『ベイマックス』 期待される日本
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年末に配られた冊子に、面白い一覧が載っていた。
読売新聞の購読者に配られる読売家庭版2015年1月号のディズニー映画特集だ。「時代を超えて愛され続けるディズニー長編アニメーション」と題して、長編映画第1作目の『白雪姫』から最新の54作目『ベイマックス』までがズラリと掲載されているように見えた。
だが、記事本文には「『ベイマックス』まで入れて54作品。心に残る名作ばかりです。」と書かれていながら、作品の一覧には22作しか載っていない。
しかも未掲載の作品は、『バンビ』(1942年)から『シンデレラ』(1950年)までのあいだに作られたオムニバス6本とか、『くまのプーさん』(1977年)から『リトル・マーメイド』(1989年)までのあいだに作られた5本とか、『ライオン・キング』(1994年)から『塔の上のラプンツェル』(2010年)までのあいだの(『リロ・アンド・スティッチ』(2002年)を除く)16本といった具合に、ある時期の作品がまとまって無視されている。
たしかにその時期の作品は、4,400万ドルもの制作費を注ぎ込んで鳴物入りで公開されながら大ゴケ(米国の興行収入は2,128万ドル)した『コルドロン』(1985年)や、日本では公開すらされなかった『イカボードとトード氏』(1949年)や『ホーム・オン・ザ・レンジ にぎやか農場を救え!』(2004年)等、なかなか思い出せないものが多い。
「時代を超えて愛され続ける」と書きつつも、ディズニー長編アニメーションの半分も取り上げなかった読売家庭版は、それらが心に残る名作ばかりではないことを如実に示している。
ご存知の方も多いだろうが、ウォルト・ディズニー社の90年以上の歴史には幾つもの激しい浮き沈みがあった。
草創期:『白雪姫』(1937年)が大成功したものの、興行的には後が続かなかった時代
第1期黄金期:ベテランアニメーターの主導の下、『シンデレラ』(1950年)、『ふしぎの国のアリス』(1951年)、『ピーター・パン』(1953年)等の名作を連発した時代
第2期黄金期:1980年に社長に就任していたウォルトの娘婿ロナルド・W・ミラーを追放して経営陣を一新、会長、社長を外部から迎えるとともに、パラマウント映画の製作責任者だったジェフリー・カッツェンバーグを映画部門の責任者に据えて立て直し、『リトル・マーメイド』(1989年)、『美女と野獣』(1991年)、『アラジン』(1992年)といった人気作を送り出した時代。特に『美女と野獣』はアニメーション映画初のアカデミー賞作品賞ノミネートとなるほどの評価を得た。
第3期黄金期:社内の対立からジェフリー・カッツェンバーグがディズニーを去った後、ドリームワークスで『シュレック』(2001年)や『マダガスカル』(2005年)等のヒットを飛ばすカッツェンバーグの後塵を拝していたディズニーは、またも外部の力で立ち直った。2006年に買収したピクサーのエド・キャットムル社長がディズニーのアニメーション制作部門の社長に就き、ジョン・ラセターがチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任したのだ。ラセターの指揮の下、『プリンセスと魔法のキス』(2009年)のような優れたアニメーション映画を生み出すまでになったディズニーは、遂に傑作『シュガー・ラッシュ』(2012年)を世に送り出す。
現在、第3期黄金期の真っ只中にあるディズニーは、自社と子会社のピクサー双方でヒット作を連発している。ピクサーの買収によりジョン・ラセターという強力な人材を得た上に、ピクサー作品のキャラクターをテーマパークで使用することもできた。買収によるシナジー効果が判り易く出た好例だろう。
だが、ディズニーの暗黒時代とも呼ばれる1980年代、『コルドロン』の上映館はガラガラで、誰もディズニーのアニメーションを観たいと思っていなかったことや、2000年代の低迷期をピクサー作品の配給によってかろうじて乗り切っていたことを思い返すと、この成功もいつまで続くか危ぶまずにはいられない。
それに、『ヒックとドラゴン』のドリームワークス・アニメーションや、『怪盗グルーの月泥棒』のイルミネーション・エンターテインメント、『アイス・エイジ』のブルースカイ・スタジオ等、手強い競合がひしめいている。
そんな中、さらなる買収が、ディズニーを他のアニメーションスタジオより頭一つ抜きん出た存在にした。
2009年、ディズニーはマーベル・エンターテイメントを買収し、マーベルの豊富なキャラクター資産を手に入れたのだ。これにより、マーベル・スタジオズが制作した『アベンジャーズ』以降の映画はディズニーが配給することになった。
そしてマーベル買収の効果をアニメーション制作にも反映させたのが、2014年公開の『ベイマックス』だ。

マーベルのよりどりみどりの豊富なキャラクター群からは、少年が主人公のコンテンツが提供された。
14歳の少年を主人公にしたのは、これまでの"ディズニーらしさ"の延長だろうが、青少年向けのコンテンツを強化するためにマーベルを買収したディズニーにすれば、今後は『アナと雪の女王』のエルサ(21歳)とアナ(18歳)くらいの青少年を活躍させたいはずだ。
何はともあれ、ディズニーの長編アニメーションでマーベルのスーパーヒーローが題材になるなんて、かつては想像もできなかった。本作はその第一弾となるのだろう。
ピクサーからはストーリー作りの方法論が持ち込まれている。
ピクサー作品は、主人公が「大切なもの」に執着しており、それが失われたために分別のない行動に出てしまうというパターンで作られているそうだが、『ベイマックス』もそのパターンをきちんと踏襲している。
両親のいないヒロにとって、たった一人の兄は大切な存在だ。思慮に欠けるのがヒロの弱点だが、ロボット工学に抜きん出た才能を持つ彼は、兄とともにロボットを研究するべく大学に入ろうとする。だが、大切な兄を失い、仮面の男「ヨウカイ」に襲われたヒロは、復讐のために暴走してしまう。
ピクサー作品と同じパターンを、きれいになぞったストーリーだ。しかもケア・ロボットのベイマックスがいつも冷静に口を挟むから、ヒロの分別のなさが際立つ構造になっている。ジョン・ラセターは、人間と人間でないものとの絆を描く本作が『ヒックとドラゴン』に通じると云うが、ピノキオとその良心役のコオロギの構図をも彷彿とさせる。
そして本作のアレンジの仕方は、いかにもディズニーらしい。
原作のベイマックスはスーパーヒーローらしく筋骨隆々でこわもてのモンスターだが、本作では白くて柔らかい、温厚そうなキャラクターに変更された。マーベル・スタジオズが制作するスーパーヒーロー映画だったら、このようなアレンジはあり得ないだろう。
こうしてディズニーの下で、『トイ・ストーリー3』の感動と『アベンジャーズ』の楽しさを併せ持つ作品が誕生した。
これはジョン・ラセターが云うところの二つの使命――「伝統的なディズニー映画の新作を作ること」と「別のタイプの映画を探求すること」の後者に位置する作品だ。前者を代表する51作目の『くまのプーさん』や53作目の『アナと雪の女王』と、後者の52作目『シュガー・ラッシュ』や54作目『ベイマックス』とが、きれいに交互に発表されているのは、さすがとしか云い様がない。
特にストーリー面で感心するのは、「大切なものに執着し、それが失われたために分別のない行動に出てしまう」というパターンを多重奏にしていることだ。ジョン・ラセターの"Story is King"という哲学は、本作にも徹底されている。
本作の主人公ヒロと、敵対する仮面の男「ヨウカイ」とは、実は似た者同士なのだ。ともに科学の発展に寄与したいと願っていたのに、愛する者を失って、無分別に暴走する。内容が盛りだくさんな本作だけに、敵味方を同じ動機で同じ行動にさせることで、登場人物の心の動きを増幅し、説明不足に陥るのを避けているのだ。ヒロの葛藤を目にすれば、仮面の男の破壊的行動の理由が判る。仮面の男の言動を目にすれば、ヒロの暴走がどんなに危険であるかが判る。
全編を覆うのは大切な人を失った悲しみであり、それは簡単に乗り越えられるものではない。
それでも、ヒロと仮面の男の対比が気持ちの整理の付け方を示す。やっていることはほとんど変わらないヒロと仮面の男だが、二人の行く末を分けるのは悲しみを分かち合える仲間の有無だ。ヒロの周りには一緒に悲しんで、ときには教え諭してくれる仲間がいた。だからヒロはギリギリのところで暴走を止められた。
チームのヒーロー物である本作の特徴を、巧く活かした展開だ。
しかもこのチームには、ディズニー映画らしく「教育的配慮」も施されている。
原題の『Big Hero 6』のとおり、本作は6人のヒーローが活躍するアクション物だが、彼らの中には誰一人として他の星で生まれた超人や偶然クモに噛まれた者はいない。超能力に頼るのではなく、勉学に勤しんで理学・工学を学び、その研究成果でスーパーパワーを実現する。至って真面目な学生たちなのだ。しかも大学の場面では、科学する喜びや技術開発の楽しさも存分に描かれる。
主人公のヒロだけはロボット工学の天才という設定だが、彼とて努力を惜しむわけではなく、大学進学のために知恵を絞って工夫を凝らす様子が描かれている。ちゃんと勉強して、みんなで協力しながら難題を解決する彼らの姿は、子供に観せる映画として申し分ない。
もちろん大人の観客も深い教訓を読み取るだろう。しかも彼らの活躍は、科学者にして冒険家のドック・サヴェジと5人の仲間≪ファビュラス・ファイブ≫の伝統に連なる、正統派ヒーローチームとしても非の打ちどころがない。
さて、『ベイマックス』にはもう一つ、日本の観客には見逃せない要素がある。
主人公ヒロ・ハマダは日系人、舞台は東京とサンフランシスコを混ぜ合わせた架空の都市「サンフランソウキョウ」、ヒロの部屋の時計にはショーグン・ウォリアーズとして米国デビューも果たしたボルテスV(ファイブ)そっくりなロボットの絵、さらには鈴をモチーフにしたというベイマックスの顔のデザイン等々、そこここに日本を連想させるものが散りばめられている。『カーズ2』の舞台となったきらびやかな東京をも凌ぐ、賑やかに発展した世界である。
読売家庭版に掲載されたインタビューによれば、本作の共同監督を務めたドン・ホールとクリス・ウィリアムズは、「この映画は日本へのラブレター」と述べ、「この映画で日本文化に恩返しをしたい」(クリス・ウィリアムズ監督)、「日本のポップカルチャーは、キュートなキャラクターに敬意を払っている。ロボット『ベイマックス』も間違いなくその範疇に入る」(ドン・ホール監督)と語っている。
インタビュー記事は「ディズニーが日本文化に魅せられて、これほど"日本愛"を表現したのは初めてのことだそう。なんだか誇らしくもあります。」と結ばれているが、誇ってる場合だろうか。
劇中の天才少年ヒロはもとより、兄のタダシもベイマックスを発明するほど優秀な研究者であり、ポップカルチャーのみならずロボット開発においても世界をリードする日本人像が描かれる。
しかし、ポップカルチャーの先兵たるアニメーション映画に関していえば、『ベイマックス』は11月7日に公開されてから2ヶ月も経たずに3億ドル以上の興行成績を叩き出したが、日本でこれほど稼ぐ映画が作られたことはない。
科学技術の分野に目を向ければ、日本の理系専攻率は他国に比べて男女ともに極めて低い。その上、研究資金の大幅な不足も指摘されている。
ディズニーが魅せられた日本文化とやらは、本物なのだろうか。買い被られた幻想ではないだろうか。
期待されるほどの文化を日本から発信できるのか、問われるのはこれからだ。
![ベイマックス MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51LuAJVVc3L._SL160_.jpg)
監督/ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ 製作総指揮/ジョン・ラセター
出演/スコット・アツィット ライアン・ポッター ジェームズ・クロムウェル T・J・ミラー ジェイミー・チャン デイモン・ウェイアンズ・Jr ジェネシス・ロドリゲス ダニエル・ヘニー マーヤ・ルドルフ
日本語吹替版の出演/菅野美穂 川島得愛 本城雄太郎 小泉孝太郎
日本公開/2014年12月20日
ジャンル/[アドベンチャー] [コメディ] [ファミリー] [SF]

【theme : ディズニー映画】
【genre : 映画】
tag : ドン・ホールクリス・ウィリアムズジョン・ラセタースコット・アツィットライアン・ポッタージェームズ・クロムウェル菅野美穂川島得愛本城雄太郎小泉孝太郎
⇒comment
あけましておめでとうございます
ナドレックさん…あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします
娘たちと昨年暮れ観てきました。新時代のシアターULTIRAでの鑑賞でしたが、
音響も素晴らしく業界のたゆまない努力にも感動しました…200円プラスでしたけど。
ジブリ・ディズニーで育った娘たちですが、成人してから付き合ってくれるだけでも充分なんですが、
大人なものファミリー映画も増え、鑑賞後、感想を話し合う楽しみが嬉しい限りです。
日本人が初の主人公と聞いたときは、ムーランのような時代劇物だと思いました。
それでは、世界はともかく今の日本の子どもたちにはアピールできませんものね。
個人的には、七人の侍を題材にしたディズニー風アニメを期待しているのですが。(ピクサーではバグズ・ライフがありました)
これはロボット物プラス戦隊系でしょうか。28号アトム世代の私は、
思わぬアクションの連続に結構楽しめました。
アナから続く感涙風の広告展開は女性層を狙ったのでしょうか、本編とは、やはり違和感が。
インターステラーと同じようなシーン、ロボットの犠牲的精神にポロっときてしまいました(これもプログラムなんですが、ここで前半笑ったあの命令ワードで泣かせるなんて…)。
出だしの対戦シーンで、お金を賭けるにはディズニーにはあるまじきかなぁ。
私の子供の頃も負けると、ビー玉もメンコもベーゴマも取られていましたが今は…。
子育てに頭ごなしの否定は厳禁なので、兄がうまいこと大学へ連れて行ったのは、なるほどと展開に感心しました。
ただ、どちらかといえば悪役に感情移入してしまった私は、結末にはちょっと不満です。
教授と娘の再会シーンは普通ありそうですし、危ないところを教授が助けに来るとか…。
あー 娘たちの感想は…話がウマすぎる♪…でした。
今年もよろしくお願いいたします
娘たちと昨年暮れ観てきました。新時代のシアターULTIRAでの鑑賞でしたが、
音響も素晴らしく業界のたゆまない努力にも感動しました…200円プラスでしたけど。
ジブリ・ディズニーで育った娘たちですが、成人してから付き合ってくれるだけでも充分なんですが、
大人なものファミリー映画も増え、鑑賞後、感想を話し合う楽しみが嬉しい限りです。
日本人が初の主人公と聞いたときは、ムーランのような時代劇物だと思いました。
それでは、世界はともかく今の日本の子どもたちにはアピールできませんものね。
個人的には、七人の侍を題材にしたディズニー風アニメを期待しているのですが。(ピクサーではバグズ・ライフがありました)
これはロボット物プラス戦隊系でしょうか。28号アトム世代の私は、
思わぬアクションの連続に結構楽しめました。
アナから続く感涙風の広告展開は女性層を狙ったのでしょうか、本編とは、やはり違和感が。
インターステラーと同じようなシーン、ロボットの犠牲的精神にポロっときてしまいました(これもプログラムなんですが、ここで前半笑ったあの命令ワードで泣かせるなんて…)。
出だしの対戦シーンで、お金を賭けるにはディズニーにはあるまじきかなぁ。
私の子供の頃も負けると、ビー玉もメンコもベーゴマも取られていましたが今は…。
子育てに頭ごなしの否定は厳禁なので、兄がうまいこと大学へ連れて行ったのは、なるほどと展開に感心しました。
ただ、どちらかといえば悪役に感情移入してしまった私は、結末にはちょっと不満です。
教授と娘の再会シーンは普通ありそうですし、危ないところを教授が助けに来るとか…。
あー 娘たちの感想は…話がウマすぎる♪…でした。
No title
ナドレックさんコメントありがとうございました、今年もよろしくお願いいたします。
この映画、すごい良く出来ていたとは思うんですが、なんかイマイチ乗れなかったんですよね。
なんというかピクサーのメソッドを本当教科書取りに取り入れているから、お話を作る側から考えちゃうと、イレギュラーな驚きがイマイチなくて・・・(^_^;)
似た葛藤を抱えている者同士を主人公と悪役に配置するのは、もう『カンフーパンダ2』や『怪盗グルーの月泥棒』『シュガーラッシュ』等でも試みられている王道の手法なんですが、なんか悪役もうちょっと掘り下げて欲しかったなあというか、上の方もおっしゃっているとおり、娘との再会シーンもうちょい描いてやってくれよ、みたいなw
・・・というか教授の娘が生きてて、兄ちゃんだけ無駄死にしたまま終わったのだけはちょっと意外だったかもw
あとはあれかな、日本のアニメでもよくある、早熟な天才少年が活躍するパターンがあんまり好みじゃないのかもしれない(^_^;)もっとダメなおじさんとかがいいんですよねw
この映画、すごい良く出来ていたとは思うんですが、なんかイマイチ乗れなかったんですよね。
なんというかピクサーのメソッドを本当教科書取りに取り入れているから、お話を作る側から考えちゃうと、イレギュラーな驚きがイマイチなくて・・・(^_^;)
似た葛藤を抱えている者同士を主人公と悪役に配置するのは、もう『カンフーパンダ2』や『怪盗グルーの月泥棒』『シュガーラッシュ』等でも試みられている王道の手法なんですが、なんか悪役もうちょっと掘り下げて欲しかったなあというか、上の方もおっしゃっているとおり、娘との再会シーンもうちょい描いてやってくれよ、みたいなw
・・・というか教授の娘が生きてて、兄ちゃんだけ無駄死にしたまま終わったのだけはちょっと意外だったかもw
あとはあれかな、日本のアニメでもよくある、早熟な天才少年が活躍するパターンがあんまり好みじゃないのかもしれない(^_^;)もっとダメなおじさんとかがいいんですよねw
Re: あけましておめでとうございます
annyob1さん、コメントありがとうござすます。
本年もよろしくお願い致します。
ULTIRAは未体験ですが、素晴らしいですか。
ぜひ体験したいものです。
成人した娘さんたちと一緒に映画を観て、鑑賞後に語り合うのは楽しそうですね。
本作のように老若男女どなたが観ても楽しめる作品は貴重ですね。
>あー 娘たちの感想は…話がウマすぎる♪…でした。
そ、そうですか。
ヒーロー全員が危機に陥ったクライマックスで、偶然や他者に助けられるのではなく、各人が知恵を絞って切り抜けるところなど、よく出来てると思いましたけど(^^;
教授と娘の再会を描かないところとか、辛辣な面もありますね。
たしかに教授を娘と再会させてあげたい気もしますが、やはりそこは厳しく当たるのが映画の規範なんでしょう。『黄金を抱いて翔べ』の記事にも書きましたが、悪事を働いたらまず相応の報いを受ける、という点は崩せないのでょう。
本作の主人公は正確には日系人で、日本人と白人のハーフという設定だそうです。原作は日本を舞台にした日本人の話ですが。ノーベル賞を受賞した中村修二氏や南部陽一郎氏のように米国で活躍する日系人も多いですから、さもありなんという感じですね。
本作の内容は、おっしゃるとおりロボット物プラス戦隊系といったおもむきですね。スーパー戦隊シリーズの原点でもある『バトルフィーバーJ』が東映とマーベルの業務提携により生まれたことを思えば、日本のスーパー戦隊シリーズとマーベルのヒーローたちはもともと近縁なわけですし。
心温まる感動作のような宣伝につられて来た観客が、ロボットやスーパーヒーローを好きになって帰ってくれればと願っています:-) もちろん、心温まる感動作でもありますが。
ロボットが犠牲的精神を発揮するのは、定番の展開ですね。アトムは太陽に突っ込みましたし、ジャイアントロボも大鉄人17も自分を犠牲にしました。
ロボット工学三原則が働いてるから、かもしれませんが、こういう流れには涙腺が緩んじゃいますね。
本年もよろしくお願い致します。
ULTIRAは未体験ですが、素晴らしいですか。
ぜひ体験したいものです。
成人した娘さんたちと一緒に映画を観て、鑑賞後に語り合うのは楽しそうですね。
本作のように老若男女どなたが観ても楽しめる作品は貴重ですね。
>あー 娘たちの感想は…話がウマすぎる♪…でした。
そ、そうですか。
ヒーロー全員が危機に陥ったクライマックスで、偶然や他者に助けられるのではなく、各人が知恵を絞って切り抜けるところなど、よく出来てると思いましたけど(^^;
教授と娘の再会を描かないところとか、辛辣な面もありますね。
たしかに教授を娘と再会させてあげたい気もしますが、やはりそこは厳しく当たるのが映画の規範なんでしょう。『黄金を抱いて翔べ』の記事にも書きましたが、悪事を働いたらまず相応の報いを受ける、という点は崩せないのでょう。
本作の主人公は正確には日系人で、日本人と白人のハーフという設定だそうです。原作は日本を舞台にした日本人の話ですが。ノーベル賞を受賞した中村修二氏や南部陽一郎氏のように米国で活躍する日系人も多いですから、さもありなんという感じですね。
本作の内容は、おっしゃるとおりロボット物プラス戦隊系といったおもむきですね。スーパー戦隊シリーズの原点でもある『バトルフィーバーJ』が東映とマーベルの業務提携により生まれたことを思えば、日本のスーパー戦隊シリーズとマーベルのヒーローたちはもともと近縁なわけですし。
心温まる感動作のような宣伝につられて来た観客が、ロボットやスーパーヒーローを好きになって帰ってくれればと願っています:-) もちろん、心温まる感動作でもありますが。
ロボットが犠牲的精神を発揮するのは、定番の展開ですね。アトムは太陽に突っ込みましたし、ジャイアントロボも大鉄人17も自分を犠牲にしました。
ロボット工学三原則が働いてるから、かもしれませんが、こういう流れには涙腺が緩んじゃいますね。
Re: No title
ゴーダイさん、こんにちは。本年もよろしくお願いします。
>ピクサーのメソッドを本当教科書取りに取り入れているから、お話を作る側から考えちゃうと、イレギュラーな驚きがイマイチなくて
さすが、作り手らしい感想:-)
私は、ピクサー作品の作り方とかこれだけ公開されてるのだからみんなもっと真似すればいいのに、と常々感じているので、きちんと取り入れてるのがさすがだなと思いました。
日本映画とか、インド、イラン、韓国等の映画を観れば、全然違うタイプの、驚くような作品にはこと欠かないので、ピクサーやその周辺くらいは「いつもの楽しさ」を堪能させてくれるのも良いかと:-)
>兄ちゃんだけ無駄死にしたまま終わったのだけはちょっと意外だったかもw
そこはいささか意外でしたね。
原作だと単にベイマックスの中に映像が残っているだけじゃなくて、ベイマックスの人工知能に思考や記憶が移植されて、代わりを務めてくれるのですが(ただし、原作では兄ではなく父)。
ただ、大切なものが失われても生きていかなければならない、というのはとても重要なテーマですし、それがこの作品に奥行を与えているのだと思います。『カールじいさんの空飛ぶ家』でおばあさんが復活したらブチ壊しになってしまうように、この展開しかなかったのでしょう。
>ピクサーのメソッドを本当教科書取りに取り入れているから、お話を作る側から考えちゃうと、イレギュラーな驚きがイマイチなくて
さすが、作り手らしい感想:-)
私は、ピクサー作品の作り方とかこれだけ公開されてるのだからみんなもっと真似すればいいのに、と常々感じているので、きちんと取り入れてるのがさすがだなと思いました。
日本映画とか、インド、イラン、韓国等の映画を観れば、全然違うタイプの、驚くような作品にはこと欠かないので、ピクサーやその周辺くらいは「いつもの楽しさ」を堪能させてくれるのも良いかと:-)
>兄ちゃんだけ無駄死にしたまま終わったのだけはちょっと意外だったかもw
そこはいささか意外でしたね。
原作だと単にベイマックスの中に映像が残っているだけじゃなくて、ベイマックスの人工知能に思考や記憶が移植されて、代わりを務めてくれるのですが(ただし、原作では兄ではなく父)。
ただ、大切なものが失われても生きていかなければならない、というのはとても重要なテーマですし、それがこの作品に奥行を与えているのだと思います。『カールじいさんの空飛ぶ家』でおばあさんが復活したらブチ壊しになってしまうように、この展開しかなかったのでしょう。
工学と社会
最初に思ったこと。台頭著しい中国へのディズニーからのラブレターか。日本をかの国にみたてて取り上げたのかな、と。ヒロ兄弟は日系でもあるし中華系アメリカンにも見えるので良し。日本への愛、なのか、中国への呼びかけなのか。
2つ目。天才的な学生さんたちが自由にそして協働して(ここが今はやりのチームワーク。ちょっと、くさい)新しいものを生み出していくその姿。なんでこんなのをいまさら見せられなくてはいけないの?と。日本もこういう姿を得意としていたはずなのに、というちょっと悔しい思い。
3つめ。この冬もうひとつの大作のように、活躍してくれた人(米マックス)は救って欲しかった。でもナドレックさんの文章を読んで納得(かな)。彼はああやって意味を残したということであるというのは理解してはいますが。それでも。。(苦笑)。
4つめ。「メアリーと不思議の森」ではバグの調査機器、ここではロボット工学と福祉の融合。一歩未来の(日本のアニメは昔を拾ってくるのが強い?)時代描写はさすがかと。教育役としてのハリウッドの面目躍如!
5つめ。工学と工学の活用およびその裏にある苦労というか努力、を一貫したストーリーとして提示してくれたので、誰かの指針になるのでは(学生さんとかのこれから世に出ようという人たちなど)、と。
他方、後半が西部劇ないしは自警団物語として展開したのは、とまどいました。まあそれも実はデジャブをみた戸惑い(日本のアニメやTV番組で散々見てきたからかもしれません)。
2つ目。天才的な学生さんたちが自由にそして協働して(ここが今はやりのチームワーク。ちょっと、くさい)新しいものを生み出していくその姿。なんでこんなのをいまさら見せられなくてはいけないの?と。日本もこういう姿を得意としていたはずなのに、というちょっと悔しい思い。
3つめ。この冬もうひとつの大作のように、活躍してくれた人(米マックス)は救って欲しかった。でもナドレックさんの文章を読んで納得(かな)。彼はああやって意味を残したということであるというのは理解してはいますが。それでも。。(苦笑)。
4つめ。「メアリーと不思議の森」ではバグの調査機器、ここではロボット工学と福祉の融合。一歩未来の(日本のアニメは昔を拾ってくるのが強い?)時代描写はさすがかと。教育役としてのハリウッドの面目躍如!
5つめ。工学と工学の活用およびその裏にある苦労というか努力、を一貫したストーリーとして提示してくれたので、誰かの指針になるのでは(学生さんとかのこれから世に出ようという人たちなど)、と。
他方、後半が西部劇ないしは自警団物語として展開したのは、とまどいました。まあそれも実はデジャブをみた戸惑い(日本のアニメやTV番組で散々見てきたからかもしれません)。
Re: 工学と社会
魚虎555さん、こんにちは。
世界第二位の映画市場・中国で受けるために、米国の映画会社も余念がありませんね。
『パシフィック・リム』のように中国/香港を舞台にしてみたり、『トランスフォーマー/ロストエイジ』のように中国との合作にして中国の外国映画枠(年に30本程度しか許されない)をすり抜けようとしたり、各社あの手この手で頑張っています。
ところが、ディズニーは事情が違うようです。
ジョン・ラセターがかかわった2006年以降のディズニー長編アニメーションの中国(香港除く)での展開状況を見てみましょう。
(IMDbとBox Office Mojoと中国語版ウィキペディアで調べたので、間違っていたらご容赦ください。)
2007年 『ルイスと未来泥棒』 未公開
2008年 『ボルト』 興行収入$6,578,259 (日本の興行収入の39.8%相当)
2009年 『プリンセスと魔法のキス』 未公開
2010年 『塔の上のラプンツェル』 未公開
2011年 『くまのプーさん』 未公開
2012年 『シュガー・ラッシュ』 興行収入不明
2013年 『アナと雪の女王』 興行収入$48,240,000 (日本の興行収入の19.4%相当)
2014年 『ベイマックス』 2015年3月1日公開予定
かように、中国では公開されていないか、公開しても日本での人気にはまったく及ばない状況です。
かつてディズニーはダライ・ラマ14世の伝記映画『クンドゥン』(1997年)を作って中国政府と関係が悪化したり、せっかく中国が舞台の『ムーラン』(1998年)を作ってもアメリカナイズが嫌われて不評を買ったりしました。これらが今も影響しているのでしょうか。
一方、ディズニーは日本のゲームキャラが大挙して登場する『シュガー・ラッシュ』を発表し、今また日本文化を色濃くたたえた『ベイマックス』を公開しました。
『シュガー・ラッシュ』は日本でヒットし、その興行収入は米英に次ぐ三位の成績です。『ベイマックス』も大ヒットスタートで快調です。『アナと雪の女王』は米国に次ぐ超大ヒットとなりました。
この状況を考えると、ディズニーが日本を重視するのももっともな気がします。
とはいえ、日本で公開された『ベイマックス』は日本風味満点でしたが、中国でも同じかどうか。中国公開時には、中国の観客を意識したローカライズや翻訳がなされるかもしれませんね。
今年は上海ディズニーリゾートがオープンする年でもありますし。
日本公開版『ベイマックス』はもちろん日本向けにローカライズされていますが、ローカライズは良いことばかりではありませんね。
いささか残念なのが題名です。
ベイマックスの名前を題にして、心優しいロボットを売りにした宣伝は巧いと思います(ヒーロー物として売ったら、日本での成功は難しかったでしょう)。
しかし映画のラスト、6人のヒーローが揃ったところにドーンと出る題名は、『ビッグ・ヒーロー・シックス』だから気分が高揚するのであって、『ベイマックス』じゃあ6人揃った画の意味がありません。
ここだけは観るたびに残念です。
>「メアリーと不思議の森」
『メアリーと秘密の王国』のことでしょうか。
イオンシネマでの公開だったため、観そびれてしまいました。イオンシネマに限定するなら、イオンシネマをもっとたくさんオープンさせて欲しいものです。
世界第二位の映画市場・中国で受けるために、米国の映画会社も余念がありませんね。
『パシフィック・リム』のように中国/香港を舞台にしてみたり、『トランスフォーマー/ロストエイジ』のように中国との合作にして中国の外国映画枠(年に30本程度しか許されない)をすり抜けようとしたり、各社あの手この手で頑張っています。
ところが、ディズニーは事情が違うようです。
ジョン・ラセターがかかわった2006年以降のディズニー長編アニメーションの中国(香港除く)での展開状況を見てみましょう。
(IMDbとBox Office Mojoと中国語版ウィキペディアで調べたので、間違っていたらご容赦ください。)
2007年 『ルイスと未来泥棒』 未公開
2008年 『ボルト』 興行収入$6,578,259 (日本の興行収入の39.8%相当)
2009年 『プリンセスと魔法のキス』 未公開
2010年 『塔の上のラプンツェル』 未公開
2011年 『くまのプーさん』 未公開
2012年 『シュガー・ラッシュ』 興行収入不明
2013年 『アナと雪の女王』 興行収入$48,240,000 (日本の興行収入の19.4%相当)
2014年 『ベイマックス』 2015年3月1日公開予定
かように、中国では公開されていないか、公開しても日本での人気にはまったく及ばない状況です。
かつてディズニーはダライ・ラマ14世の伝記映画『クンドゥン』(1997年)を作って中国政府と関係が悪化したり、せっかく中国が舞台の『ムーラン』(1998年)を作ってもアメリカナイズが嫌われて不評を買ったりしました。これらが今も影響しているのでしょうか。
一方、ディズニーは日本のゲームキャラが大挙して登場する『シュガー・ラッシュ』を発表し、今また日本文化を色濃くたたえた『ベイマックス』を公開しました。
『シュガー・ラッシュ』は日本でヒットし、その興行収入は米英に次ぐ三位の成績です。『ベイマックス』も大ヒットスタートで快調です。『アナと雪の女王』は米国に次ぐ超大ヒットとなりました。
この状況を考えると、ディズニーが日本を重視するのももっともな気がします。
とはいえ、日本で公開された『ベイマックス』は日本風味満点でしたが、中国でも同じかどうか。中国公開時には、中国の観客を意識したローカライズや翻訳がなされるかもしれませんね。
今年は上海ディズニーリゾートがオープンする年でもありますし。
日本公開版『ベイマックス』はもちろん日本向けにローカライズされていますが、ローカライズは良いことばかりではありませんね。
いささか残念なのが題名です。
ベイマックスの名前を題にして、心優しいロボットを売りにした宣伝は巧いと思います(ヒーロー物として売ったら、日本での成功は難しかったでしょう)。
しかし映画のラスト、6人のヒーローが揃ったところにドーンと出る題名は、『ビッグ・ヒーロー・シックス』だから気分が高揚するのであって、『ベイマックス』じゃあ6人揃った画の意味がありません。
ここだけは観るたびに残念です。
>「メアリーと不思議の森」
『メアリーと秘密の王国』のことでしょうか。
イオンシネマでの公開だったため、観そびれてしまいました。イオンシネマに限定するなら、イオンシネマをもっとたくさんオープンさせて欲しいものです。
年末年始と
大変、ご無礼しました。
今年もどうぞよろしくと今ごろ挨拶してる情けなさ。
長年、母親やってたもんで(とりあえず継続中)、こういうたぐいを見るときは、つい保護者モードになってる自分に気づきます。
子どもと一緒に見たいな~って思うか、これは見なくて、いや、一緒に見なくていいやって思うか。
これはぜひとも見たかった。
いろんな要素をきっちり入れてる。どっかで見たような話もあれど、それでこんだけのものになったら、お見事と。
仙台にいる長男が、去年見た二本のうちの一本がこれだったというんで、なでなでしてあげたくなりました。ははは。
日本じゃ、できないのですよね~。なんででしょうね。
昨今の日本の作品見てると、どうもグロい方向に行ってるきらいが目立って、気になります。と、胸キュンのこっぱずかしい奴。
今年もどうぞよろしくと今ごろ挨拶してる情けなさ。
長年、母親やってたもんで(とりあえず継続中)、こういうたぐいを見るときは、つい保護者モードになってる自分に気づきます。
子どもと一緒に見たいな~って思うか、これは見なくて、いや、一緒に見なくていいやって思うか。
これはぜひとも見たかった。
いろんな要素をきっちり入れてる。どっかで見たような話もあれど、それでこんだけのものになったら、お見事と。
仙台にいる長男が、去年見た二本のうちの一本がこれだったというんで、なでなでしてあげたくなりました。ははは。
日本じゃ、できないのですよね~。なんででしょうね。
昨今の日本の作品見てると、どうもグロい方向に行ってるきらいが目立って、気になります。と、胸キュンのこっぱずかしい奴。
Re: 年末年始と
sakuraiさん、こんにちは。
いやいやこちらこそ、ご挨拶もできませんで。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
ご子息が去年見た二本のうちの一本がこれとは、良い選択眼をお持ちです。
もう一本が気になるところです:-)
本作は映画の隅々まで配慮が行き届いていて舌を巻きますね。
それを支えているものの一つは、社会の成熟ではないかと思います。日本も見習いたいものです。
昨今、日本の作品がグロい方向に行ってるきらいはあるかもしれませんね。
刺激の強い外国映画に対抗するためもあるでしょうが、そもそも送り手は受け手の期待に応えるものです。グロい作品が増えてるように感じられるのなら、それを見たがる人が増えているのかもしれません。
それはすなわち、日本社会が良い方向に進んでいるからかもしれません。
心理臨床家の米倉一哉氏は、国民全体でグロテスクなマンガや映画を観賞するのは、社会の平和にとって「いいこと」だと云えるかもしれないとおっしゃってます。誰もが密かに心に抱える「グロテスクな事や危険な事への関心・興味」や「周囲への攻撃性」を、フィクションを通して昇華させたり、発散させているからです。グロテスクなマンガや映画が流行するのは、現実に血を流したり、他人や自分の痛みを知る機会が減っていることの裏返しなわけです。
もしもグロいマンガや映画がなかったら、「グロテスクな事や危険な事への関心・興味」が発散されずに溜め込まれ、あるとき実生活の中で爆発しかねない。アンビバレンスな感情から「自己の不一致」に陥って、リストカットをしたり、過食・拒食症になったり、大きな問題を起こしかねない。日本は他の国よりも自己の不一致に陥る人が多いそうです。本音と建前が、かなり離れているからだそうです。
そんな日本では、せいぜいグロい映画を楽しんで、「オエーッ」とか「ギャーッ」とか騒いで映画館を出るのがいいんじゃないでしょうか。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20141210/274992/
『遊星からの物体X』のおぞましい映像にのけぞったのは1982年のことでした。
それから30年以上を経て、VFXの進歩が日本でもグロい映画を量産できるようにしてくれました。
『寄生獣』の完結編が楽しみです:-)
いやいやこちらこそ、ご挨拶もできませんで。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
ご子息が去年見た二本のうちの一本がこれとは、良い選択眼をお持ちです。
もう一本が気になるところです:-)
本作は映画の隅々まで配慮が行き届いていて舌を巻きますね。
それを支えているものの一つは、社会の成熟ではないかと思います。日本も見習いたいものです。
昨今、日本の作品がグロい方向に行ってるきらいはあるかもしれませんね。
刺激の強い外国映画に対抗するためもあるでしょうが、そもそも送り手は受け手の期待に応えるものです。グロい作品が増えてるように感じられるのなら、それを見たがる人が増えているのかもしれません。
それはすなわち、日本社会が良い方向に進んでいるからかもしれません。
心理臨床家の米倉一哉氏は、国民全体でグロテスクなマンガや映画を観賞するのは、社会の平和にとって「いいこと」だと云えるかもしれないとおっしゃってます。誰もが密かに心に抱える「グロテスクな事や危険な事への関心・興味」や「周囲への攻撃性」を、フィクションを通して昇華させたり、発散させているからです。グロテスクなマンガや映画が流行するのは、現実に血を流したり、他人や自分の痛みを知る機会が減っていることの裏返しなわけです。
もしもグロいマンガや映画がなかったら、「グロテスクな事や危険な事への関心・興味」が発散されずに溜め込まれ、あるとき実生活の中で爆発しかねない。アンビバレンスな感情から「自己の不一致」に陥って、リストカットをしたり、過食・拒食症になったり、大きな問題を起こしかねない。日本は他の国よりも自己の不一致に陥る人が多いそうです。本音と建前が、かなり離れているからだそうです。
そんな日本では、せいぜいグロい映画を楽しんで、「オエーッ」とか「ギャーッ」とか騒いで映画館を出るのがいいんじゃないでしょうか。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20141210/274992/
『遊星からの物体X』のおぞましい映像にのけぞったのは1982年のことでした。
それから30年以上を経て、VFXの進歩が日本でもグロい映画を量産できるようにしてくれました。
『寄生獣』の完結編が楽しみです:-)
No title
出来すぎてるってのが確かに言い得て妙ですなあ。
この物語の基本として、ベイマックスがスタンドアローン型である事が実はとても大事なんだと思う。これが「her」のサマンサのようにネットを介在してどこにもいる存在になると手に負えなくなってしまう。実はそういうネット上の人格概念みたいな物に秘かに恐怖を覚えて、ベイマックスのようなスタンドアローン型に癒しを与えられてしまったりしているのかもしれない。スタンドアローン型って、オモチャとか人形とかと通じるから。今回のヨウカイも独立した小ネットみたいな存在だったので、もしかしたら次は世界その物を侵食して、彼等以外の全てが敵になるようなネット感染型存在が敵になったりするかもなあとか夢想したりもします。
この物語の基本として、ベイマックスがスタンドアローン型である事が実はとても大事なんだと思う。これが「her」のサマンサのようにネットを介在してどこにもいる存在になると手に負えなくなってしまう。実はそういうネット上の人格概念みたいな物に秘かに恐怖を覚えて、ベイマックスのようなスタンドアローン型に癒しを与えられてしまったりしているのかもしれない。スタンドアローン型って、オモチャとか人形とかと通じるから。今回のヨウカイも独立した小ネットみたいな存在だったので、もしかしたら次は世界その物を侵食して、彼等以外の全てが敵になるようなネット感染型存在が敵になったりするかもなあとか夢想したりもします。
Re: No title
ふじき78さん、こんにちは。
なるほど、スタンドアローン型ですか。
シンギュラリティを楽しみにしている私は『her/世界でひとつの彼女』のサマンサが大好きなんですけど、それはともかく、ロボットの頭脳がクラウドにあって、手足の付いてる人型部分は単なる端末扱いになっちゃうと、映画やテレビ番組のクライマックスに「悲しいお別れ」をもってくることができませんね。「このボディは廃棄して、スペアボディを起動させて家で待ってます」と云われたら、感動できない。
ドラマを盛り上げるには、スタンドアローン型が欠かせないんでしょうね。
なるほど、スタンドアローン型ですか。
シンギュラリティを楽しみにしている私は『her/世界でひとつの彼女』のサマンサが大好きなんですけど、それはともかく、ロボットの頭脳がクラウドにあって、手足の付いてる人型部分は単なる端末扱いになっちゃうと、映画やテレビ番組のクライマックスに「悲しいお別れ」をもってくることができませんね。「このボディは廃棄して、スペアボディを起動させて家で待ってます」と云われたら、感動できない。
ドラマを盛り上げるには、スタンドアローン型が欠かせないんでしょうね。
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こんにちは。僕はヒロ。ヒーローです。
ベイマックス(日本語吹替版) 監督/ドン・ホール&クリス・ウィリアムズ
【声の出演】
本城雄太郎(ヒロ)
川島得愛 (ベイマックス)
菅野美穂 (キャス)
小泉孝太郎(タダシ)
【ストーリー】
西洋と東洋の文化がマッチし、最先端技術分野の先駆者たちが数多く住んでいるサンフランソウキョウ。そこに暮らしている14歳の天才児...
『ベイマックス』 (2014)
日本情緒ただよう痛快アメコミ・ヒーロー・アニメ!
純然たるディズニーのフルCGアニメながら、アメコミヒーローものであり、日本アニメのエッセンスも色濃く香る不思議なエンタメ作品であった。
『アナと雪の女王』(13)の歴史的ヒットも記憶に新しく、今なおその...
ベイマックス
ベイマックス@ウォルト・ディズニー試写室
ベイマックス
評価:★★★★【4点】(招待券)
起伏に満ちたストーリーはアニメの域を超えた?
「ベイマックス」、ぷよぷよロボットの大冒険
おススメ度 ☆☆☆☆
ロボット好き ☆☆☆☆☆
舞台は、架空都市サンフランソウキョウ、サンフランシスコと東京が合体。そこここに漢字や仮名の勘弁がなんとなく懐かしい。
映画館の都合で、2D吹き替え版で鑑賞。まあ、この手の作品は、吹き替えのほうが気楽。
もう大評判...
『ベイマックス』 2014年12月27日 TOHOシネマズ錦糸町
『ベイマックス』 を鑑賞しました。
パスポート3本目
【ストーリー】
西洋と東洋の文化がマッチし、最先端技術分野の先駆者たちが数多く住んでいるサンフランソウキョウ。そこに暮らしている14歳の天才児ヒロは、たった一人の肉親であった兄のタダシを亡くしてしまう。深い悲しみに沈む彼だったが、その前にタダシが開発した風船のように膨らむ柔らかくて白い体のロボット、ベイマックスが現れる。苦しんでいる...
ベイマックス
今日は、この時期らしい天候で・・・
『ベイマックス』('14初鑑賞84・劇場)
☆☆☆☆☆ (10段階評価で 10)
12月20日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター7にて 15:00の回を鑑賞。
ベイマックス ★★★
マーベルコミックスのヒット作「BIG HERO 6」を基に、ディズニーが放つアドベンチャー。架空の都市サンフランソウキョウを舞台に、並外れた頭脳を持つ少年ヒロが、生前に兄が開発したロボットのベイマックスと一緒に死の真相を暴こうとする。メガホンを取るのは、『くまの...
その柔らかさ、無限大 ドン・ホール クリス・ウィリアムズ 『ベイマックス』
ついさっき気づいたんですがね… 20日でブログ開始から丸10年経ってました… あ
ベイマックス
ハートフルな予告とはまったく違う、アメコミ風戦隊ものでした。日本をリスペクトしているのも悪くないんだけど、主要キャラクターの行動倫理にいまいち共感できなかったのと、日本語版はチョイ役の菅野美穂がトップクレジットにあったのがダメでしたね。 作品情報 2…
ベイマックス
【BIG HERO 6】 2014/12/20公開 アメリカ 108分監督:ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ声の出演(日本語吹替版):川島得愛、本城雄太郎、菅野美穂、小泉孝太郎
“優しさ”で世界を救えるか?
「あなたの心とカラダを守ります。」彼の名はベイマッ...
「ベイマックス」:戦隊アクションだったとは!
映画『ベイマックス』は、なんとマーヴル・コミックが原作だったんですってね。しかし
映画「ベイマックス」
2014/12/29、109シネマズ木場。
スクリーン5(シアター5)。
スクリーンがやや右寄りなので、中央通路直後のF列9、10を選択。
*
ユナイテッドシネマ豊洲では、椅子が動く、風や水しぶき、臭いまでも再現する
4DXシステムによる上映が行われている...
「ベイマックス」☆ふわぽよ
すっかりUPが年末押し迫った今頃になってしまったけど、クリスマスに「ベイマックス」を観てきたyo
『ベイマックス(吹替版)』
□作品オフィシャルサイト 「ベイマックス」□監督 ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ□脚本 ロバート・L・ベアード、ダニエル・ガーソン、ジョーダン・ロバーツ□キャスト(声の出演) 川島得愛、小泉孝太郎、菅野美穂、本城雄太郎、金田明夫
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[映画『ベイマックス』を観た(寸評)]
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ベイマックス
ベイマックス
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◆原題:BIG HERO 6
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◆出演:ライアン・ポッター、スコット・アツィット、T.J.ミラー、ジェイミー・チャン、デイモン・ウェイアンズ・Jr、ジェネシス・ロドリゲス...
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* * * * * * * * * *
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ベイマックス オリジナル・サウンドトラック (初回生産限定)(2014/12/17)V.A.商品詳細を見る
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深夜、あるラジオ番組で、リスナーからの西洋と東洋の
文化がマッチし、最先端技術分野の先駆者たちが数多く住んで
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ベイマックス [Big Hero 6] (2014USA)
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ベイマックス
BIG HERO 6
2014年
アメリカ
102分
アドベンチャー/コメディ/ファミリー
劇場公開(2014/12/20)
監督:
ドン・ホール
クリス・ウィリアムズ
製作総指揮:
ジョン・ラセター
声の出演:
スコット・アツィット:ベイマックス
ライアン・ポッター:ヒロ
T・J...
ベイマックス
【概略】
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ベイマックス
監督:ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ 出演:スコット・アツィット、ライアン・ポッター、T・J・ミラー、ジェイミー・チャン、デイモン・ウェイアンズ・Jr、ジェネシス・ロドリゲス、ダニエル・ヘニー、マーヤ・ルドルフ、ジェームズ・クロムウェル、アラン・テュデ...
ベイマックス (Big Hero 6)
監督 ドン・ホール/クリス・ウィリアムズ 主演 スコット・アツィット(声) 2014年 アメリカ映画 102分 アニメ 採点★★★ ブログタイトルの脇に「“泣ける”イコール“いい映画”なの?」なんてのを掲げちゃってるせいか、泣ける映画を全否定してると思われがち…