『her/世界でひとつの彼女』 FOMO症候群の私たちへ
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東京ディズニーリゾートを訪れたときのことだ。
例によってアトラクションは長蛇の列で、数十分にわたり見知らぬ人の後ろをのろのろ歩かねばならなかった。
私の前には高校生らしい女の子の二人連れがいた。図らずも私は彼女たちの言動を何十分も観察することになった。
二人にはほとんど会話がなかった。
一人は手持無沙汰で突っ立っているだけだったが、もう一人はスマートフォンをいじるばかりで相方を顧みもしなかった。LINEか何かのSNSで、メッセージをやりとりしていたのだろう。スマホを持った彼女は、休むことなく文字を打ち込んでいた。
一緒に遊びに来るほどだから仲が良い二人なのだろうが、ときどき発せられる声はスマホをいじる女の子の笑いくらいで、目の前の友人に向けられたものではなかった。列の先頭に着くまで、二人の会話は聞かれなかった。
別のアトラクションに並んだときは、私の前に賑やかな女の子の一団がいた。
ミニーのような赤と黒の服で揃えた四人組は、関西弁でよく喋った。
センター・オブ・ジ・アースの地底走行車に乗り込んでも喋りどおしで、急降下するときのけたたましさは聞いてる方が笑ってしまうほどだった。
楽しそうな彼女たちに呑まれて、こちらまでいつも以上に楽しい気持ちになった。
後者の一団は誰一人としてスマホもケータイも取り出さず、目の前の友人同士のお喋りに夢中だった。
いまどきはこちらの方が珍しいかもしれない。
SNSの広がりとスマートフォンの普及により、多くの人がいつでもどこでもスマホをいじるようになった。目の前の人間よりも、小さな機器に表示される文字列が気になって仕方がない。
日本だけではない。中国では誰も彼もが朝から晩まで中国版LINEとも云うべき微信(ウェイシン)をチェックしており、その激しさは日本の比ではないという。スマートフォン普及率が日本の二倍にもなる韓国では、自動車運転中の「ながらスマホ」による交通事故も多いという。
このような状態をFOMO(フォーモー)と呼ぶ。
「fear of missing out」。すなわち「見逃してしまうこと、取り残されてしまうことへの不安」のことだ。
先行してSNSが普及した米国では、パーティー会場へのスマホ持ち込みを禁止する動きもあるという。食事やパーティーの際は入口でスマホを預け、参加者との会話を楽しみましょうということだ。
iPhoneの所有者であれば、Siri(シリ)を利用する人も多いだろう。
Siriは秘書機能を提供するアプリケーションで、利用者の声に反応して秘書のように受け答えしてくれる。
音声で質問すれば音声で答えてくれるのは便利だが、はたから見ると誰もいないのに小さな機器に向けて口をパクパクさせているのは奇妙かもしれない。
『her/世界でひとつの彼女』は、そんな現代の私たちを、皮肉や批判ではなく優しい眼差しで見つめた映画だ。
舞台となるのは、ちょっと未来のロサンゼルス。映画の最後に上海ユニットのスタッフがクレジットされることでも判るように、超高層ビルの林立する都会の景色は上海ロケの成果である。ソ連映画『惑星ソラリス』(1972年)では、未来都市のシーンを東京で撮影したが、いま未来的な光景を求めるなら上海がうってつけということだ。
この映画には四人の"彼女"が登場する。
主人公セオドアの妻キャサリン、大学時代にちょっとだけ付き合ったことのある人妻エイミー、友人から紹介されてデートした相手、そしてコンピューターのOS1(オーエス・ワン)が生み出した仮想人格サマンサ。忠実に秘書業務をこなしてくれるサマンサは、iOS上のSiriの発展形といえよう(もっとも、スパイク・ジョーンズ監督が本作を構想したのは、Siriの登場より前のことだが)。
キャサリンとは別居中で、もう離婚届にサインするだけの状態だ。まだキャサリンのことを引きずるセオドアは、なかなかサインできずにいるが、関係を修復するのは不可能だろう。
エイミーは良き友として接してくれるが、それでセオドアの孤独が癒されるわけではない。
そんな彼の心の襞に分け入り、話し相手になってくれたのが、人間ではないサマンサだった。
サマンサは、Siriのようにクラウドのサーバー群で動作しており、パソコンや携帯機器を介してセオドアに話しかける。
彼女は知的でユーモアがあって、セオドアのことをよく理解してくれた。
現実の人間関係では、いつも良好な間柄でいられるとは限らない。趣味嗜好が合わないこともあるし、意見が衝突することもある。どんなに同じ好み、同じ志向の人であっても、今この瞬間にやりたいことは違うかもしれない。
けれどもサマンサとはいつだって気が合った。他の誰と話すよりもサマンサとの会話が楽しかった。ほどなくセオドアはサマンサと恋に落ちる。
セオドアとサマンサの会話の描き方は、黒澤流の極致で面白い。
撮影時には(エイミー・アダムスがエイミーを演じたように)サマンサ・モートンがサマンサを演じたが、編集段階でキャラクターに合っていないと感じたジョーンズ監督は、スカーレット・ヨハンソンの声に取り換えた。こんなことができるのも、サマンサを演じる役者がスクリーンには映らないからだ。
それでもスタンリー・キューブリック監督が『2001年宇宙の旅』にコンピューターのHAL9000を登場させたときは、HAL9000のカメラアイを大写しにして、そこに何者かがいるかのように演出した。ボーマン船長とHAL9000の対立を描くには、HAL9000の存在感を視覚的にも強調する必要があったのだろう。
けれどもスパイク・ジョーンズ監督は、本作において『2001年宇宙の旅』のような演出はしない。コンピューターのキャラクターを確立したり、コンピューターが喋ったりすることが(特にゲームの世界では)珍しくない現在、存在感を示すのにわざわざそんな演出をするまでもないからだろう。
それに本作の主眼は、サマンサよりもセオドアというリアルな人間を描写することだと思われる。
黒澤明監督は、宮崎駿監督との対談において、次のように語っている。
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だからこれはごく簡単なことだけど、例えば台詞をいってるときも、「だめだよ、相手のいうことちゃんと聞かなきゃ。自分の台詞いう番をただ待ってちゃだめだ。相手の話をほんとに聞いてるからこそ、あんたのこの台詞が出てくるんでね、聞いてなきゃだめだよ」っていう。まあ、僕んとこへ出てる連中はちゃんと聞きますけどね。そうじゃない俳優さんが多いんです。
で、編集は大抵台詞をいってるほうからいってるほうへつないでいきますね。僕の場合はほんとに二人でやらせといて、両方から一度に撮っちゃうわけよ。そうすると、話してるほうから話してるほうへつなぐと、聞いてるほうから聞いてるほうのがもう一本できる。それでどっちが面白いかというと、聞いてるほう。ほんとに聞いてたら、聞いてるほうがいろんな表情が出るわけ。相手のいってることを聞いて、途中でなんかいいかかったりなんかして。でね、ちゃんと聞いてないのと聞いてるほうの両方のラッシュを見せる。「見ろ」といって(笑)。「間がもたない顔してるじゃないか。ちゃんと聞いてりゃ、こんな顔映るはずない」というわけよ。
― 黒澤明・宮崎駿 (1993) 『何が映画か 「七人の侍」と「まあだだよ」をめぐって』 徳間書店 ―
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本作のカメラが捉えるのは、サマンサのセリフを聞くセオドアの表情だ。
サマンサとの会話に限らない。本作のカメラは話し手よりも聞き手であるセオドアを重視する。
サマンサの話を楽しそうに聞くセオドア、エイミーの打明け話に神妙に耳を傾けるセオドア、キャサリンの辛辣な言葉にショックを受けるセオドア、出会い系サイトの見知らぬ女の異常さにうろたえるセオドア。ホアキン・フェニックスがそんなセオドアを見事に演じ、観客はセオドア一人に感情移入していく。
観客が興味を引かれるのは、人間とコンピューターの恋が成就するか否かではない。コンピューターとの恋に落ちたセオドアが何を思い、どう行動するかだ。
やがて彼は気付いてしまう。
サマンサとのやりとりは確かに心地好いけれど、それは手紙を代筆する自分の仕事と同じじゃないかと。
セオドアの職業は心温まる手紙の代筆だ。夫から妻へ、子から親へ、忙しい(あるいは筆不精な)人々に代わり、心地好い文で手紙を書いてあげる。
夫は妻を愛しているかもしれない。子は親を気遣っているかもしれない。受けとった人は喜ぶだろうし、素敵な手紙に感動するかもしれない。でも、手紙の内容は本人の想いではない。本当の想いではない。文章の巧いセオドアが、心のこもった文になるように美辞麗句を連ねたものだ。
ここでセオドアを手紙の代筆業にした設定が効いてくる。
サマンサとの会話は心地好いけれど、本物の人間が相手だったら心地好い会話ばかりしていられるだろうか。
彼がそれに気付く展開はいささかショッキングだ。
彼は久しぶりに会った妻キャサリンと最後の時間を心地好く過ごそうとするが、その試みはもろくも崩れてしまう。キャサリンに罵倒され、険悪な状況になってしまう。
予想もつかない反応をする。ときには聞きたくないことを口にする。それが人間であることに、セオドアは気付いてしまった。
だからといって、サマンサが所詮は機械……というわけではない。
本作はサマンサを怪物扱いしたり所詮は機械とおとしめたりせず、あくまで優しく好意的なキャラクターとして描いている。
そんな描き方ができるのは、作り手がテクノロジーと生物についての哲学を持っているからだろう。テクノロジーを過大に捉えたりせず、卑小に捉えることもなく、人間社会を構成するものの一つとして正面から取り上げた本作は、優れたSF作品である。
心や意識の働きはシナプス間を伝達される信号によるものだ。であるならば、充分な複雑さを備えた仕組みであれば、人工物でも同じような働きができるのではないか。
そう考察したのが『宇宙戦艦ヤマト2199』の第9話「時計仕掛けの虜囚」だった。
本作の根底にも同様な考察がうかがえる。
人間が変わるように、サマンサもまた変化する。人間が成長するように、サマンサもまた成長する。
サマンサが高次の世界に旅立つ幕引きは、SFらしい深遠さとともに、籠の鳥に留まらない女性との別れのほろ苦さを漂わせる。
そしてそこには変化への、成長への、力強い肯定がある。
小さな機械の画面に目を奪われている私たちに、顔を上げさせ、周りの人に注意を向けさせる力強さがある。
長年、代筆人をしていたセオドアは、最後に彼の手紙を書く。
彼からの、彼自身の想いを込めた手紙だ。
それはサマンサではなく、人間のキャサリンへの手紙だった。キャサリンに素直な想いを届けられるほど、彼もまた成長したのだ。
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親愛なるキャサリン
僕はここに座って、君に謝罪したかったすべてのことを考えていた。
お互いが原因のすべての痛み。君に押し付けたものすべて。僕が君に求めたすべてのもの、君に云ってもらいたかったすべてのものを。
すまなかった。
僕はいつも君を愛している。僕たちはともに成長し、君は僕を手助けしてくれた。
君のかけらはいつも僕の中にあるんだと知って欲しかった。そして僕はそれに感謝しているんだ。
君がどんなに変わろうと、世界のどこにいようと、僕は君に愛を送るよ。
最後まで君は僕の友人だ。
愛を込めて、セオドア
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![her/世界でひとつの彼女 ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/2枚組) [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51CxVHh3LYL._SL160_.jpg)
監督・脚本/スパイク・ジョーンズ
出演/ホアキン・フェニックス スカーレット・ヨハンソン エイミー・アダムス ルーニー・マーラ オリヴィア・ワイルド クリス・プラット マット・レッシャー ポーシャ・ダブルデイ
日本公開/2014年6月28日
ジャンル/[ロマンス] [SF] [コメディ] [ドラマ]

【theme : 特撮・SF・ファンタジー映画】
【genre : 映画】
tag : スパイク・ジョーンズホアキン・フェニックススカーレット・ヨハンソンエイミー・アダムスルーニー・マーラオリヴィア・ワイルドクリス・プラットマット・レッシャーポーシャ・ダブルデイ
⇒comment
人間の
心憎いまでの微妙な表情までじっくりとあらわされておりましたが、いかんせん、眠くて、眠くて、眠くて。
もうちょっと削いでもよかったなあと感じました。
もうちょっと削いでもよかったなあと感じました。
Re: 人間の
sakuraiさん、こんにちは。
そうですか、眠かったですか。
私は美しい映像と興味深いストーリーを堪能しましたが、もしかしたらそれは私が男性だからかもしれません。
本作の主人公は情けない男のようでいて、実はモテモテなんですよね。ルーニー・マーラと結婚していて、エイミー・アダムスとも仲良くて、オリヴィア・ワイルドに迫られて、スカーレット・ヨハンソンと恋仲。
もしも男女が逆で、ハンサムな男優がゾロゾロ出てきて女性が取り巻かれる話だったら、sakuraiさんにも面白かったかも:-p
私は本作のテクノロジーの描き方にも感心しましたが、スパイク・ジョーンズ監督はそれが主眼ではないと述べていますね。
---
人とテクノロジーの関係を描きたかったわけではなかった。描きたかったのは人と人とがどうやったら繋がれるのかや、親密であることへの挑戦、そういうことだった。皆さんご存知の通り、人同士が本当の意味で心を通わせるのは難しい。人と親密な関係を築けないことを、いまはテクノロジーのせいにしているが、20年前はまた違うものを言い訳にしていた。たしかに、現代社会を生きるわれわれは忙しいし、受ける情報量もすごく大きい。そのなかで、自分に正直に表現した上で相手と通じ合うことの難しさ、それがいかに挑戦的なことなのかということを描くための作品だった。
---
http://wired.jp/2014/06/12/spike-jones-her/2/
監督の狙いは成功したのではないかと思います。
そうですか、眠かったですか。
私は美しい映像と興味深いストーリーを堪能しましたが、もしかしたらそれは私が男性だからかもしれません。
本作の主人公は情けない男のようでいて、実はモテモテなんですよね。ルーニー・マーラと結婚していて、エイミー・アダムスとも仲良くて、オリヴィア・ワイルドに迫られて、スカーレット・ヨハンソンと恋仲。
もしも男女が逆で、ハンサムな男優がゾロゾロ出てきて女性が取り巻かれる話だったら、sakuraiさんにも面白かったかも:-p
私は本作のテクノロジーの描き方にも感心しましたが、スパイク・ジョーンズ監督はそれが主眼ではないと述べていますね。
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人とテクノロジーの関係を描きたかったわけではなかった。描きたかったのは人と人とがどうやったら繋がれるのかや、親密であることへの挑戦、そういうことだった。皆さんご存知の通り、人同士が本当の意味で心を通わせるのは難しい。人と親密な関係を築けないことを、いまはテクノロジーのせいにしているが、20年前はまた違うものを言い訳にしていた。たしかに、現代社会を生きるわれわれは忙しいし、受ける情報量もすごく大きい。そのなかで、自分に正直に表現した上で相手と通じ合うことの難しさ、それがいかに挑戦的なことなのかということを描くための作品だった。
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http://wired.jp/2014/06/12/spike-jones-her/2/
監督の狙いは成功したのではないかと思います。
No title
いかんせん私も眠くて眠くてて眠くて。
もしかしたら私は女性なのか。
もしかしたら私は女性なのか。
Re: No title
ふじきさんに目覚めの時が……。
⇒trackback
トラックバックの反映にはしばらく時間がかかります。ご容赦ください。her/世界でひとつの彼女/恋をしても独り
her/世界でひとつの彼女Her/監督:スパイク・ジョーンズ/2013年/アメリカ
その世界の中で、わたしは何になれるの?
ヒューマントラストシネマ有楽町 シアター1 E-11で鑑賞。チケット取るの前日になっていつもの席を逃す…が、E列でも近すぎるということはなかったので今後の参考に書き留めておきましょう。
あらすじ:彼女がパソコンから出てきません。
手紙の代筆業をやっている...
her 世界でひとつの彼女/HER
「マルコヴィッチの穴」「かいじゅうたちのいるところ」「I'm here」の
スパイク・ジョーンズが監督と脚本を手掛けた近未来ラブストーリー
今年いちばんくらいに楽しみにしてた、久々のスパイク・ジョーンズ監督&脚本作。
アカデミー賞作品賞ほか5部...
「her/世界でひとつの彼女」 人生にときめくAIは愛の夢を見るの♪
「her/世界でひとつの彼女」 (2013)アメリカ
原題/
監督/スパイク・ジョーンズ
出演/ホアキン・フェニックス スカーレット・ヨハンソン(声) エイミー・アダムス ルーニー・マーラー 他
そう遠くない未来のロサンゼルス。
手紙の代筆業屋で働くセオドア(ホアキン・フェニックス)は妻との離婚調停中で塞ぎがちな日々を過ごしていた。
そんなある日、セオドアはCM...
「her 世界でひとつの彼女」
(原題:her )面白い。人間と機械や人工知能との“恋愛”というネタは過去に何回も取り上げられてきたが、本作は“仕込み”が堂に入っており、一筋縄ではいかない奥深さを見せる。さすが屈折した持ち味が特徴のスパイク・ジョーンズ監督作だ。
近未来のロスアンジェル...
『her/世界でひとつの彼女』 (2013)
異端の形で真っ当な恋愛成長を説く上質作!
“AI(人工知能)と人間との恋愛モノ”と聞くと一発ネタに思われるが、さにあらず。誠実に心をうつラブ・ストーリーであった。
本作は、『マルコヴィッチの穴』(99)、『アダプテーション』(02)、『アイム・ヒア』(1...
her/世界でひとつの彼女
評価:★★★☆【3,5点】(10)
AI(人工知能)を題材にしたSF映画であるけど、庶民的内容に
スパイク・ジョーンズ監督『her/世界でひとつの彼女』ホアキン・フェニックス、スカーレット・ヨハンソン、ルーニー・マーラ、エイミー・アダムス、他
注・内容、ラストに触れています。(そして、この記事はアップデートされるサマンサのように加筆、訂正ありです)『her/世界でひとつの彼女』(her)スパイク・ジョーンズ監督ホアキン・フェニックス、スカ
her 世界でひとつの彼女
『her 世界でひとつの彼女』をシネマライズで見てきました。
(1)アカデミー賞脚本賞を獲得した作品ということで映画館に行ってきました(注1)。
本作(注2)の舞台は、近未来のロスアンジェルス(注3)。
主人公セオドア(ホアキン・フェニックス)は、本人に代...
her / 世界にひとつの彼女
視聴環境:映画館、字幕
本作と「トライセンデンス」が偶然にも同時期に公開されているというのは非常に興味深い点。
両作品とも人間と人工知能の恋愛をテーマにしている作品なんですが、コンビニ弁当と奥さんの手料理くらいの差があります。
本作は離婚して寂し...
「her/世界でひとつの彼女」
かなり、きました。ナケマシタ。
her/世界でひとつの彼女・・・・・評価額1650円
ミステリアスな、心のありか。
面白いとか感動するとか言うよりも、非常に興味深い映画である。
斜に構えた独特のスタイルを持つ、スパイク・ジョーンズ監督によるユニークなラブストーリー。
コンピュータが感情を持った近未来、結婚に失敗して孤独を募らせた主人公は、音声コミュニケーション型OSの声だけの人工知能(AI)に恋してしまうのである。
まあ要するに、Siriさんが進化し続けて、独自の...
Her 世界でひとつの彼女
好きにならないワケがない
* * * * * * * * * *
近未来のロサンゼルス。
代筆ライターのセオドア(ホアキン・フェニックス)は、
妻と別れ、傷心の日々を過ごしています。
そんな寂しさから、人工知能のOSをダウンロード。
「サマンサ」と名乗る彼...
her/世界でひとつの彼女
この作品、じみ〜〜〜に楽しみにしてました。
映像は赤・オレンジ系で綺麗でしたが
んん〜〜切ない寂しい感が出てましたね〜
ストーリーはよく出来てると思いました。
コンピューターやら色々な物が進化し続けるこの時代
この作品観ても、わあ〜凄い!と思いながら、...
『her 世界でひとつの彼女』
近未来のアメリカ・ロサンゼルス。顧客の想いを代筆することを仕事にしているセオドア(ホアキン・フェニックス)は、妻キャサリン(ルーニー・マーラ)に去られ失意の日々を過ごしていた。見かねた友人のエイミー(エイミー・アダムス)が彼に女性を紹介しようとしても、...
『her/世界でひとつの彼女』
ラブレターのようなステキな恋の映画。スパイク・ジョーンズ監督のロマンチストぶりに酔いしれてしまいます。
子供心をベースに大人の様々な感情をトッピングする名手が人口知能 ...
her 世界でひとつの彼女
原題 HER
製作年度 2013年
上映時間 126分
脚本:監督 スパイク・ジョーンズ
出演 ホアキン・フェニックス/エイミー・アダムス/ルーニー・マーラ/オリヴィア・ワイルド/クリス・プラット/スカーレット・ヨハンソン
人工知能型OSの声に惹かれる主人公と、生身の女性よりも...
her 世界でひとつの彼女
近未来のアメリカ・ロサンゼルス。 中年男セオドアは、他人の代わりに手紙を書く“代筆ライター”で、幼なじみの妻キャサリンとは離婚調停中。 AI(人工知能)型OS(オペレーションシステム)のソフトウェアを購入した彼は、コンピュータ画面から聞こえてくる声“サマンサ”と毎日話すことが日課になった。 「自分の意志を持ち常に進化している」と言うサマンサに恋をしたセオドアは、真剣に彼女と付き合い始める…。...
her/世界でひとつの彼女
そう遠くない近未来のロサンゼルス。
“代筆ライター”のセオドア(ホアキン・フェニックス)は、離婚調停中の妻キャサリン(ルーニー・マーラ)への思いを断ち切れず、悲嘆な日々を送っていた。
ある日、最新式のAI型OSの広告を目にしたセオドアは、さっそく購入してPCに取り込むと、サマンサ(スカーレット・ヨハンソン)と名乗るOSが起動する。
気転が効き、ユーモラスで知性溢れるサマンサに...
映画:her/世界でひとつの彼女 次の一手がいつも読めない スパイク・ジョーンズ新作は、期待以上の出来!
期待の一作。
スパイク・ジョーンズの前作「かいじゅうたちのいるところ」は、かな〜り 印象的だったので。
子供の「心」の揺らぎ、を的確に描いていて、その痛みが突き刺さって仕方なかったのだ!
このためその年のベスト10(2010年)でも 3位(上期ではトップ...
her/世界でひとつの彼女
今年のアカデミー賞で脚本賞を受賞したスパイク・ジョーンズ監督のラブストーリーです。 パソコンのOSと恋をするってどういうこと!?と気になっていました。 ホアキン・フェニックスの演じる主人公と、声だけの出演のスカーレット・ヨハンソンの織り成す物語は、 予想以上に切なくて、でもとても優しい余韻の残る作品でした。
her 世界でひとつの彼女
試写会で観ました。題名の印象から感動物なのかなと思っていました。"AIとの恋”に人間じゃなくてロボットなの・・・と思ってたら OSだったんだ。遠くない未来のロサンゼルスが舞台で、妻と離婚し寂しく暮らしてたセオドアは人工知能型OSサマンサに出会いま...
her 世界でひとつの彼女 【劇場で鑑賞】
アカデミー賞脚本賞を受賞し、数々の賞に受賞 やノミネートをされた話題のラブストーリー、 『her 世界でひとつの彼女』が公開されました ので観に行ってきました、同時期には同じくAIを 題材にした映画『トランセンデンス』も公開 されており、そちらとの比較も興味深いと…
「her 世界でひとつの彼女」:恋愛と心を哲学する
映画『her 世界でひとつの彼女』の映像において、嫌でも目に残るのはホアキン・フ
「her 世界でひとつの彼女」 みた。
第86回アカデミー賞脚本賞の受賞作品。「人間と人工知能との恋」を描いた作品なのだけど、人工知能:サマンサとしてスカーレット・ヨハンソンが声だけ出演してところも注目ポイント。・・で、声だけだとあのハスキ
『her 世界でひとつの彼女』
□作品オフィシャルサイト 「her 世界でひとつの彼女」□監督・脚本: スパイク・ジョーンズ □キャスト ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリヴィア・ワイルド スカーレット・ヨハンソン(声)■鑑賞日 6月29日(日...
her 世界でひとつの彼女
前回、満席で見れなかった本作。
新橋に出たついでに、有楽町のヒューマントラストで見てきました。
神奈川では公開なしと思っていたのですが桜木町の109シネマズMM横浜でも公開中でした
アカデミー脚本賞受賞作品です
なんとも不思議なストーリーでした。
ごくごく近い...
「her/世界でひとつの彼女」
スパイク・ジョーンズ監督、ホアキン・フェニックス主演のSFロマンス、「her/世
恋するOS~『her/世界でひとつの彼女』
her
"Hello,I'm Samantha."
手紙の代筆を生業とするセオドア(ホアキン・フェニックス)は、別居中の妻
(ルーニー・マーラ)との離婚に踏み切れずにいた。街で見かけた新しいソフ
トウェア 「OS1」 をインストールしたセオドアは、「サマンサ」 と名乗るその
「声」 と恋に落ちる。
近未来のLAを舞台に、才人スパイ...
her/世界でひとつの彼女
her/世界でひとつの彼女 ヒューマントラストシネマ有楽町 6/28公開。
近未来のロサンゼルスで、セオドア(ホアキン・フェニックス)は相手に
代わって思いのたけを手紙にしたためる代筆ライターをしていた。
長きにわたり共に生活してきた妻キャサリン(ルーニー・マーラ)と別れ、
悲嘆に暮れていた彼はある日、人工知能型OSサマンサ(スカーレット・ヨハンソン)と
出会う。
次第にセオ...
her 世界でひとつの彼女
怖さの方が優先。
her/世界でひとつの彼女 ★★★★
『かいじゅうたちのいるところ』などの鬼才スパイク・ジョーンズが監督と脚本を手掛けたSFラブストーリー。人工知能型OSの声に惹(ひ)かれる主人公と、生身の女性よりも魅力的なシステムとの恋のてん末を描く。『ザ・マスター』などのホアキン・フェニックスが主演を務め...
劇場鑑賞「her 世界でひとつの彼女」
OSと純愛…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201409270000/
★枚数限定ポスター★【ホアキン・フェニックス】her 世界でひとつの彼女 映画ポスター [DS]価格:6,800円(税込、送料別)
【楽天ブックスならいつでも送料無料】her/世界でひとつの彼女 [ スパ...
映画『her/世界でひとつの彼女』を観て〜アカデミー賞受賞作品
14-57.her/世界でひとつの彼女■原題:Her■製作年、国:2013年、アメリカ■上映時間:120分■料金:1,800円■鑑賞日:7月5日、ヒューマントラストシネマ有楽町(有楽町)
□監督・脚本:スパイク・ジョーンズ◆ホアキン・フェニックス◆エイミー・アダムス◆ルーニ...
her/世界でひとつの彼女
her/世界でひとつの彼女
'13:米
◆原題:HER
◆監督:スパイク・ジョーンズ「かいじゅうたちのいるところ」
◆出演:ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリビア・ワイルド、スカーレット・ヨハンソン
◆STORY◆近未来のアメリカ・ロサ...
A.愛. スパイク・ジョーンズ 『her/世界でひとつの彼女』
本年度アカデミー賞作品賞にノミネートされた中で、最も奇抜と言える本作品。遅れに遅
『her 世界でひとつの彼女』『ルビー・スパークス』をギンレイホールで観て、バーチャルな恋人括りやねんなふじき★★,★★★
◆『her 世界でひとつの彼女』
五つ星評価で【★★こんな「人生ふられ節」みたいな映画好きかって言われても……】
スパイク・ジョーンズのテンポが苦手で、
なかなかどう ...
her/世界でひとつの彼女
■「her/世界でひとつの彼女/her」(2013年・アメリカ)
●2013年アカデミー賞 脚本賞
●2013年LA批評家協会賞 作品賞・美術賞
●2013年ゴールデングローブ賞 脚本賞
監督=スパイク・ジョーンズ
主演=ホアキン・フェニックス エイミー・アダムス...
her/世界でひとつの彼女
【概略】
そう遠くない未来のロサンゼルス。ある日セオドアが最新のAI(人工知能)型OSを起動させると、画面の奥から明るい女性の声が聞こえる。彼女の名前はサマンサ。AIだけどユーモラスで、純真で、セクシーで、誰より人間らしい。セオドアとサマンサはすぐに仲良くなり、夜寝る前に会話をしたり、デートをしたり、旅行をしたり…一緒に過ごす時間はお互いにとっていままでにないくらい新鮮で刺激的。ありえない...
OSと恋をして、
8日のことですが、映画「her/世界でひとつの彼女」を鑑賞しました。
近未来のロサンゼルス、他人の代わりに思いを伝える手紙を書く代筆ライターのセオドアは長年連れ添った妻と別れ、傷心の日々を送っていた。
そんな時、人工知能OS「サマンサ」の個性的で魅力的な声に...
her/世界でひとつの彼女
【HER】 2014/06/28公開 アメリカ PG12 126分監督:スパイク・ジョーンズ出演:ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリヴィア・ワイルド、クリス・プラット、マット・レッシャー、ポーシャ・ダブルデイ声の出演:スカーレット・ヨハンソン
...
映画・her/世界でひとつの彼女
原題 HER2013年 アメリカ
ムービープラスにて鑑賞
近未来のロサンゼルスで独り暮らしをしているセオドア(ホアキン・フェニックス)勤務先はハートフルレター社−他人の手紙の代筆をする会社−で成績は良さそうですが帰宅の様子からしてどこかしら寂しげそれもそ...