『少年H』『麦子さんと』『グッモーエビアン!』『ザ・コール [緊急通報指令室]』 ムービープラス・アワード2013
ムービープラスが実施しているムービープラス・アワード 2013。
その4部門に投票したので、内容を紹介する。
今年は男優賞、女優賞が一部門の俳優賞にまとめられ、その代わり作品賞が洋画、邦画に分けられた。
投票に当たっては、例によって当ブログで未紹介の作品であることを心掛けた。
すなわち、取り上げたい作品であったにもかかわらず、ブログ記事をまとめるには至らなかったことを、ここに懺悔する次第である。
俳優賞
吉岡竜輝 (『少年H』)
日本でマイノリティを取り上げた映画を作るのは難しいだろう。なぜなら、マイノリティはあくまでマイノリティだから。
いくらマイノリティが共感できる作品に仕上げても、マイノリティの観客動員数は限られている。それなりの予算をかけた映画を全国で公開したくても、とてもペイできないだろう。
それでもマイノリティを取り巻く状況を巧くすくい取れば、描かれたマイノリティのみならず、誰もが感銘を受ける傑作になることがある。
在日コリアンの登場する『パッチギ!』、アイヌの登場する『許されざる者』等が素晴らしいのは、マイノリティもマジョリティも実はなんら変わらないことや、見方を変えれば誰もがマイノリティかもしれないことを示して、多くの人の共感を集めるからだ。
『少年H』の特徴は、キリスト教徒というマイノリティの家族を主人公にしたことだ。
20億人以上の信徒を擁する世界最大の宗教キリスト教も、日本では人口の1%程度しか信徒がいないと云われる。
戦時中を舞台にする本作には、主人公一家が「アーメン」と呼ばれて異端視される描写がある。
マイノリティだからこそ、戦争へと急激に傾いていく世情の不気味さを距離を置いて見つめられる。この視点が本作の肝だ。
劇中、Hこと肇少年は、「みんなでひとつになって敵と戦おう!」と気勢を上げる級友に食ってかかる。日頃から異端視されてきた彼は、この国がひとつなんかじゃないこと、「ひとつになろう」というかっこいい言葉が自分のような「異端者」への圧迫でしかないことを知っているからだ。
本作は、官憲に追われるうどん屋の兄ちゃんや、戦争を拒否して首を吊らざるを得ないオトコ姉ちゃんらを配し、国が滅亡に向かうとき、社会から多様性が失われていくことを描き出す。
消火訓練に励んだ人たちは、いざ焼夷弾が落ちると我先に逃げ出した。戦争が終わると、大人たちは手のひらを返すように態度を変えた。暴力的だった軍事教官すら、新しい「民主主義」の世の中に合わせようと懸命だ。
結局のところ、人々を動かしていたのは同調を強いる空気だったのだ。
中身のない空気だから、雲散霧消したら何も残らない。戦争の犠牲者は、空気のために死んだのだ。
マイノリティの少年の目から歴史を描く本作は、妹尾肇を演じた吉岡竜輝(よしおか たつき)さんの演技に負うところが大きい。
ときに無邪気に笑い、ときに大人をも睨みつける。子供っぽさと反骨を兼ね備えた彼が、一貫して映画の中心にいるから、大人たちの滑稽さや惨めさがあぶり出される。
とりわけ、遠くで炸裂する焼夷弾を目にして「花火みたい」と他人事のように見とれる描写は、主人公が少年だからできることだ。大人がこんなことを口にしたら、頭がおかしいと思われるだろう。美術好きな少年が焼夷弾に見とれる様は、この戦争の圧倒的なむなしさと裏表だ。
H役のオーディションの条件は、小学生から中学生までを一人で演じられることだったという。H役選びが難航する中、最後のオーディションで吉岡竜輝さんに巡り会えたことが、本作を形にする上で最大の成果だろう。
豪華なキャストと日韓スタッフの仕事ぶりも充実しており、みんなの代表として本作からは吉岡竜輝さんを俳優賞に選びたい。
『少年H』 [さ行]
監督/降旗康男 脚本/古沢良太
出演/水谷豊 伊藤蘭 吉岡竜輝 花田優里音 小栗旬 早乙女太一 原田泰造 佐々木蔵之介 國村隼 岸部一徳 濱田岳 山谷初男 でんでん
日本公開/2013年8月10日
ジャンル/[ドラマ] [戦争]
監督賞
山本透 (『グッモーエビアン!』)
2012年公開の作品だが、ムービープラス・アワード 2013 の対象は2012年12月1日~2013年12月31日に日本国内で公開初日を迎えた新作長編映画なので、2012年12月15日に封切られた本作も対象だ。
本作の魅力は何といってもアキとヤグのロックな生き方である。
将来のことをちゃんと考えて碁石を打つように生きるのも、これといって何もせずモラトリアムに過ごすのも人それぞれだ。
アキとヤグはどちらでもなく、今を全力で楽しく生きる。そのため彼らの生き方は、はたから見ると奇行のようにも感じられる。だが、今日が楽しくなかったら、はたしてその延長上の明日が楽しくなるだろうか。
同様のテーマに迫ったのが、タル・ベーラ監督の『ニーチェの馬』だ。
今日が楽しくないのだから、もちろん明日も楽しくない。その過酷さに人間は耐えられるのか。
154分の大長編は、そんな問いを突き付ける。
しかし、ニーチェの思想を表現しているのは『グッモーエビアン!』の方だろう。ニーチェが述べたのは、同じような毎日の繰り返しを生き抜ける超人たれということだ。
凡人には変わり者にしか見えないけれど、ロックのノリで生きていく超・自由人アキとヤグ。彼らこそ、実はニーチェの思想の体現者ではないだろうか。
……なんてことを考える間もなく、『グッモーエビアン!』は強烈なロックに乗せて疾走する。
「自分にはロックスピリットがないんです」と白状した麻生久美子さんと大泉洋さんを、無敵のパンクロッカーに仕上げた山本透監督に敬意を表する。
『グッモーエビアン!』 [か行]
監督・脚本/山本透 脚本/鈴木謙一
出演/麻生久美子 大泉洋 三吉彩花 能年玲奈 小池栄子 塚地武雅 土屋アンナ 竹村哲 MAH
日本公開/2012年12月15日
ジャンル/[ドラマ] [青春] [音楽]
作品賞 洋画
『ザ・コール [緊急通報指令室]』
面白い!
これは911緊急通報センターのオペレーターが、助けを求める電話を受け、通話だけで少女を救おうとするシンプルな物語だ。
シンプルなだけに、少女を襲う恐怖の大きさとオペレーターの無力さが観客にも実感できる。緻密な頭脳ゲームとホラーがかった演出が融合し、飛び切りのサスペンスを生み出している。
にもかかわらず当ブログで取り上げなかったのは、結末に共感できないからだ。
復讐を煽るような展開には首を捻る。星条旗の下の自警行為の正当化に共感できないのは、私が米国民ではないからだろうか。
それはさておき、面白さが秀逸なのは間違いない。本作を記憶にとどめておきたいと思う。
『ザ・コール [緊急通報指令室]』 [さ行]
監督/ブラッド・アンダーソン
出演/ハル・ベリー アビゲイル・ブレスリン モリス・チェスナット マイケル・エクランド マイケル・インペリオリ
日本公開/2013年11月30日
ジャンル/[サスペンス]
作品賞 邦画
『麦子さんと』
降参だ。
私には吉田恵輔監督の作品を文章にまとめることができない。
『さんかく』のときも鑑賞してから一年あまり悩んだ挙句、こんな記事でお茶を濁したが、どうせ『麦子さんと』も一年悩んだって記事にできないのだ。観たばっかりだが、とっとと懺悔するに限る。
『麦子さんと』を言語化できないのは、この映画にあまりにも感情的な部分が反応するからだろう。吉田監督は、受け手の痛いところに容赦なく手を突っ込んでくる。そのため、言語化するほど作品を客観視できない。
言語なんてものはヒト属が誕生して発達させたものだから、まだ数十万年の使用歴しかないが、感情はヒト属の誕生以前から(ヒト属か否かに関わらず)備わっているものだ。本当に奥深い感情は、言語で表現できなくて当然だ。そんな深みに届くのが、吉田監督作品だろう。
アイドル的美少女とアニオタを両立させる堀北真希さんの演技が素晴らしいとか、松田龍平さんのぶっきら棒な態度が相変わらず面白いとか、余貴美子さんのヘラヘラした笑いが本当に癇に障って凄いとか、温水洋一さんが大人っぽくてカッコイイとか、95分を駆け抜けるシンプルな作劇の妙とか、書きたいことはいっぱいあるけれど、本作を前にしたら蛇足にしか思えない。
作品賞には『ペコロスの母に会いに行く』、『さよなら渓谷』も考えたが、いさぎよく『麦子さんと』に降参しよう。
劇中、麦子さんはたくさん後悔する。ことわざに「後悔先に立たず」という。
どうせ私たちは、麦子さんとおんなじなのだ。
『麦子さんと』 [ま行]
監督・脚本/吉田恵輔 脚本/仁志原了
出演/堀北真希 松田龍平 麻生祐未 余貴美子 温水洋一 ガダルカナル・タカ ふせえり 岡山天音 田代さやか 喜多丘千陽 萱沼千穂
日本公開/2013年12月21日
ジャンル/[ドラマ] [コメディ] [青春]
その4部門に投票したので、内容を紹介する。
今年は男優賞、女優賞が一部門の俳優賞にまとめられ、その代わり作品賞が洋画、邦画に分けられた。
投票に当たっては、例によって当ブログで未紹介の作品であることを心掛けた。
すなわち、取り上げたい作品であったにもかかわらず、ブログ記事をまとめるには至らなかったことを、ここに懺悔する次第である。
俳優賞

日本でマイノリティを取り上げた映画を作るのは難しいだろう。なぜなら、マイノリティはあくまでマイノリティだから。
いくらマイノリティが共感できる作品に仕上げても、マイノリティの観客動員数は限られている。それなりの予算をかけた映画を全国で公開したくても、とてもペイできないだろう。
それでもマイノリティを取り巻く状況を巧くすくい取れば、描かれたマイノリティのみならず、誰もが感銘を受ける傑作になることがある。
在日コリアンの登場する『パッチギ!』、アイヌの登場する『許されざる者』等が素晴らしいのは、マイノリティもマジョリティも実はなんら変わらないことや、見方を変えれば誰もがマイノリティかもしれないことを示して、多くの人の共感を集めるからだ。
『少年H』の特徴は、キリスト教徒というマイノリティの家族を主人公にしたことだ。
20億人以上の信徒を擁する世界最大の宗教キリスト教も、日本では人口の1%程度しか信徒がいないと云われる。
戦時中を舞台にする本作には、主人公一家が「アーメン」と呼ばれて異端視される描写がある。
マイノリティだからこそ、戦争へと急激に傾いていく世情の不気味さを距離を置いて見つめられる。この視点が本作の肝だ。
劇中、Hこと肇少年は、「みんなでひとつになって敵と戦おう!」と気勢を上げる級友に食ってかかる。日頃から異端視されてきた彼は、この国がひとつなんかじゃないこと、「ひとつになろう」というかっこいい言葉が自分のような「異端者」への圧迫でしかないことを知っているからだ。
本作は、官憲に追われるうどん屋の兄ちゃんや、戦争を拒否して首を吊らざるを得ないオトコ姉ちゃんらを配し、国が滅亡に向かうとき、社会から多様性が失われていくことを描き出す。
消火訓練に励んだ人たちは、いざ焼夷弾が落ちると我先に逃げ出した。戦争が終わると、大人たちは手のひらを返すように態度を変えた。暴力的だった軍事教官すら、新しい「民主主義」の世の中に合わせようと懸命だ。
結局のところ、人々を動かしていたのは同調を強いる空気だったのだ。
中身のない空気だから、雲散霧消したら何も残らない。戦争の犠牲者は、空気のために死んだのだ。
マイノリティの少年の目から歴史を描く本作は、妹尾肇を演じた吉岡竜輝(よしおか たつき)さんの演技に負うところが大きい。
ときに無邪気に笑い、ときに大人をも睨みつける。子供っぽさと反骨を兼ね備えた彼が、一貫して映画の中心にいるから、大人たちの滑稽さや惨めさがあぶり出される。
とりわけ、遠くで炸裂する焼夷弾を目にして「花火みたい」と他人事のように見とれる描写は、主人公が少年だからできることだ。大人がこんなことを口にしたら、頭がおかしいと思われるだろう。美術好きな少年が焼夷弾に見とれる様は、この戦争の圧倒的なむなしさと裏表だ。
H役のオーディションの条件は、小学生から中学生までを一人で演じられることだったという。H役選びが難航する中、最後のオーディションで吉岡竜輝さんに巡り会えたことが、本作を形にする上で最大の成果だろう。
豪華なキャストと日韓スタッフの仕事ぶりも充実しており、みんなの代表として本作からは吉岡竜輝さんを俳優賞に選びたい。
『少年H』 [さ行]
監督/降旗康男 脚本/古沢良太
出演/水谷豊 伊藤蘭 吉岡竜輝 花田優里音 小栗旬 早乙女太一 原田泰造 佐々木蔵之介 國村隼 岸部一徳 濱田岳 山谷初男 でんでん
日本公開/2013年8月10日
ジャンル/[ドラマ] [戦争]
監督賞
![グッモーエビアン! 【初回限定仕様】 [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51kS0I2u3CL._SL160_.jpg)
2012年公開の作品だが、ムービープラス・アワード 2013 の対象は2012年12月1日~2013年12月31日に日本国内で公開初日を迎えた新作長編映画なので、2012年12月15日に封切られた本作も対象だ。
本作の魅力は何といってもアキとヤグのロックな生き方である。
将来のことをちゃんと考えて碁石を打つように生きるのも、これといって何もせずモラトリアムに過ごすのも人それぞれだ。
アキとヤグはどちらでもなく、今を全力で楽しく生きる。そのため彼らの生き方は、はたから見ると奇行のようにも感じられる。だが、今日が楽しくなかったら、はたしてその延長上の明日が楽しくなるだろうか。
同様のテーマに迫ったのが、タル・ベーラ監督の『ニーチェの馬』だ。
今日が楽しくないのだから、もちろん明日も楽しくない。その過酷さに人間は耐えられるのか。
154分の大長編は、そんな問いを突き付ける。
しかし、ニーチェの思想を表現しているのは『グッモーエビアン!』の方だろう。ニーチェが述べたのは、同じような毎日の繰り返しを生き抜ける超人たれということだ。
凡人には変わり者にしか見えないけれど、ロックのノリで生きていく超・自由人アキとヤグ。彼らこそ、実はニーチェの思想の体現者ではないだろうか。
……なんてことを考える間もなく、『グッモーエビアン!』は強烈なロックに乗せて疾走する。
「自分にはロックスピリットがないんです」と白状した麻生久美子さんと大泉洋さんを、無敵のパンクロッカーに仕上げた山本透監督に敬意を表する。
『グッモーエビアン!』 [か行]
監督・脚本/山本透 脚本/鈴木謙一
出演/麻生久美子 大泉洋 三吉彩花 能年玲奈 小池栄子 塚地武雅 土屋アンナ 竹村哲 MAH
日本公開/2012年12月15日
ジャンル/[ドラマ] [青春] [音楽]
作品賞 洋画
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面白い!
これは911緊急通報センターのオペレーターが、助けを求める電話を受け、通話だけで少女を救おうとするシンプルな物語だ。
シンプルなだけに、少女を襲う恐怖の大きさとオペレーターの無力さが観客にも実感できる。緻密な頭脳ゲームとホラーがかった演出が融合し、飛び切りのサスペンスを生み出している。
にもかかわらず当ブログで取り上げなかったのは、結末に共感できないからだ。
復讐を煽るような展開には首を捻る。星条旗の下の自警行為の正当化に共感できないのは、私が米国民ではないからだろうか。
それはさておき、面白さが秀逸なのは間違いない。本作を記憶にとどめておきたいと思う。
『ザ・コール [緊急通報指令室]』 [さ行]
監督/ブラッド・アンダーソン
出演/ハル・ベリー アビゲイル・ブレスリン モリス・チェスナット マイケル・エクランド マイケル・インペリオリ
日本公開/2013年11月30日
ジャンル/[サスペンス]
作品賞 邦画

降参だ。
私には吉田恵輔監督の作品を文章にまとめることができない。
『さんかく』のときも鑑賞してから一年あまり悩んだ挙句、こんな記事でお茶を濁したが、どうせ『麦子さんと』も一年悩んだって記事にできないのだ。観たばっかりだが、とっとと懺悔するに限る。
『麦子さんと』を言語化できないのは、この映画にあまりにも感情的な部分が反応するからだろう。吉田監督は、受け手の痛いところに容赦なく手を突っ込んでくる。そのため、言語化するほど作品を客観視できない。
言語なんてものはヒト属が誕生して発達させたものだから、まだ数十万年の使用歴しかないが、感情はヒト属の誕生以前から(ヒト属か否かに関わらず)備わっているものだ。本当に奥深い感情は、言語で表現できなくて当然だ。そんな深みに届くのが、吉田監督作品だろう。
アイドル的美少女とアニオタを両立させる堀北真希さんの演技が素晴らしいとか、松田龍平さんのぶっきら棒な態度が相変わらず面白いとか、余貴美子さんのヘラヘラした笑いが本当に癇に障って凄いとか、温水洋一さんが大人っぽくてカッコイイとか、95分を駆け抜けるシンプルな作劇の妙とか、書きたいことはいっぱいあるけれど、本作を前にしたら蛇足にしか思えない。
作品賞には『ペコロスの母に会いに行く』、『さよなら渓谷』も考えたが、いさぎよく『麦子さんと』に降参しよう。
劇中、麦子さんはたくさん後悔する。ことわざに「後悔先に立たず」という。
どうせ私たちは、麦子さんとおんなじなのだ。
『麦子さんと』 [ま行]
監督・脚本/吉田恵輔 脚本/仁志原了
出演/堀北真希 松田龍平 麻生祐未 余貴美子 温水洋一 ガダルカナル・タカ ふせえり 岡山天音 田代さやか 喜多丘千陽 萱沼千穂
日本公開/2013年12月21日
ジャンル/[ドラマ] [コメディ] [青春]

tag : 吉田恵輔 堀北真希 松田龍平 吉岡竜輝 山本透 麻生久美子 大泉洋 三吉彩花 ブラッド・アンダーソン ハル・ベリー
⇒comment
初めまして
パンパ~ンとトラックバック、ありがとうございました。
そろそろ寝ようとしていたところに、余りの返しの速さに驚いてしまいました。
当方も似たような企画=年間ランキングを今年も(昨年というべき?)やる予定です。
発表の暁には、もう一本トラックバックを送らせて頂きます。
よろしくお願い致します。
そろそろ寝ようとしていたところに、余りの返しの速さに驚いてしまいました。
当方も似たような企画=年間ランキングを今年も(昨年というべき?)やる予定です。
発表の暁には、もう一本トラックバックを送らせて頂きます。
よろしくお願い致します。
Re: 初めまして
SunHeroさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
この記事は年間ランキングというよりも落穂拾いのようなものかと(^_^;
貴ブログの年間ランキングを楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
この記事は年間ランキングというよりも落穂拾いのようなものかと(^_^;
貴ブログの年間ランキングを楽しみにしています。
麦子さん
これからなんで、楽しみに待ってます。
「少年H」は、子供たちが秀逸でした。
いまどきも探すと、昭和な子供たちがいっぱいいて、どこかホッとさせてくれます。
先日、「飛べ!ダコタ」と言うのを拝見してきましたが、日本の子供たちって、すごい!と思わせてもらいました。
「少年H」は、子供たちが秀逸でした。
いまどきも探すと、昭和な子供たちがいっぱいいて、どこかホッとさせてくれます。
先日、「飛べ!ダコタ」と言うのを拝見してきましたが、日本の子供たちって、すごい!と思わせてもらいました。
Re: 麦子さん
sakuraiさん、こんにちは。
昭和な子供って何ですか(^^;
風呂敷をマントにして月光仮面ごっこする子? (^_^;;
『飛べ!ダコタ』は見逃してしまったんですよ。
そろそろ観ないと終わっちゃいそうだと思ったら終わってましたorz
昭和な子供って何ですか(^^;
風呂敷をマントにして月光仮面ごっこする子? (^_^;;
『飛べ!ダコタ』は見逃してしまったんですよ。
そろそろ観ないと終わっちゃいそうだと思ったら終わってましたorz
No title
青っ洟の似合う子。。。
Re: No title
sakuraiさん、こんにちは。
青っ洟が似合うって、それは喜ぶべきことなのでしょうか(^^;
今は栄養事情が良くなったので、青っ洟を垂らす子は少なくなったかもしれませんね。
青っ洟が似合うって、それは喜ぶべきことなのでしょうか(^^;
今は栄養事情が良くなったので、青っ洟を垂らす子は少なくなったかもしれませんね。
⇒trackback
トラックバックの反映にはしばらく時間がかかります。ご容赦ください。ザ・コール [緊急通報指令室]
ザ・コール [緊急通報指令室]@スペースFS汐留
少年H
少年H@東宝試写室
グッモーエビアン!
グッモーエビアン!@一ツ橋ホール
『麦子さんと』を試写で観て、やはり断腸の思いで星三つだ★★★
五つ星評価で【★★★これも素晴らしい事は重々承知】
いい映画だ。
そして、ちょっとあざとい。
世の中のほとんどの誰もが親ってうざったいという「麦子さんと」の時期を通り ...
『グッモーエビアン!』をHTC有楽町1でクリスマスのイブ近辺に観て、君たちはそれでいいのかふじき★★★★
五つ星評価で【★★★★映画は快作】
これは確か『悪の教典』を観ようと思ってたんだけど、
満席入場不可の獄刑に会い、食事時間をずらして、こっちを観たって映画だ。
映 ...
グッモーエビアン!
未婚のまま17歳で娘を産んだアキと、しっかり者の中学3年の娘ハツキは、友達のように仲がいい母子。 ある日、二人が暮らす名古屋のアパートへ、世界放浪の旅を終えた男ヤグが前ぶれもなく帰ってきた。 ヤグはハツキの父親ではないが、ハツキが産まれる前からバンド仲間だったアキと暮らしていたのだった。 アキとヤグのお気楽な関係が理解できず、頭にきてしょうがないハツキだったが…。 パンク・ファミリードラマ。
少年H
昭和初期・神戸。 小学生の少年Hこと妹尾肇(はじめ)は、洋服の仕立屋を営む父・盛夫、熱心なキリスト教徒の母・敏子、2歳年下の妹との4人暮らし。 ヨーロッパで第二次世界大戦が始まると、神戸の街も次第に軍事統制が厳しくなってきた。 一家で教会へ通い、店の顧客にも外国人が多いことから、盛夫にスパイ容疑がかかってしまうのだが…。 戦争ヒューマンドラマ。 ≪すべてを失った あの夏、我が家の未来が始まった。≫
麦子さんと
母・彩子の納骨のため、田舎町にやって来た若い女性・麦子は、出会う人々から次々に「彩子ちゃん!?」と声をかけられる。 若き日の彩子は麦子と瓜二つで、この町のアイドル的存在だったらしい。 …彩子は数ヶ月前、兄・憲男と暮らしていた麦子の目の前に突然現れた。 麦子は幼い頃に家を出た彩子のことを全く覚えていなかったが、彩子はそのまま二人のアパートに居ついてしまう…。 コメディ。
ザ・コール [緊急通報指令室]
こういうラスト好き。
麦子さんと [初日舞台挨拶] (2013日本)
12/21に公開になった堀北真希主演映画「麦子さんと」を渋谷HUMAXシネマで上映前舞台挨拶付で見た。後から決まったくせに、テレビ朝日があるからという訳ではないだろうが、朝一番で六本木、続いて当初から決まっていた新宿で昼間2回という訳で、夕方の渋谷はこの日最後の舞…
グッモーエビアン! (2012日本)
SunHero's Entertainment Ranking 2012の映画部門で見事1位に輝いたのに、ずっと未紹介のままだったのが、麻生久美子&大泉洋主演の「グッモーエビアン!」だ。この映画で毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を受賞した三好彩花の演技が、主役の二人以上に好かっ…
[ナカデミー賞 2014´ キューブリックとスタローンのハイブリッドな時代]
☆はいはい、遅ればせながら、私の映画賞を発表させて頂きます。
先ず、最優秀作品賞の候補を挙げておきます。
昨年は、まっだまだ、いい作品がいっぱいありました!
『横道世之介』・・・どうぞ、世之介を好きになって下さい。
...
「少年H」
面白く観ることが出来た。児童文学作家の山中恒や漫画家の小林よしのりに酷評された妹尾河童による原作は読んでいないが、元ネタを知らなくても十分楽しめる映画だと思う。
昭和初期、神戸に住む小学生の妹尾肇はそのイニシャルから“H”と呼ばれていた。高級紳士服...
『麦子さんと』 2013年10月24日 よみうりホール
『麦子さんと』 を試写会で鑑賞しました。
堀北真希を堪能できる良い映画でした
【ストーリー】
声優を目指して奮闘中の麦子(堀北真希)が、兄・憲男(松田龍平)と暮らすところに、かつて二人を捨てた母・彩子(余貴美子)が戻ってくるが、間もなく病のために、帰らぬ人となる。麦子は、納骨のため母がかつて青春を謳歌(おうか)した田舎を訪れると、町の人気者だった彩子に似ている麦子の登場に町の人々は活気...
『ザ・コール -緊急通報司令室-』 2013年9月26日 ヒューマントラストシネマ渋谷
『ザ・コール -緊急通報司令室-』 を覆面試写会(スニーク・プレビュー)で鑑賞しました。
特に情報開示しないようにとは言われてないんで...
【ストーリー】
誘拐された少女からの通報を受けた911緊急通報指令室のオペレーターが、声だけを頼りに少女を救出しようと奮闘する姿を描いたサスペンススリラー。ベテランオペレーターのジョーダンは、ある女性からの不法侵入者の通報が悲劇的な結末に終わり、...
『麦子さんと』
□作品オフィシャルサイト 「麦子さんと」 □監督 吉田恵輔□脚本 吉田恵輔、仁志原了□キャスト 堀北真希、松田龍平、余 貴美子、温水洋一、麻生祐未■鑑賞日 1月4日(土)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想> 主演...
2013年ベストシネマ15(邦画編)
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昨年は年間125本(邦画66本、洋画59本)の映画を劇場で鑑賞しました 邦画では、うち『真夏の方程式』と『風立ちぬ』は2回観ましたので、 邦画は64タイトルですね。 で、2年連続で100本超でした...
2013年ベストシネマ15(洋画編)
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洋画は59本鑑賞したのですが、うち『テッド』・『モンスターズ・ユニバーシティ』は 字幕版・吹替版の両方観ました。 そして『グランド・イリュージン』は2回観ましたので 56タイトルですね。 前半戦はと...
『少年H』
□作品オフィシャルサイト 「少年H」 □監督 降旗康男□脚本 古沢良太□原作 妹尾河童□キャスト 水谷 豊、伊藤 蘭、吉岡竜輝、花田優里音、小栗 旬■鑑賞日 8月11日(日)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> TO...
少年H/水谷豊、伊藤蘭
妹尾河童さんの自伝的小説でベストセラーとなった作品を『あなたへ』の降旗康男監督で映画化したヒューマン・ドラマ。原作が話題になったのってたしか10年以上も前なので何で今頃 ...
少年H
進歩的な両親のもとで育った少年は時代がおかしな方向に向かうのに逆らうことができない。戦争を実際に体験した方々は見たくないと言うが、戦争を知らない自分は焼夷弾の見かけと違う恐怖にびっくりした。若い方に見て欲しい映画だと思う。
映画「少年H」@東宝本社11階第一試写室
Yahoo!映画ユーザーレビュアーを招いた試写会だ。客入りは9割くらい。今回は映写機の不調なのか、上映中の画面に常時2~3、多いときには7~8本の赤、緑の縦線が出続ける悪環境で鑑賞した。同時に開催された第二試写室は綺麗な画面で上映されたそうだ。私も数多くのDLP上映を見てきたが、こんなトラブル映像は初めてである。
少年H
水谷豊&伊藤蘭夫妻が夫婦役で大戦前後の神戸を描いた『少年H』を観てきました。
★★★★
神戸のほのぼの一家の下にも等しく時代の荒波がやってくる。
主人公は子供時代の妹尾河童(本名肇)、お父ちゃんは洋服の仕立屋、お母ちゃんが特に熱心なクリスチャンで、妹が一人。
...
ザ・コール [緊急通報指令室]★★★★
緊急通報指令室のオペレーターが、何者かに誘拐され車のトランクに監禁された少女からの通報を受け、通話だけを頼りに少女の救出に奔走するサスペンススリラー。『マシニスト』などのブラッド・アンダーソン監督が普段は陰で活躍する緊急通報指令室のオペレーターに焦点を...
少年H ★★★★
作家・妹尾河童の自伝的小説で、上下巻あわせて340万部を突破するベストセラーを、「ホタル」「鉄道員(ぽっぽや)」の降旗康男監督が映画化。太平洋戦争下という時代に翻弄されながらも、勇気や信念を貫いて生きた家族の激動の20年間を描き、実生活でも夫婦の水谷豊と伊...
グッモーエビアン! ★★★
吉川トリコの同名小説を原作に「キズモモ。」の山本透が映画化。パンクバンドのギタリストだったシングルマザーとその娘、海外の旅から戻ってきた男が織り成す風変わりな家族を描く。出演は「モテキ」の麻生久美子、「探偵はBARにいる」の大泉洋、「告白」の三吉彩花、能...
ザ・コール [緊急通報指令室]
911緊急通報指令室のオペレーター、ジョーダン(ハル・ベリー)は、不法侵入者に怯える少女の緊急電話にわずかなミスを犯し、通報者を救えず、自責の念に苛まれる。
半年後、教官として新人指導をしていたジョーダンだったが、何者かに拉致され、車のトランクから助けを求める少女ケイシー(アビゲイル・ブレスリン)に、知識と経験、能力の限りを尽くし、救出にあたろうとする…。
少女の救出に尽力を...
ザ・コール 緊急通報指令室 / The Call
誘拐された人物が、電話で助けを求めていく映画といえば、キム・ベイシンガー主演の2004年の作品『セルラー』を思い出します。
『セルラー』の方は、助けを求める人物が掛けた先が偶々携帯電話だったという設定ですが、今回のこの作品は、携帯電話から助けを求める話。シ...
映画「少年H」
映画「少年H」を鑑賞しました。
迷宮映画館的2013年ベスト&ワースト
独断と偏見と希望を持って・・・
麦子さんと
子どもの頃に家を出たきりだった母親と再会した娘の心情を描いた映画「麦子さんと」
『少年H』('13初鑑賞78・劇場)
☆☆☆★- (10段階評価で 7)
8月25日(日) OSシネマズ神戸ハーバーランド スクリーン1にて 15:50の回を鑑賞。
映画『麦子さんと』
ミニシアター系の映画を観た事がない頃 DVD鑑賞した『机のなかみ』が、メチャ面白くて感激! 以来、『純喫茶磯辺』『さんか
少年H
ごく普通の人々が戦争の狂気によって変えられていく様が良く出てたと思う。再現された昭和前期の神戸の街並みが、空襲で壊されてしまう様も良く出来ている。
優しい父と敬虔なクリスチャンの母、好奇心旺盛な少年Hとその妹好子。戦争映画の見慣れた感はあるものの、どこにでもいる一家を通して伝わるこの虚しさと優しさ。
レコードを聴かせてくれる気さくなうどん屋のにいちゃんが思想犯だったり、映画館の映写技師の...
そのコールが救う・・・
7日のことですが、映画「ザ・コール [緊急通報指令室]」を鑑賞しました。
911緊急通報指令室のオペレーター、ジョーダンは過去の失敗から現役を遠ざかっていた
そんな折、車のトランクに監禁された少女からのSOSを受けて・・・
誘拐された者を電話で救い出す
「セル...
ザ・コール 緊急通報指令室
あー私には絶対勤まりません、こういう仕事。
映画とか、海外ドラマを良くみている人にはおなじみの911ですが、たまに日本の番号のほうを忘れて「911…」とか思っちゃって、自分を阿呆だと思ったりします(笑)
ハル・ベリー、アビゲイル・ブレスリン共演。通話だけで少女を救う、この無茶な設定が、スリリングで独創的に展開されていきます。
驚くことに911コールセンターの職員は警察官ではなく、全員が...
『 少年H 』そんなに「間違いだらけ」でもないかなと
少年H 監督: 降旗康男 キャスト: 水谷豊、伊藤蘭、吉岡竜輝、花田優里音、小栗旬、早乙女太一、原田泰造、佐々木蔵之介、國村隼、岸部一徳、瀬川菊之丞、山中崇史、濱田岳、でんでん、安田裕己、井上肇、神保悟志 公開: 2013年8月10日 2014年8月17日。テレ…