・
しばらく、おとなしくしていきます(笑)。
自爆しちゃいました。
なんだか上から目線で、お恥ずかしい(泣)
恥ずかしくて顔から火が・・・・・
お許しくださいませ・・・・
しばらく、おとなしくしていきます(笑)。
Re: 自爆すいません(泣)
>昔の映画さん
私のほうこそ大人しくしてました(^^;
いや、大人しくするつもりはなかったのですが、なかなかブログを更新する時間を取れず、映画を観る時間も取れず……。
ボチボチ更新できればと思っていますので、お付き合いのほどよろしくお願い致します。
私のほうこそ大人しくしてました(^^;
いや、大人しくするつもりはなかったのですが、なかなかブログを更新する時間を取れず、映画を観る時間も取れず……。
ボチボチ更新できればと思っていますので、お付き合いのほどよろしくお願い致します。
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トラックバックの反映にはしばらく時間がかかります。ご容赦ください。天空の蜂
原作は東野圭吾の同名小説。
なんと20年前に書かれた小説です。
半年前に読みました。
監督は堤幸彦。
キャストは江口洋介・本木雅弘・
仲間由紀恵・綾野剛・柄本明・國村隼など。
最新設備搭載の自衛隊用の
超大型ヘリが乗っ取られる。
犯人は国内すべての原発の...
『天空の蜂』をトーホーシネマズ日本橋9で観て、なかなかじゃんふじき★★★
五つ星評価で【★★★堤の癖に】
原発の上にホバリングで止まる無人の巨大ヘリコプター。
燃料切れまで8時間、遠隔操縦する犯人と開発者との戦い。
なかなかスリリングな設定 ...
天空の蜂
評価:★★★【3点】(11)
原作を読破した同僚の強い勧めで映画を観ることに。
劇場鑑賞「天空の蜂」
この国に、守る価値はあるのか…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201509150000/
【楽天ブックスならいつでも送料無料】【夏の文庫キャンペーン2015】天空の蜂 [ 東野圭吾 ]価格:918円(税込、送料込)
天空の蜂
天空の蜂@松竹試写室
天空の蜂
元々は、20年前の1995年に東野圭吾が発表した同名の小説『天空の蜂』。その時でも、中々衝撃的内容ではありましたが、2011.3.11の東日本大震災を経て、原発事故のリアルさがより増した今、待望の映画化です。
原作を読んだ時も「これは凄い作品だな」と思いましが、東日...
『天空の蜂』
□作品オフィシャルサイト 「天空の蜂」□監督 堤 幸彦□脚本 楠野一郎□原作 東野圭吾□キャスト 江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野 剛、柄本 明■鑑賞日 9月13日(日)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)<感想> 自...
天空の蜂 ★★★.5
人気作家・東野圭吾が原子力発電所を題材に1995年に発表した傑作小説を、堤幸彦監督が映画化した社会派サスペンス。最新鋭の大型ヘリを手に入れたテロリストが、日本全国の原発の停止を求め稼働中の原発上空でホバリングさせるテロ事件を描く。困難な直面に立ち向かうヘリ...
『モニター試写会/天空の蜂』 2015年5月19日 スペースFS汐留
『モニター試写会/天空の蜂』 で鑑賞しました。
公開までコメントは書けませんので、後日書きたいと思います。
試写会も開催されてきましたので、忘れる前にコメントを記載していきます。
【ストーリー】
1995年夏、愛知県の錦重工業小牧工場から防衛庁へ納品する最新の設備を搭載したヘリコプターが、正体不明の人物によって奪われてしまう。やがて遠隔操作されたヘリは稼働中の高速増殖炉の上空でホバリ...
天空の蜂
推進派も反対派も似たような傷を持って反発しあう
* * * * * * * * * *
東野圭吾さんの原作は1995年に発表されたということで
20年も前の作品になります。
私はそれよりもう少し後かもしれませんが、確かに読みました!
が、例によって内容はほ...
「天空の蜂」原発に爆弾を突きつけられた先にみた原発を守る難しさと1つの問題だけでは解決はないという現実
「天空の蜂」は1995年を舞台に当時の最新自衛隊ヘリがテロリストに奪われて原発の上空で大量の爆薬を積んだ自衛隊ヘリが子供を人質に全原発の停止及び破棄を突き付けてくるが ...
天空の蜂/江口洋介、本木雅弘
東野圭吾さんが1995年に発表しロングセラーとなっている同名小説を堤幸彦監督が映画化したサスペンス・アクション・ムービーです。タイトルは何となく見聞きした覚えがあるような気 ...
【試写会】「天空の蜂」@松竹試写室
映画.comさん主催「ハリウッド大作ファン限定独占試写会」に参加した。客席は満席。
天空の蜂
今朝は、曇り空でしたが・・・・
映画「天空の蜂」
映画「天空の蜂」を鑑賞しました。
『天空の蜂』
人命よりも電気が重い。それが現在にも続く日本の在り方なのか。
これが1995年に出版された原作だとは思えないほど、的確に現代日本の問題点を描いているではありませんか。さすが ...
「天空の蜂」
2015年・日本 配給:松竹 監督:堤 幸彦原作:東野圭吾脚本:楠野一郎 ベストセラー作家の東野圭吾が1995年に発表した、原発テロを題材とした同名小説の映画化。監督は「20世紀少年」「イニシエーショ
天空の蜂
1995年8月8日。 最新鋭の超巨大ヘリ“ビッグB”が遠隔操縦によって突然動き出し、子供を一人乗せたまま福井県にある原子力発電所“新陽”の真上に静止した。 犯人は“天空の蜂”と名乗り、「全国すべての原発の破棄」を要求。 「従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させる。」と宣言する…。 クライム・サスペンス。 ≪巨大ヘリが原子炉に墜落するまで、あと8時間。≫
天空の蜂
進撃の巨人に続いてみたおかげか、素直に面白かった。もちろん、子供が自衛隊ヘリに乗り込めるわけないとか、脚本に突っ込めるわけですけど、それを吹き飛ばす勢いの良さが最後まで続いてくれました。 作品情報 2015年日本映画 監督:堤幸彦 出演:江口洋介、本木…
「天空の蜂」みた。
江口洋介×本木雅弘の共演にて堤幸彦監督による東野圭吾原作の原発テロ事件を扱ったサスペンス作品の映画化。ハリウッド作品にも引けを取らない、邦画もここまでやれるようになったのだなぁ~と思えるほどのスケール
天空の蜂
2015/09/12公開 日本 139分監督:堤幸彦出演:江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、國村隼、柄本明、光石研、佐藤二朗
絶対、守り抜く――
Story:1995年夏、愛知県の錦重工業小牧工場から防衛庁へ納品する最新の設備を搭載したヘリコプターが、正体不明の人物に...
「天空の蜂」 (2015 松竹)
東野圭吾の原作を読んだのはだいぶ前のこと。ストーリーはほとんど忘れているけれど、読み終えたときの印象ははっきりおぼえている。「理系のひとはやっぱり違うなあ」高速増殖炉の真上にヘリをホバリングさせ、全国の原発を止めなければヘリを炉に墜落させるとテロリス...
天空の蜂
『天空の蜂』を新宿ピカデリーで見ました。
(1)東野圭吾氏の原作の映画化ということで映画館に行ってきました。
本作(注1)の冒頭は、1995年8月8日午前7時21分。
錦重工業小牧工場で開かれる「ビッグB」納入式典に参加するために、湯原(江口洋介)とその妻・篤...
天空の蜂 完成披露プレミア試写会
20年前の原作が現実問題に 公式サイト http://tenkunohachi.jp9月12日公開 原作: 天空の蜂 (東野圭吾著/講談社文庫)監督: 堤幸彦 1995年8月8日。愛知県の錦重工業小牧
『天空の蜂』
『天空の蜂』。いまの時代を撃つ挑発的なテーマに腰を抜かした。
映画は言う。敵は「無関心な群衆」だと…。
内容で映画を論じ、なのにポリティカルな話は避ける傾向の映画ファンは、
この映画をどう評するのだろう?
ただ個人的には『エグゼクティブ・デシジョン』を彷彿...
ショートレビュー「天空の蜂・・・・・評価額1600円」
蜂の一刺しを恐れるのは誰か。
1995年のある日、無人飛行可能な自衛隊の新鋭大型ヘリがジャックされ、高速増殖炉の上空でホバリング。
このまま時間が経てば、ヘリは燃料切れで原子炉建屋に落下する。
姿無き犯人の要求は、日本全国の全ての原発を即時停止させ、再始動不可能な状態に破壊する事。
20年前に東野圭吾の原作を読んだ時、映像化想定で書いたのだろうな、と思ったのを覚えている。
まる...
予言~『天空の蜂』
1995年8月。開発されたばかりの最新鋭巨大ヘリコプター 「ビッグB」 が
何者かによって遠隔操作され、敦賀にある原発 「新陽」 上空でホバリングを
始める。機内には、ヘリの開発者・湯原(江口洋介)の一人息子・高彦が取り残
されていた。
「本当に狂っているのは誰なのか。いつかわかる時が来る」
ベストセラー作家・東野圭吾が20年前に上梓した小説の映画化。正直、私は
...
天空の蜂
意外に見応えあって面白かった。
天空の蜂(ネタバレあり!)
[天空の蜂] ブログ村キーワード ↓ワンクリックの応援お願いします↓ おみくじ評価:大吉 2015年31本目(30作品)です。 【あらすじ】 1995年8月8日。愛知県の錦重工業小牧工場から防衛庁へ納品する新型ヘリコプター、通称ビッグBが何者かに奪われ、やがて遠隔操作…
天空の蜂
【概略】
最新鋭の超巨大ヘリ“ビッグB”を遠隔操作したテロが発生。犯人の要求は“日本全土の原発の破棄”。ヘリ設計士と原発設計士が、日本消失の危機を止めるべく奔走する。
アクションサスペンス
序盤から大人がビッグBと原子炉のことでワイワイやってるんですが、何言ってるかさっぱりわからない。。。。阿呆な私。小難しいんだもん。
息子がモールス信号でずっと話しかけていたというくだ...
『天空の蜂』つっこみ不在のボケ倒し不謹慎コメディ
 
『天空の蜂』
2015・日 堤幸彦
あらすじ:原発にヘリが落ちそうでやばい
非常に品のいいコメディ作品。昨今の日本では作られないボケた押しコメディの佳作。
近年日本で作られるコメディ作品としては、三谷幸喜作品や古沢良太作品、知名度は下がるが品川ヒロシ作品などがある。しかしどれも品がない。
お笑いにおいて、笑われるのではなく笑わせると...
「天空の蜂」 理性と知恵と熱意への信頼
東野圭吾さん原作のテクノロジー・サスペンスです。想像以上に面白い作品でした。サス
天空の蜂 (2015)
原作は、ベストセラー作家の東野圭吾が1995年に発表した同名小説だったのですね。堤幸彦監督が映像化。豪華キャスティングです。なるほど。だから、時代設定が、1900年代で、ラストをあのようにしたのですね。と納得したのでした。(ふと「20世紀少年」に、独自の展開とラストにした件を彷彿)「原作はヨカッタのに…」と、かなり賛否両論あったみたいですが、私は、なかなかに楽しめました。本当に、映画のラスト...
『天空の蜂』 2015年日本
"天空の蜂"
[天空の蜂]
「東野圭吾」作品を映像化した『天空の蜂』を観ました。
-----story-------------
絶対、守り抜く――
人気作家「東野圭吾」が1995年に発表した同名ベストセラーを『20世紀少年』 『SPEC』シリーズの「堤幸彦監督」が映画化したサスペンス・アクション大作。
最新鋭の巨大ヘリコプターを乗っ取り、原子力発電所の上空でホバリン...