『トゥモローランド』とは何だったのか?

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 「誰も作ってくれないから、僕が作った。」
 なんと凛々しく潔い言葉だろう。冒頭の少年のセリフに、私は感極まった。ここに映画の作り手たちの思いが集約されていよう。
 『トゥモローランド』はすべての子供たちに、かつて子供だった人たちに、ぜひとも観て欲しい映画なのだ。

 それにしても、よりによってトゥモローランドが題材とは!

 ウォルト・ディズニー・カンパニーは映像作品を題材にしたアトラクションを開発する一方で、アトラクションを題材にした映像作品の開発にも余念がない。
 これまでにもお化け屋敷のアトラクション「ホーンテッドマンション」を題材にしたエディ・マーフィ主演の『ホーンテッドマンション』や、「カリブの海賊」を題材にしたジョニー・デップ主演の『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ等が作られてきた。映画のヒットとパークへの集客、キャラクターグッズの販売等々、二兎も三兎も追う戦略だ。

 その戦略の一翼を担う映画『トゥモローランド』の結論はごくシンプルだ。
 「トゥモローランドに行って、アトラクションを体験しよう。」
 これだけのことに過ぎない。
 いたってシンプルな結論だが、しかし、この結論を導き出すのは容易ではない。映画の作り手には並々ならぬ苦労があったはずだ。


■ディズニーランドを破壊する矛盾

 トゥモローランドの運営は、さぞかし苦労が多いに違いない。映画に登場するトゥモローランドではなく、各地のディズニーパークに設けられたテーマランドのことだ。

 ディズニーパークは米国のカリフォルニアとフロリダ、日本の東京圏、フランスのパリ、中国の香港にあり、現在上海でも建設中だが、トゥモローランドはこのうちカリフォルニア、フロリダ、東京圏、香港の四ヶ所で楽しめる。

 トゥモローランドの難しさは、そのテーマにある。その名のとおり「未来」をテーマとするこのエリアは、いずれ科学者たちが実現するであろう未来の素晴らしさを次代を担う青少年に体験させるためのものだ。それゆえ、ここには子供たちが目をみはるような――未来に憧れ、みずから進歩の担い手になりたくなるような、最先端の科学技術とさらに先の世界を実感できるアトラクションを用意する必要がある。

 だが、日進月歩の科学技術を前に、子供たちの知的興奮を刺激し続けるのは並大抵のことではない。
 カリフォルニアのディズニーランドが開業した1955年当時なら、自動車技術の一端をうかがえるゴーカートは、トゥモローランドのアトラクションとして申し分なかったかもしれない。しかし、はたして現代の来園客がゴーカートから「未来」を感じるだろうか。

 開業当初、「30年以上も未来の1986年の世界」という設定だったカリフォルニアのトゥモローランドは、大改修を経て今や第三世代に突入している。1971年開業のフロリダのトゥモローランドも第二世代になっている。パリのディズニーランドや東京ディズニーシーでは「未来の国」トゥモローランドは建設されず、レトロフューチャー(かつて描かれた未来)を前面に押し出したディスカバリーランドやポートディスカバリーに取って代わられている。

 しかも、トゥモローランドを脅かすのは科学の進歩だけではない。
 1972年、国際的なシンクタンク、ローマ・クラブは報告書『成長の限界』を発表し、人口増加や環境破壊、資源の枯渇によって、人類文明が遠からず成長の限界に達するだろうと警告した。この報告書は、はたして科学技術の進歩が明るい未来をもたらすのか、目指すべき未来は科学技術の進歩とは別のところにあるのではないか、そんな疑念を人々に植え付けた。
 科学の進歩に対して否定的な見方が広まれば、科学がもたらす素晴らしい未来を体験させるトゥモローランドは存在意義を失う。

 本作の序盤では、戦乱・騒乱の映像が映し出され、海面の上昇等の地球環境の変化が説明され、思想や文化の統制を描いた『華氏451度』や監視社会を描いた『1984年』を例にディストピアとなった未来が紹介される。科学や技術の進歩は、これらの災難を抑えるどころか拡大・進行させていることが暗に語られる。
 「そんなの、云われるまでもない」と思う観客も多いだろう。これらは繰り返し警告されたことであり、人々の意識に染み込んでいる。

 高校に出前授業に出かけた研究者の話が毎日新聞に紹介されていた。
 「科学技術が役に立っていると思う人?」と生徒に聞いたら、しばらくして半分ぐらい手が挙がった。「科学技術が環境を壊していると思う人?」と聞いたら、間髪入れず全員の手が挙がったという。

 このような人々の意識を受けて、多くの映画も科学技術への警鐘を鳴らすものになっている。『ATOM』や『ウォーリー』はゴミだらけになった地球を描き、「これは 人類への 警鐘」という惹句で公開された『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』は大ヒットした。
 受けを狙うなら、成功事例にのっとるのが無難だろう。映画『トゥモローランド』も科学への批判や警鐘を鳴らす立場で作るほうが、観客に受け入れられるに違いない。

 しかし、それでは自己矛盾だ。
 ディズニーランドの開業に当たり、ウォルト・ディズニーはトゥモローランドについてこう述べた。
 「未来は、素晴らしい時代になるでしょう。 こんにち、科学者たちは我々の子供や次の世代のために宇宙時代の偉業のドアを開こうとしています。トゥモローランドのアトラクションは、予想される未来の冒険を体験する機会を与えてくれるのです。」
 批判や警鐘に彩られた映画では、ウォルト・ディズニーがトゥモローランドのアトラクションを通して伝えたかったことから乖離してしまう。矛盾は、ディズニーが大切にしてきたものを壊してしまうだろう。
 時代が変わったから、それも仕方がないのだろうか。では、トゥモローランドを映画にする意義は何だろうか。

 映画の作り手はこの問題から逃げることなく、深く深く掘り下げた。視覚効果を駆使すれば、表面的には楽しいアトラクションのような映画を撮ることもできただろうが、作り手たちが選んだのは困難な道だった。
 ディズニーが作ったトゥモローランド、その現代における存在意義は何なのか。トゥモローランドとはそもそも何か。トゥモローランドのテーマである「未来」とは、どのようなものなのか。
 映画『トゥモローランド』は、その深遠なテーマを追究する作品だ。ここには作り手たちが考察したこと、映画を通じて伝えたい思いが込められている。


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 劇中のトゥモローランドは、異次元に築かれた都市だ。そこには偉大な科学者や、才能や情熱を見込まれた者たちが集い、科学技術の研究・開発に専念している。
 トゥモローランドの科学水準は、私たちの社会一般を大きく引き離している。宇宙旅行もロボット開発もお手のもの。不老長寿のおかげで、人々の外見は数十年の時を経ても変わることがない。

 この設定の懐かしさに、私は感激した。
 日本の特撮映画の中でもっとも好きな作品『緯度0大作戦』(1969年)もほぼ同じ設定だった。日米合作のこの映画では、赤道(緯度0度)と日付変更線が交わるところに築かれた秘密の海底都市に科学者たちが移り住み、高度な研究に勤しんでいた。地上では行方不明になったと思われている科学者が、実は緯度0で予算の制約を受けることなく研究三昧の日々を過ごしているのだ。とうぜん緯度0の科学水準は地上をはるかに凌駕し、人工太陽も不老長寿も実現している。

 『緯度0大作戦』の原作は、1941年にテッド・シャーマンが書いた連続ラジオドラマだ。奇しくも同じ1969年には、やはり秘密の海底都市を舞台にしたイギリス映画『ネモ船長と海底都市』が公開されている。『海底二万里』の登場人物ネモ船長が築いた都市も、超科学を実現した楽園だ。

 『トゥモローランド』のスタッフが『緯度0大作戦』を真似たとか、『ネモ船長と海底都市』にオマージュを捧げたというわけではない。
 これらの作品の源流の一つに、ジェームズ・ヒルトンが1933年に発表した小説『失われた地平線』が挙げられよう。チベットの山奥に人知れず存在する理想郷を描いた同作は、ベストセラーになった上に二度も映画化され、その地の名称シャングリラは理想郷の代名詞になった。今でもシャングリラの名は、ホテルやら飲食店やら至るところで使われている。
 『失われた地平線』のシャングリラもまた、世界の英知が集まり、不老長寿を実現した世界である。
 これらの源流をさらにたどれば、1516年のトマス・モア著『ユートピア』や、引いては五世紀に陶淵明が書いた『桃花源記』の桃源郷に行きつくかもしれない。

 これら理想郷に共通するのは、世俗から隔絶した場所にあり、世俗の混乱や制約、無知蒙昧から解放されて、平和な暮らしを営んでいることだ。
 桃源郷やシャングリラは山奥にあり、ユートピアは島にあるが、地理的な設定は世俗から隔絶させる方便に過ぎない。時代が変わって単なる山奥とか島では隔絶しにくくなると、『緯度0大作戦』や『ネモ船長と海底都市』のように探査不能の海底になる。
 本作のトゥモローランドが異次元にあるのも、世俗の人間にはたどり着けない設定にするためだ。映画『トゥモローランド』は数世紀、いや十数世紀にわたって書かれてきた理想郷モノの系譜に連なるのだ。

 『ユートピア』や『失われた地平線』、『緯度0大作戦』等の理想郷の特徴は、一般社会をはるかに凌ぐ知恵や科学に溢れていることにある。一般社会では遠い未来でもなければお目にかかれない制度や技術が、ここではすでに現実になっている。これらの理想郷は未来を先取りした国なのだ。

 トマス・モアの『ユートピア』以降、ヨーロッパにはユートピア文学と呼ばれる作品が生まれた。稲葉振一郎氏は、ユートピア文学における異境は現実世界を映す鏡であり、現にある社会の批判を意図していると説明する。
 前述した諸作においても、理想の世界を描くことが同時代の実社会への批判となっている。作中の理想郷は一つの理念であり、それが完璧であればあるほど現実社会の問題点や足りないものを浮き彫りにする。

 「理想の世界」のイメージは時代とともに移り変わる。トマス・モアが描写したユートピア島の管理社会を、現代人は理想の世界とは感じないかもしれない。
 「理想の世界」が現実世界を映す鏡である以上、現実世界が変われば「理想の世界」も変わるのだ。

 本作が秀逸なのは、ウォルト・ディズニーの「未来は、素晴らしい時代になるでしょう」という言葉を、トゥモローランドのビジョンとして捉えたことだ。ウォルトの思いを前時代的と退けるのではなく、ゴミだらけの未来を描くのでもなく、「未来は素晴らしい」というビジョンを掲げ、それを体現する場としてトゥモローランドを位置付けた。その輝かしさが現実世界を照らし、社会を批判し、未来に向けた変革を促す。
 この方法なら、トゥモローランドを夢のような素晴らしい国として描くことができる。素晴らしければ素晴らしいほど、現実社会での変革の重要性を訴えられる。

 映画作品だけでなく、ディズニーパークに設置されたトゥモローランドの存在意義も改めて定義できる。
 トゥモローランドは、科学の進歩に驚き、未来的な体験を面白がるだけの場ではない。人々を素晴らしい未来というビジョンに触れさせて、未来を建設する意欲を湧かせるところなのだ。だからこそ、トゥモローランドでアトラクションを体験することに意義がある。

 「誰も作ってくれないから、僕が作った。」
 フランク少年のこのセリフは、ウォルト・ディズニーの言葉に通じる。
 ブラッド・バード監督はウォルト・ディズニーについてこう述べている。
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私自身が信じている未来というのは、ウォルト・ディズニーが語っていたものと共通するものでした。「未来というのは、起こるものではなく作るもの」。私もそう思いますし、楽しく、努力していくものだと。そして、恐れるものではない、受け入れていかないといけないものだと思います。
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 もう一人の主人公ケイシーが特別なのは、彼女が決して諦めないからだ。誰も彼もが「科学技術が環境を壊している」と思う時代にあって、ケイシーは科学がもたらす素晴らしい未来を諦めない。理想を掲げて努力すること、それが一番大切なのだと本作は説く。


 これだけでも充分に感動的な作品だと私は思うが、本作は「素晴らしい未来」への異議申し立てにも言及して奥が深い。


【チラシ付映画パンフレット】 『トゥモローランド』 出演:ジョージ・クルーニー.志田未来■予測が外れた理由

 「未来は素晴らしい」というビジョンを掲げる本作が、懸念するもの。それは批判や警鐘の姿を借りて、未来へのネガティブなイメージを振りまくことだ。
 傑作SF映画『インターステラー』が、科学の進歩に後ろ向きな人間を滑稽に描きつつ、「上を見ろ!空を見ろ!星を見ろ!宇宙を見ろ!」と宇宙進出の素晴らしさを謳ったように、本作も人類に明るい未来をもたらすのは科学技術の進歩であると主張する。
 そして人類の未来を暗く閉ざすのは、まさに人類の未来は暗いのだと説きたがる批判や警鐘であると指摘する。

 これは重要なことだ。多くの映画が批判や警鐘に留まるのに対し、本作はその負の効能まで考察している。
 1972年の報告書『成長の限界』は世界に衝撃を与えた。ローマ・クラブが予測した人口増加と資源の枯渇に恐怖した各国は、人口抑制に舵を切った。
 ところが現在、先進諸国を悩ますのは少子化の進行と、少子化がもたらす社会の歪みだ。

 資源は枯渇しなかった。ローマ・クラブは石油資源が20年で枯渇すると警告したが、40年以上を経ても石油は枯渇していない。
 食糧も不足していない。『成長の限界』発表当時、世界の人口は40億に満たなかった。2015年現在、人口は72億を上回るが、世界にはすべての人に行き渡るだけの食糧がある(にもかかわらず、世界の9人に1人は充分な食糧を得ておらず、一方で日本の家庭では全世界の食糧援助量に匹敵する量の食品を捨てている)。

 成長の限界にぶち当たらなかった理由を、小峰隆夫氏は次のように説明する。
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結果的に問題を解決したのは「技術の進歩」であった。農業の生産技術は格段に進歩したので、単位あたり収量が大幅に増加し、人口増加を優にまかなうことができた。石油が不足し、価格が上昇すると、省エネルギー型の技術革新が続出し、エネルギー効率は大幅に上昇した。一方、石油の掘削技術も進歩し、オイルシェールなども採算に乗るようになってきた。
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 ローマ・クラブの予測に反して、石油をはじめとする化石燃料は今のペースで使用し続けても最低数百年はもつと云われる。探査技術、採掘技術の向上は、これまで化石燃料がないと思われていたところに化石燃料を発見し、利用できないと思われていた化石燃料の利用を可能にした。

 小島明氏によれば、『成長の限界』はいたずらに世界に恐怖心をもたらしただけだとの批判があるという。ローマ・クラブの予測が外れたのは人間の創意工夫、イノベーション能力を軽視したためであると指摘されている。
 もしも人々が、科学技術が環境を壊していると思い、科学技術の進歩に後ろ向きになったなら、そのときこそ本当に資源は枯渇し、食糧不足になるかもしれない。地球にどんなに資源があっても、それを探査し、採掘する技術がなければ資源がないのと同じだ。食糧を生産し、送り届けるにも技術の支えがいる。

 本作のクライマックスは、未来を憂慮して警鐘を鳴らすのを止めさせることだ。
 まことに考えさせられる展開だ。

 ブラッド・バード監督は、近年の暗いエンターテインメント作品やディストピアものに対する考えを訊かれて、次のように答えている。
---
そういった暗いエンターテイメントは、人々が抱えている感情の表れだと思っています。(略)私とデイモン・リンデロフは、なぜ人々の感情がこうなってしまったのか、疑問を持ちました。世界の現状に対して、我々は行き先の分からないバスの乗客のように振舞っていますが、実際は自らハンドルを握って運転できるのです。
目標とする未来をしっかり見据えて、どんな障害でも乗り越えるという意志があれば、今日からでもその旅を始めることができると思っています。そんなことをテーマとした寓話として『トゥモローランド』を作ったんです。
---

 フランクは、行き先の判らないバスの乗客のようになってしまった人々を代表している。
 「誰も作ってくれないから、僕が作った。」と胸を張っていた少年はどこに行ってしまったのか。
 フランクがケイシーと行動をともにしながら意欲を取り戻していく過程は、中年男の再生物語であるとともに、ディストピアものに納得している人々の覚醒の象徴でもあろう。


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 同時に、本作は遊び心も満点でニヤリとさせられる。

 最先端の科学技術の成果が集まり、明るい未来の予感にワクワクする場といえば、かつて万国博覧会がその代表だった。
 本作では1889年のパリ万博のシンボル、エッフェル塔にトゥモローランドへ行く手段が隠されていたり、ディズニーパークの人気アトラクションであるイッツ・ア・スモールワールドがはじめて世にお目見えした1964年のニューヨーク万博においてトゥモローランドに招く発明家がスカウトされていたりと、人類が素晴らしい未来を夢見てきた歴史を作品世界のあちこちに絡めている。

 しかも、トゥモローランドは四人の賢者――エッフェル塔を設計した技師ギュスターヴ・エッフェル、『海底二万里』を執筆した小説家ジュール・ヴェルヌ、発明家ニコラ・テスラ、発明王トーマス・エジソン――が創設したプルス・ウルトラ(更なる前進)なる秘密結社によって作られたと設定されている。
 秘密結社が世の中を裏から操っているとか、人知れず大計画を進めているといった妄想、陰謀論は一部の人に人気がある。往々にして歴史的な著名人が秘密結社のメンバーだったと云われ、イルミナティ等の組織名が口の端に上ることもある。
 陰謀論の秘密結社は悪事を企むものだが、本作のプルス・ウルトラは陰謀論の秘密結社のようでありながら善いことをするのが愉快なところだ。
 プロモーション用サイト「STOP PLUS ULTRA」には、あたかもプルス・ウルトラが実在するかのような記事が並び、ウォルト・ディズニーはもとよりブラッド・バード監督までがメンバーに挙げられている。

 ケイシー・ニュートンが訪れるSFショップの二人組が、ヒューゴーとアーシュラなのには笑ってしまった。ヒューゴーといえば世界初のSF専門誌アメージング・ストーリーズを創刊した"アメリカSFの父"ヒューゴー・ガーンズバック、アーシュラといえば『ゲド戦記』の作者にして"SF界の女王"アーシュラ・K・ル=グウィンだ。この二人が営むSFショップならぜひ行ってみたいものだ。
 店内にスター・ウォーズ関係のグッズが並び、ヒューゴーの登場シーンで「スター・ウォーズのテーマ」を流して笑わせてくれるのは、ディズニーがルーカスフィルムを買収した成果の一端といえようか。

 ケイシー・ニュートンのネーミングも振るっている。
 ニュートンといえば、万有引力を発見したアイザック・ニュートンが思い浮かぶ。アイザック(Isaac)を逆から読めばケイシーだ。
 ケイシーが科学に情熱を傾けるのももっともなのだ。

 加えて主人公たちを追跡するロボットがイッツ・ア・スモールワールドで歌い踊るオーディオアニマトロニクスの進化型だというのだから、イッツ・ア・スモールワールドが好きな私は嬉しくなった。
 トゥモローランドで子供たちに未来の科学を体験させるだけでなく、技術系ベンチャー企業を育成しているディズニーのことだから、歩き回ったり会話もできるオーディオアニマトロニクスを本当に見せてくれる日が来るかもしれない。


 本作を観たら、やっぱりディズニーランドに行って、トゥモローランドのアトラクションを楽しみたい。
 世界に四つしかないトゥモローランドの一つが、日本にはあるのだから。


トゥモローランド MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]トゥモローランド』  [た行]
監督・制作・原案・脚本/ブラッド・バード
制作・原案・脚本/デイモン・リンデロフ
出演/ジョージ・クルーニー ブリット・ロバートソン ラフィー・キャシディ ヒュー・ローリー トーマス・ロビンソン ティム・マッグロウ キャスリン・ハーン キーガン=マイケル・キー
日本公開/2015年6月6日
ジャンル/[ミステリー] [アドベンチャー] [SF]
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【theme : 特撮・SF・ファンタジー映画
【genre : 映画

tag : ブラッド・バードデイモン・リンデロフジョージ・クルーニーブリット・ロバートソンラフィー・キャシディヒュー・ローリートーマス・ロビンソンティム・マッグロウキャスリン・ハーンキーガン=マイケル・キー

⇒comment

ホッとしました

ありがとうございました。読んでちょっと安心しました。

選民思想とかエリート主義の映画などとの批評もみられ、単純に「明るい未来を夢見て進めば、明るい未来がやってくる」というメッセージを受け取った自分はどうなんだと思っていたので、ナドレックさんがどういう感想を持たれるのか興味がありました。

広範囲な切り口に、今更ながら感服します。

私も本作をみている時に「インターステラー」が想起され、地球に残った人々の物語が本作なのかもしれないと思っていました。

では、失礼します。

No title

ケーシー・アイザックの命名の由来がそんな所にあったとは!
「グラッチェ」「セニョリータ」を連発するラテン系の明るさを持なケーシー高峰から取ったとばかり……

Re: ホッとしました

少年Zさん、こんにちは。

> 選民思想とかエリート主義の映画などとの批評もみられ

『KANO 1931海の向こうの甲子園』の記事に書いたように、かつてconservativeな傾向が見られないでもなかったディズニーの作品も、いまや政治的正しさへの配慮を怠らないように極めて慎重に作られています。
本作から選民思想やエリート主義を読み取ろうというのは、無理な試みではないかと思います。

たしかに劇中でニックス総督の「自分たちさえ良ければ、地球はどうなってもいい」という旨の発言がありましたけど、本作はニックス総督のような考え方を排して、トゥモローランドを広く開放する物語ですからね。
トゥモローランドに招かれる条件はただ一つ、夢見る人であること。
この条件は誰でも心持ち次第でクリアできるのですから、選民とは違うでしょう。

映画の中盤でケイシーのDNAをスキャンしたアテナが何を調べていたのかは判りません。
ファインマン評価の結果はフランクが41点、ケイシーが73点と云ってましたけど、ファインマン評価がいったい何なのか、DNAと関係するのかどうかも判りませんね。ケイシーより点が低いことについて、フランクが「あのときは11歳だった」と抗弁していることからすると、遺伝的なもの、先天的なものではないと思われます。
文脈からすると、エリート云々じゃなくて「夢見る力」とか「不屈の精神力」とかを評価していたのではないでしょうか。

ニュートンといえばアイザック・ニュートンが思い浮かぶように、ファインマンといえば天才物理学者リチャード・P・ファインマン。
ケイシーがファインマン評価で高得点を取れたのが、ファインマンのように天才だからなのか、ファインマンのように変人だからなのか判りませんが、私はファインマンのように負けず嫌いだからじゃないかと睨んでいます:-)
いろいろ想像を巡らすのが楽しい映画ですね。

Re: No title

ふじき78さん、こんにちは。
私はてっきり講談社の漫画単行本から取ったとばかり……。

感銘を受けました。

 貴殿が紹介している「ローマ・クラブの予測が外れたのは人間の創意工夫、イノベーション能力を軽視したためであると指摘されている。もしも人々が、科学技術が環境を壊していると思い、科学技術の進歩に後ろ向きになったなら、そのときこそ本当に資源は枯渇し、食糧不足になるかもしれない。」というのを読んで、正に我が意を得たり、と喝采を送りたくなりました。
 最近は、多くの者が、特に左に傾けば傾くほど、「科学憎し、自然の生活へ戻れ」、などという無責任な事をほざきますが、弊職はいつも、「それならお前らは何ら科学の力も使わず、飢えや疫病や寒さを防いでみろ、乳幼児の死亡率を下げてみろ!」と言いたくなります。科学の圧倒的な功績は一切論じず、相対的に少ないはずの負の側面だけを切り取ってそこだけアンフェアに喧伝している訳です。まるで、明治維新の偉業を全て侵略の準備だの邪悪な戦争国家の誕生だのとジャパンディスカウントを説いて回る近隣の特定国と一緒です。
 そういう意味で、貴職の意見はもっと多くの、特に若い人に読んでもらいたい重要な内容かと思います。
 話は変わりますが、弊職も「トゥモローランド」を見ましたが、これを見てある昔のテレビ番組を思い出しました。それは、円谷プロの「ウルトラQ」最終話「あけてくれ」です。貴殿は存じ上げないと思いますが、この物語も「向うの世界」を描いたものです。主人公は、失踪した作家から定期的に小説の原稿を受け取っており、一方その頃、「或る方法」で「向うの世界」に行く事が出来るという噂が立ちます。そして、やがてその作家が、ある別の方法で「向うの世界」に到達し、新世界の建設に力を貸している事が判明し、最後に「向うの世界」の物凄い未来的な、また不思議な光景が1カットだけ流されます。弊職は子供の頃これを見て、大変な感銘を受けました。ぜひ、その「向うの世界」というのに到達してみたい、と。また、「向うの世界」に到達した人々は、その後どうなったのか?理想郷の建設に成功したのか、それとも失敗して戻ってきてしまったのか・・・? 或いは更に発展して、向うの宇宙の開拓に乗り出したのか・・・?  空想は非常に膨らみました。
 それ以降、貴殿が言う「失われた地平線」や「桃花源記」、或いは世界中に存在する「理想郷」の伝説、例えばシャンバラとかニライカナイとかエルドラドとか蓬莱島といったものに興味を持つようになりました。
 今回見た「トゥモローランド」は、弊職が「あけてくれ」の「その後」が見たいと思っていたところ、まるで続編が出来たかのような感覚で眼前に降臨したものであり、40年来のモヤモヤが解けた気持ちになり、大変な満足感が有りました。
大変為になる情報、ありがとうございました。

Re: 感銘を受けました。

Kさん、コメントありがとうございます。
『ウルトラQ』の「あけてくれ!」、懐かしいです。コメントをいただくまですっかり忘れていました。こちらの世界に留まりたくて「あけてくれ!」と叫んでいた主人公が、やっぱり「向うの世界」に行きたくなって「連れてってくれ!」と哀願する悲しい話でしたね。

おっしゃるとおり、私たちは科学の恩恵にあずかることでかけがえのない暮らしを手に入れているのですが、それにしてはおかしな主張が目につきます。
たとえば100年ほど前に発明された映画というメディアは科学技術の結晶であり、今も撮影技術、映写技術、音響技術等が日進月歩で変わっています。にもかかわらず、科学技術の進歩を疑問視する内容の映画を発表する自己矛盾。そういう主張をするなら、せめて紙芝居で発表してもらいたいものです。私はこのような、自分のことを棚に上げた主張をする人は信用できないと思います。
科学に無理解な主張は、右も左も関係なく目につきます。

残念ながら本作は制作費が高くついたこともあって興行は惨敗でしたが、今は(科学技術の進歩のおかげで)映画館での上映が終わっても鑑賞できますので、一人でも多くの子供が本作のメッセージを受け止めてくれることを願ってやみません。

未来について

ナドレックさんこんにちは。
私のブログに、こちらのページに書かれている文章を引用させて頂いてもよろしいでしょうか?

Re: 未来について

AK496さん、こんにちは。
引用はもちろん結構です。出典(ブログ名、記事名、URL等)を明記していただければ、まったく問題ございません。
よろしくお願い致します。
Secret

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『トゥモローランド』 をジャパンプレミア試写会で鑑賞しました。 予想通りのレッドカーペット時間押しで30分くらい遅れました まさかのB列でジョージ・クルーニーは目前3mくらいだった。 本日の登壇者は、  ジョージ・クルーニー、ブリット・ロバートソン、ラフィー・キャシディ、ブラッド・バード監督に  吹き替えの志田未来の5名。 終始ゴキゲンなジョージ・クルーニーだった。 【ストーリー】  ...

トゥモローランド

 『トゥモローランド』を吉祥寺オデヲンで見ました。 (1)ジョージ・クルーニー(注1)が主演で、評判が良さそうなので(注2)、見に行ってきました。  本作(注3)の冒頭では、フランク(ジョージ・クルーニー)が、「調子はどう?これまでに起こったことをお話します...

トゥモローランド

かつて未来に憧れた大人たちのためのファンタジー * * * * * * * * * * バッジに触れた瞬間表れる未知の世界。 予告編を見てワクワクしましたが・・・、 実際に見るとその時以上の感慨はないような・・・。 17歳ケイシー(ブリット・ロバートソ...

トゥモローランド  監督/ブラッド・バード

【出演】  ジョージ・クルーニー  ブリット・ロバートソン  ラフィー・キャシディ   ヒュー・ローリー  【ストーリー】 17歳のケイシーが見覚えのないピンバッジに触ると、自分が思い描いた別世界へと入り込んだ。バッテリー切れで現実の世界に戻ってきた彼女の前...

『トゥモローランド』を新宿ピカデリー1で観て、ブラッド・バードちょっとしくったなふじき★★★

五つ星評価で【★★★次から次へと事件が起こるから面白いけど本質的に薄いと思う】 そう言えば発券の時「トゥモローワールド1枚」と言った気がする。 ジョージ・クルーニー ...

トゥモローランド

監督:ブラッド・バード 脚本:ブラッド・バード、デイモン・リンデロフ

[映画『トゥモローランド』を観た(寸評)]

☆・・・ディズニー的な『インターステラー』印象の作品です。  監督はブラッド・バードで、アニメ的な作りをリアルギリギリの実写で見せてくれる監督だ。  しかし、この人は、エレベーターアクションが好きだなぁ^^  今回は、特に、謎の美少女の人物造形と、その...

『トゥモローランド(TOMORROWLAND)』ブラッド・バード監督、ジョージ・クルーニー、ブリット・ロバートソン ラフィー・キャシディ、他

注・内容に触れています。『トゥモローランド』TOMORROWLAND監督 : ブラッド・バード出演 : ジョージ・クルーニー、ブリット・ロバートソンラフィー・キャシディ、ヒュー・ローリー、他 物語 :

「トゥモローランド」

ディズニーランドそのものに行ったことのない人間(というのもいますよ)としては、どんなイメージを前提としてトゥモローランドというのが作られているのかよくわからず、ウェストワールド風になるのかと思うとそうでもなかったり、どんな世界観で作られているのかわから...

『トゥモローランド』

予告編では何の話なのかサッパリだった映画。 まぁそれはそれで新鮮です。 ルーカスフィルムが買収されたコトを初めて実感した映画でしたわ。 浦和のIMAXで鑑賞。 「ゼロ・グラ ...

映画「トゥモローランド」

映画「トゥモローランド」を鑑賞しました。

映画:「トゥモローランド」♪。

平成27年6月11日(木)/。 映画:「トゥモローランド」。 監  督:ブラッド・バード 脚  本:デイモン・リンデロフ ・ブラッド・バード キャスト: フランク・ウォーカー:ジョージ・クルーニー デイヴィッド・ニックス:ヒュー・ローリー ケイシー・ニュ…

トゥモローランド

1964年、ニューヨーク万国博覧会の会場。 11歳の少年フランクは、アテナという少女に導かれ超ハイテク都市“トゥモローランド”へたどり着く…。 …現代のアメリカ。 17歳の女子高生ケイシーが見知らぬピンバッジに手を触れると、彼女はテクノロジーの発達した未知なる世界“トゥモローランド”へ迷い込んでしまう。 “トゥモローランド”とは、現実の世界なのか、はるか先の未来都市なのか、それとも…? ミス...

ショートレビュー「トゥモローランド・・・・・評価額1550円」

未来は、アタマの中にある。 たまに予告やポスターを見ても、どんな映画なのかさっぱり分からない作品があるが、本作もその一つだろう。 とりあえずピンバッチが異世界への扉なのは分かったが、どういう内容の、何に関する映画なのかは全く伝わってこなかった。 本国での興業がイマイチなのも、その辺りが影響しているのだろうけど、実際に本編を鑑賞したらさすがブラッド・バード、かなり面白いじゃないの! ...

あしたのジョージ ブラッド・バード 『トゥモローランド』

マイ・オールタイム・フェイバリット・ディレクターの一人ブラッド・バード。またして

トゥモローランド

ディズニーパークの「エリア」をテーマに、超強力なスタッフ陣で描いた『トゥモローランド』を観てきました。 ★★★★ ディズニースタジオは、数年前までディズニーランドのアトラクションのリニューアルと再活性化を狙って、古くなったアトラクション自体をテーマとした映...

未来ゾーン~『トゥモローランド』

 TOMORROWLAND  1964年、ニューヨークで行われた万国博覧会に、少年フランクは自作の発明 品を持参する。そこで出逢った美少女に導かれ、彼は未来都市 「トゥモローラ ンド」 へと辿り着くのだが・・・。  トゥモローランドといえば、スペース・マウンテンのあるディズニーランドの人気 エリア。あの未来ゾーンが映画になって、しかもジョージ・ク...

トゥモローランド

『トゥモローランド』---TOMORROWLAND---2015年(アメリカ)監督:ブラッド・バード出演:ジョージ・クルーニー 、ブリット・ロバートソン、ヒュー・ローリー 、ラフィー・キャシディ ディズニーランドの人気テーマエリア“トゥモローランド&rd...

トゥモローランド

映画館で見ました。 【私の感覚あらすじ】 トゥモローランドの行く末を輝かしいもの

『トゥモローランド』を観てきた!?

もう、今日は眠るだけって思ったけど、ホントの最終の最終にまだ間に合うとクルマでGO!で『トゥモローランド』を観てきました。 上映時間130分とディズニーにしては長いなぁと思ったけど、まったくそんな感覚を覚えないオトナ向けのファンタジーに仕上がっていました。 ネタバレになると全く面白くない作品だと思うのでどこまで書いたらいいかわからんのだけれど・・、観た人の感想をいろいろ探ると低評価なんです...

■トゥモローランド

第379回「常に一定のレベルを保つことの難しさ」 まずは苦言を述べさせてください。何度もこのブログでも書いているように最近は吹替版が多く、劇場によっては字幕版が公開されていないという状況が多く見受けられます。世界的に見れば字幕版が存在するほうが珍しいの...

トゥモロ―ランド

予告編を見てかなり期待していたのですが・・・何だかよくわかりませんでした。 そんなこんなで、公開間もなく見たのですがアップが遅くなりました。 巷でもあまり評判にならなったような?        **************************   ...

15-094「トゥモローランド」(アメリカ)

諦めぬ者が未来だ  1964年。ニューヨーク万博の会場を訪れたフランク少年は、発明コンテストに参加するもあえなく落選。そんな彼に声をかけてきたのはアテナという不思議な少女。  彼女から“Tマークのピンバッジ”を手渡されたフランクは、ウォルト・ディズニーが出展したパビリオン“イッツ・ア・スモール・ワールド”の中で未知なる世界“トゥモローランド”へと導かれていった。  現代のフロリダ、ケー...

トゥモローランド

TOMORROWLAND(2015) メディア: 映画 上映時間: 130分 製作国: アメリカ 公開情報: 劇場公開(ディズニー) 初公開年月: 2015/06/06 ジャンル: ミステリー/アドベンチャー/SF 映倫: G ウォルト・ディズニー最大の謎にして、最高のプロジェクト...

「トゥモローランド」 ディストピアへのアンチテーゼ

未来がバラ色に見えなくなくなったのはいつ頃からだろうか。 自分が子供の頃に皆が想

夢の国にするために

20日のことですが、映画「トゥモローランド」を鑑賞しました。 17歳のケイシーは見覚えのないピンバッジに触るとテクノロジーの発達した未知の世界「トゥモローランド」に迷い込むんでしまう。 バッテリー切れで現実の世界に戻ってきた彼女の前に不思議な少女アテナが現...

映画:トゥモローランド 自分にまだ「ピーターパン」が残っているかを確認する、リトマス試験紙的1本...

何と! ディズニーランドのパークの未来形を形づくる 「トゥモローランド」を映画化。 そもそも 「トゥモローランド」って、ウォルト・ディズニーの理想形のひとつ。 その拡大版「エプコット・センター」で、その理想形を実際に現実化している。 それは、オーラン...

トゥモローランド

【概略】 すべてが可能になる世界“トゥモローランド"への招待状となる不思議なピンバッジを手に入れた少女・ケイシーは、中年男・フランク、謎の美少女・アテナと共に冒険の旅に出る。 SF 美少女ロボットのアテナ(ラフィー・キャシディちゃん)に尽きる。 ディズニーだから安心のファミリークォリティだと思っていたら、ぎょっとするでしょう。かなり観客を選ぶ作品。 説明不足...

トゥモローランド

TOMORROWLAND 2015年 アメリカ 130分 ミステリー/アドベンチャー/SF 劇場公開(2015/06/06) 監督: ブラッド・バード 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』 製作: ブラッド・バード 原案: ブラッド・バード 脚本: ブラッド・バード ...
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