『そして父になる』 血か情か?
かつて社会問題になるほど頻発した「赤ちゃん取り違え事件」。
『そして父になる』は1977年に発覚した事件を参考にしつつ、赤ちゃんを取り違えられてしまった二家族の苦悩を描く。
現実に取り違えられた二人の女の子がたどった人生は、奥野修司氏が『ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年』に著している。
だが、映画の公開時点で42歳になる彼女たちには、今の生活がありこれからの人生もある。関係者への配慮でもあろう、映画は現実と異なる設定にした上で、センセーショナルな取り上げ方を避けてきわめて慎重に事件を描いている。
また、現実の事件を題材にしながら実際とは異なる内容にしたのは、是枝裕和監督の「現実への異議申し立て」でもあると思う。
巣鴨子供置き去り事件をモチーフにした2004年の映画『誰も知らない』では、現実には警察が踏み込んで幕引きとなった子供だけの生活を、いつまでも続くものとして描いていた。そうすることで親や大人たちの無関心をより一層強調し、子供には子供の考えがあることを浮き彫りにした。
1977年に発覚した赤ちゃん取り違え事件では、二組の両親が苦悩の末に子供の交換を決断する。こうして二人の子供は六歳を境に別の家の子として育てられた。それが彼女たちにとって幸せだったかどうか、そもそも幸せとは何なのか、他人が軽々しく口にできることではない。
ただ、是枝監督は取り違えが発覚したときの親の思い、子供の思いを丁寧に綴ることで、私たち観客を事件の場に立ち会わせる。子供を交換するか否か、その選択を前にして、観客に家族とは何か、親とは何かを問いかける。
『そして父になる』を観て、身につまされる人も多いだろう。
福山雅治さんが演じる主人公野々宮良多(ののみや りょうた)は建設会社のエリート社員。家族と過ごす時間をほとんど取らず、仕事漬けの毎日を送っている。
私は最初、前文を「家族と過ごす時間をほとんど取*れ*ず」と書いたのだが、そうではないだろう。良多は時間を取れないのではなく、時間を取らず、仕事の過酷さに陶酔している。
ある編集者は、その気持ちを次のように述べている。
---
日本の会社員に広く当てはまると思うんですが、みんな「そうはいっても一番働いているのはオレだぞ」と思いたいんですね。それで、作家から、あるいは取引先からどれほどひどい目に遭ったか、そのせいでどれだけ苦労をしたか、という話を、オレ様自慢として人にしてしまう。
---
無理している人のほうが偉い、みたいな思いを抱く人は多いだろう。
けれども、世の中は何ごともトレードオフだから、一つのことに打ち込めば他方は疎かになる。私の知り合いには、長い出張から帰ったら子供に「おじさん」と呼ばれた人がいる。子供との距離を縮められない主人公の姿を、他人事とは思えない人もいるだろう。
是枝監督も本作をして「自分の日常を振り返る部分が、他の作品に比べると多かったと思います。(略)ちょっと主人公に自分を重ねすぎて、エピソードも含め実体験を重ねちゃった」と語っている。
息子のお受験に成功し、みずからの仕事も順風満帆の良多が直面するのは、赤ちゃんの取り違えの相手、斎木夫妻だ。斎木家は野々宮家とは何もかも反対で、特にリリー・フランキーさんが演じる斎木雄大は、良多とはまったく違うタイプの人物だ。
是枝監督は精緻な計算の下、両者の人物像を作り上げた。
「リリーさんが演じた父親の在り方は、野々宮のような人が、自分の血を分けた子供がどんな父に育てられたら嫌だと思うだろうか、と考えて導き出しました。野々宮が両方の子供を引き取るという傲慢な考えに至るので、そういう相手にしようと思ったんです。まずは野々宮からすれば軽蔑の対象であるという人物にしたいと。」
子供の取り違えを知った斎木夫妻は、まず病院から慰謝料をせしめようと考える卑しい人間だ。お受験どころか子供のしつけもちゃんとしておらず、子供は箸もまともに使えない。高級マンションに住み、子供の教育にふんだんに金を使ってきた野々宮家とは大違いだ。
「でも段々、斎木の方が父親としては自分より上だと感じるようになり、嫉妬し、その結果どんどん孤立していく。そんな追いつめられていく男を演じる、福山さんを見てみたいと考えました。」
エリートコースをひた走り、子供と過ごす時間も取れない良多。
裕福ではなくても、子供のオモチャを直したり、子供と遊ぶのを楽しんでいる斎木雄大。
いつしか子供は二人とも斎木雄大になついていく。
それと同時に、良多は自分のやっていることが、距離を置いていた父にそっくりであることも自覚していく。
これまでも是枝監督は家族をテーマにしてきた。
育児放棄を取り上げた『誰も知らない』(2004年)、親子のあいだの距離感を描いた『歩いても 歩いても』(2008年)、バラバラになった家族を追った『奇跡』(2011年)、自分が知らない親や子の一面に触れてうろたえる中年男を描いたテレビドラマ『ゴーイング マイ ホーム』(2012年)。
これらの作品を通して、是枝監督は常に家族とは何か、親とは何かを問い続けてきた。
特に中年男を主人公にした三作、すなわち横山良多が主人公の『歩いても 歩いても』と坪井良多が主人公の『ゴーイング マイ ホーム』と野々宮良多が主人公の本作は、小津安二郎監督の代表作『晩春』『麦秋』『東京物語』が主人公の名を取って「紀子三部作」と呼ばれるように、是枝裕和監督の「良多三部作」と呼ぶべき作品だ。
是枝監督は、「自分の近いところにあるものを描くときは、登場人物の名前を"良多"にしている」という。
2013年で51歳になった是枝監督は、本作を撮ることで人の子である自分と親になった自分とを改めて見つめ直したのだろう。
血が繋がっているから父親だ。
そう考えて血の繋がりの上にあぐらをかいていた野々宮良多は、やがて血の繋がりでしか父であることを示せていなかったことに気付く。
六年間育てた息子は、自分の血を分けた子供じゃなかった。だったら交換するべきなのか。
良多にはもう結論が出ている。
そして、良多は父になる。
『そして父になる』 [さ行]
監督・脚本・編集/是枝裕和
出演/福山雅治 尾野真千子 真木よう子 リリー・フランキー 樹木希林 夏八木勲 國村隼 風吹ジュン 中村ゆり 高橋和也 田中哲司 井浦新 二宮慶多 黄升炫 大河内浩
日本公開/2013年9月28日
ジャンル/[ドラマ]
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『そして父になる』は1977年に発覚した事件を参考にしつつ、赤ちゃんを取り違えられてしまった二家族の苦悩を描く。
現実に取り違えられた二人の女の子がたどった人生は、奥野修司氏が『ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年』に著している。
だが、映画の公開時点で42歳になる彼女たちには、今の生活がありこれからの人生もある。関係者への配慮でもあろう、映画は現実と異なる設定にした上で、センセーショナルな取り上げ方を避けてきわめて慎重に事件を描いている。
また、現実の事件を題材にしながら実際とは異なる内容にしたのは、是枝裕和監督の「現実への異議申し立て」でもあると思う。
巣鴨子供置き去り事件をモチーフにした2004年の映画『誰も知らない』では、現実には警察が踏み込んで幕引きとなった子供だけの生活を、いつまでも続くものとして描いていた。そうすることで親や大人たちの無関心をより一層強調し、子供には子供の考えがあることを浮き彫りにした。
1977年に発覚した赤ちゃん取り違え事件では、二組の両親が苦悩の末に子供の交換を決断する。こうして二人の子供は六歳を境に別の家の子として育てられた。それが彼女たちにとって幸せだったかどうか、そもそも幸せとは何なのか、他人が軽々しく口にできることではない。
ただ、是枝監督は取り違えが発覚したときの親の思い、子供の思いを丁寧に綴ることで、私たち観客を事件の場に立ち会わせる。子供を交換するか否か、その選択を前にして、観客に家族とは何か、親とは何かを問いかける。
『そして父になる』を観て、身につまされる人も多いだろう。
福山雅治さんが演じる主人公野々宮良多(ののみや りょうた)は建設会社のエリート社員。家族と過ごす時間をほとんど取らず、仕事漬けの毎日を送っている。
私は最初、前文を「家族と過ごす時間をほとんど取*れ*ず」と書いたのだが、そうではないだろう。良多は時間を取れないのではなく、時間を取らず、仕事の過酷さに陶酔している。
ある編集者は、その気持ちを次のように述べている。
---
日本の会社員に広く当てはまると思うんですが、みんな「そうはいっても一番働いているのはオレだぞ」と思いたいんですね。それで、作家から、あるいは取引先からどれほどひどい目に遭ったか、そのせいでどれだけ苦労をしたか、という話を、オレ様自慢として人にしてしまう。
---
無理している人のほうが偉い、みたいな思いを抱く人は多いだろう。
けれども、世の中は何ごともトレードオフだから、一つのことに打ち込めば他方は疎かになる。私の知り合いには、長い出張から帰ったら子供に「おじさん」と呼ばれた人がいる。子供との距離を縮められない主人公の姿を、他人事とは思えない人もいるだろう。
是枝監督も本作をして「自分の日常を振り返る部分が、他の作品に比べると多かったと思います。(略)ちょっと主人公に自分を重ねすぎて、エピソードも含め実体験を重ねちゃった」と語っている。
息子のお受験に成功し、みずからの仕事も順風満帆の良多が直面するのは、赤ちゃんの取り違えの相手、斎木夫妻だ。斎木家は野々宮家とは何もかも反対で、特にリリー・フランキーさんが演じる斎木雄大は、良多とはまったく違うタイプの人物だ。
是枝監督は精緻な計算の下、両者の人物像を作り上げた。
「リリーさんが演じた父親の在り方は、野々宮のような人が、自分の血を分けた子供がどんな父に育てられたら嫌だと思うだろうか、と考えて導き出しました。野々宮が両方の子供を引き取るという傲慢な考えに至るので、そういう相手にしようと思ったんです。まずは野々宮からすれば軽蔑の対象であるという人物にしたいと。」
子供の取り違えを知った斎木夫妻は、まず病院から慰謝料をせしめようと考える卑しい人間だ。お受験どころか子供のしつけもちゃんとしておらず、子供は箸もまともに使えない。高級マンションに住み、子供の教育にふんだんに金を使ってきた野々宮家とは大違いだ。
「でも段々、斎木の方が父親としては自分より上だと感じるようになり、嫉妬し、その結果どんどん孤立していく。そんな追いつめられていく男を演じる、福山さんを見てみたいと考えました。」
エリートコースをひた走り、子供と過ごす時間も取れない良多。
裕福ではなくても、子供のオモチャを直したり、子供と遊ぶのを楽しんでいる斎木雄大。
いつしか子供は二人とも斎木雄大になついていく。
それと同時に、良多は自分のやっていることが、距離を置いていた父にそっくりであることも自覚していく。
これまでも是枝監督は家族をテーマにしてきた。
育児放棄を取り上げた『誰も知らない』(2004年)、親子のあいだの距離感を描いた『歩いても 歩いても』(2008年)、バラバラになった家族を追った『奇跡』(2011年)、自分が知らない親や子の一面に触れてうろたえる中年男を描いたテレビドラマ『ゴーイング マイ ホーム』(2012年)。
これらの作品を通して、是枝監督は常に家族とは何か、親とは何かを問い続けてきた。
特に中年男を主人公にした三作、すなわち横山良多が主人公の『歩いても 歩いても』と坪井良多が主人公の『ゴーイング マイ ホーム』と野々宮良多が主人公の本作は、小津安二郎監督の代表作『晩春』『麦秋』『東京物語』が主人公の名を取って「紀子三部作」と呼ばれるように、是枝裕和監督の「良多三部作」と呼ぶべき作品だ。
是枝監督は、「自分の近いところにあるものを描くときは、登場人物の名前を"良多"にしている」という。
2013年で51歳になった是枝監督は、本作を撮ることで人の子である自分と親になった自分とを改めて見つめ直したのだろう。
血が繋がっているから父親だ。
そう考えて血の繋がりの上にあぐらをかいていた野々宮良多は、やがて血の繋がりでしか父であることを示せていなかったことに気付く。
六年間育てた息子は、自分の血を分けた子供じゃなかった。だったら交換するべきなのか。
良多にはもう結論が出ている。
そして、良多は父になる。

監督・脚本・編集/是枝裕和
出演/福山雅治 尾野真千子 真木よう子 リリー・フランキー 樹木希林 夏八木勲 國村隼 風吹ジュン 中村ゆり 高橋和也 田中哲司 井浦新 二宮慶多 黄升炫 大河内浩
日本公開/2013年9月28日
ジャンル/[ドラマ]


⇒comment
良多
そうだったのかあ~です。
なるほどねえ。
ふたりの息子に父親にしてもらった。。。と言うとこでしょうか。
母は、母になった瞬間、母になってると思うのですが、父親ってのは、半端な存在ですよね。
その辺の半端さと、微妙な存在感が、見事に出ていたと思います。
なるほどねえ。
ふたりの息子に父親にしてもらった。。。と言うとこでしょうか。
母は、母になった瞬間、母になってると思うのですが、父親ってのは、半端な存在ですよね。
その辺の半端さと、微妙な存在感が、見事に出ていたと思います。
Re: 良多
sakuraiさん、こんにちは。
> 母は、母になった瞬間、母になってると思うのですが、父親ってのは、半端な存在ですよね。
まさしく、是枝監督もそれをおっしゃってますね。
本作には子供ができた是枝監督のそんな経験が込められているのでしょう。
橘玲氏は、日本の家族構成を「母子家庭+お父さん」だと述べています。
そんな感じが本作にも滲み出ていましたね。
> 母は、母になった瞬間、母になってると思うのですが、父親ってのは、半端な存在ですよね。
まさしく、是枝監督もそれをおっしゃってますね。
本作には子供ができた是枝監督のそんな経験が込められているのでしょう。
橘玲氏は、日本の家族構成を「母子家庭+お父さん」だと述べています。
そんな感じが本作にも滲み出ていましたね。
こんにちは!
どうも拙ブログにコメントとTB賜りましてありがとうございます!!
あとから、あの時のあれが大切になる部分だったんだ!
と観終わってからいくつか気づかされました
もう一度観たらまた新たな発見ができそうな映画です
ところで、
子育てからお仕事に逃げている男性がいるんですか・・・(・_・;)あれま
あ、でも最近の女性も子育てを楽しむことよりも
自分の時間を持ちたいと行動する人が増えていると思います
家電の進化の恩恵で子供でも一人でもレンジでチン♪して温めてもらえばいい時代ですから
今は昔にくらべてお父さんがメインで引っ張っていく地域の子育てが見られなくなり残念です
この映画を観て自営業の人が少なくなったのが原因なのかなぁと私は考えてしまいました
あとから、あの時のあれが大切になる部分だったんだ!
と観終わってからいくつか気づかされました
もう一度観たらまた新たな発見ができそうな映画です
ところで、
子育てからお仕事に逃げている男性がいるんですか・・・(・_・;)あれま
あ、でも最近の女性も子育てを楽しむことよりも
自分の時間を持ちたいと行動する人が増えていると思います
家電の進化の恩恵で子供でも一人でもレンジでチン♪して温めてもらえばいい時代ですから
今は昔にくらべてお父さんがメインで引っ張っていく地域の子育てが見られなくなり残念です
この映画を観て自営業の人が少なくなったのが原因なのかなぁと私は考えてしまいました
Re: こんにちは!
愛知女子さん、こんにちは。
ブログではお久しぶりです:-)
本作は今年の邦画を代表する一本ですね。
是枝監督作品に外れなし、と改めて思いました。
> 子育てからお仕事に逃げている男性がいるんですか・・・(・_・;)あれま
逃げているわけではないと思います。
何といっても誰かが家計を支えなきゃならないし、その役割を父親が担うことは多いですから。
ただ、二兎を追うのは難しいのかもしれませんね。
> この映画を観て自営業の人が少なくなったのが原因なのかなぁと私は考えてしまいました
職住近接の場合と、職住が分離している場合では、地域への関わり方が異なるかもしれませんね。
自宅がそのまま店舗の人は地域との結びつきが死活問題でしょうし、職場が離れている人にとっては仮の住まいでしかないかもしれませんし。
とはいえ、この映画は両家族の違いを強調するためにかなり意図して対照的に描いており、現実には様々なケースがあるのだと思います。
ブログではお久しぶりです:-)
本作は今年の邦画を代表する一本ですね。
是枝監督作品に外れなし、と改めて思いました。
> 子育てからお仕事に逃げている男性がいるんですか・・・(・_・;)あれま
逃げているわけではないと思います。
何といっても誰かが家計を支えなきゃならないし、その役割を父親が担うことは多いですから。
ただ、二兎を追うのは難しいのかもしれませんね。
> この映画を観て自営業の人が少なくなったのが原因なのかなぁと私は考えてしまいました
職住近接の場合と、職住が分離している場合では、地域への関わり方が異なるかもしれませんね。
自宅がそのまま店舗の人は地域との結びつきが死活問題でしょうし、職場が離れている人にとっては仮の住まいでしかないかもしれませんし。
とはいえ、この映画は両家族の違いを強調するためにかなり意図して対照的に描いており、現実には様々なケースがあるのだと思います。
No title
もし、この世界にブラック・ジャックがいたならば、子供の全身の血液をすべて入れ替えてしまうだろう。
………いやいやいやいや、そういう事じゃないんだよ。テヘペロ
………いやいやいやいや、そういう事じゃないんだよ。テヘペロ
Re: No title
ふじき78さん、こんにちは。
子供の取り違えが発覚したきっかけは血液型が合わないことだから、子供たちは血液を入れ替えられないでしょう。
って、そういう問題じゃないか。
子供の取り違えが発覚したきっかけは血液型が合わないことだから、子供たちは血液を入れ替えられないでしょう。
って、そういう問題じゃないか。
⇒trackback
トラックバックの反映にはしばらく時間がかかります。ご容赦ください。そして父になる
6年間育てた息子は、他人の子でした
製作年度 2013年
上映時間 120分
脚本 監督是枝裕和
出演 福山雅治/尾野真千子/真木よう子/リリー・フランキー/二宮慶多/横升/田中哲司/風吹ジュン/國村隼/樹木希林/夏八木勲
是枝裕和監督が子どもの取り違えという出来事に遭遇した...
そして父になる
見応えあって考えさせられる一本
劇場鑑賞「そして父になる」
本当の家族になるということ…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201309240003/
【送料無料】そして父になる [ 是枝裕和 ]価格:690円(税込、送料込)
【送料無料】【予約・新作+もう1枚でポイント3倍】そして父になる オリジナル・サウンドトラッ...価格:2,52...
『そして父になる』 (2013) / 日本
監督・脚本: 是枝裕和
出演: 福山雅治 、尾野真千子 、真木よう子 、リリー・フランキー 、二宮慶多 、黄升? 、大河内浩 、風吹ジュン 、國村隼 、樹木希林 、夏八木勲
映画『そして父になる』 公式サイトはこちら。
第66回カンヌ国際映画祭審査員賞...
『そして父になる』 2013年9月29日 TOHOシネマズ市川
『そして父になる』 を観賞しました。
世界の目に狂いはなかったね
今年のベスト3には入るでしょう
【ストーリー】
申し分のない学歴や仕事、良き家庭を、自分の力で勝ち取ってきた良多(福山雅治)。順風満帆な人生を歩んできたが、ある日、6年間大切に育ててきた息子が病院内で他人の子どもと取り違えられていたことが判明する。血縁か、これまで過ごしてきた時間かという葛藤の中で、それぞれの家族が苦悩し...
「そして父になる」みた。
第66回(2013年)カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した話題作がやっと公開となった。6年前に2組の夫婦の息子が出生時に病院で取り違えられた事実が発覚したことから、両家の戸惑い、とりわけ福山雅治演じる
血の繋がりや年月よりも・・・。『そして父になる』
カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した是枝裕和監督の最新作。子どもの取り違えという出来事に遭遇した家族の物語です。
そして父になる/福山雅治
『奇跡』の是枝裕和監督が福山雅治さんを主演に6年間育ててきた愛する息子が実は病院で取り違えられた他人の子どもだったという事実をつきつけられた二組の家族の姿を家族の愛と ...
そして父になる
家族は一日にして成らず。
『そして父になる』
6年間育てた息子を、本当に他人の子と言えますか。
第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したこの作品は、是枝裕和監督らしい静かに語り、じわじわと心に響く今年の邦画を代表 ...
映画「そして父になる」を観ました!!(2013-14)
映画「そして父になる」を観ました!!
そして父になる
都内の大手建設会社に勤務する野々宮良多と妻みどりの一人息子・慶多と、群馬で小さな電気店を営む斎木雄大と妻ゆかりの長男・琉晴(りゅうせい)が、出産時に取り違えられていたことが判明する。 病院側の説明では100%の親が血を優先するとのこと。 顔合わせから徐々に付き合いを深めていった両家は、ついに息子たちを“交換”することにしたのだが…。 ヒューマンドラマ。
そして父になる
第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞受賞。10分間にも渡るスタンディングオベーション。それは、是枝監督が退場しなかったらいつまでも鳴り止まなそうだったので退場したと言うくらい。また、審査員長のスティーブン・スピルバーグは初めて見た時から本作品が賞に値するとい...
そして父になる・・・・・評価額1700円
そして、家族になる。
出生時に病院で息子を取り違えられた、二組の家族の姿を描く骨太の人間ドラマ。
デビュー作の「幻の光」以来、市井の人々の様々な葛藤を描いてきた是枝裕和監督は、もしも愛した息子が他人の子供だったら?という状況を通して、親は無条件で子供に愛を注げるのか、家族にとって本当に大切なものとは何だろうと問いかける。
選ぶべきは血か、それとも共有した時間か。
実際に同年代の子...
そして父になる
是枝裕和監督・脚本で、赤ちゃんを産んだ病院で取り間違えられた二組の夫婦の物語を映画化した。カンヌ国際映画祭で審査委員賞を受賞したので小難しい内容かと思ったら、子供達の自然なふるまいでとても親近感を抱く内容だった。本当にいい映画を見たというのが、周囲の観客
そして父になる
6年めの事実。強くなるためのミッション。負けたことのない男。
そして父になる
大手建設会社のエリート社員、野々宮良多(福山雅治)は、学歴、仕事、家庭と勝ち組人生を歩んでいる。
都内の高級マンションで、妻みどり(尾野真千子)と6歳になる息子慶多と何不自由のない暮らしを送っていたある日、慶多が病院内で取り違えられた他人の子供だったことが判明する。
相手方は、群馬で小さな電器店を営む斎木雄大(リリー・フランキー)とゆかり(真木よう子)夫婦と、その長男の琉晴。
...
映画「そして父になる」そうだ親も親になっていくんだ
映画「そして父になる」★★★★
福山雅治、尾野真千子、真木よう子
リリー・フランキー、二宮慶多
黄升、風吹ジュン、國村隼
樹木希林、夏八木勲出演
是枝裕和監督、
138分、2013年9月20日より全国公開
2013、ギャガ
(原題/原作:そして父になる)
『そして父になる』
----この映画って、
カンヌ国際映画祭審査員受賞の話題作だよね。
監督は是枝裕和だっけ?
『誰も知らない』『奇跡』など、
子どもの演出には定評があるけど、
こんども父と子の話?
「さすがフォーン。
よく知っているね。
長年、パートナーを務めてきただけのことはあ...
そして父になる ★★★★
『誰も知らない』などの是枝裕和監督が子どもの取り違えという出来事に遭遇した2組の家族を通して、愛や絆、家族といったテーマを感動的に描くドラマ。順調で幸せな人生を送ってきたものの、運命的な出来事をきっかけに苦悩し成長する主人公を、大河ドラマ「龍馬伝」や『...
そして父になる
この日ほんとは凶悪を観るつもりだったんですが、先行上映されてると知って急遽こちらに変更。公開されるの楽しみだったからな〜。映画が始まる前にカンヌの映像も流れました。ストーリーは・・・これまで順調に勝ち組人生を歩んできた大手建設会社のエリート社員、野々宮...
「そして父になる」取り違えられた真実を知った先にみた血の繋がりだけではない子供に愛情を注いだ期間を経た先にあった2人の父親像
「そして父になる」はある2つの家族が子供を取り違えられた事により6年間他人の子供を育てる事になった2つの家族の苦悩と葛藤を描いたストーリーである。今の時代では取り違えら ...
そして父になる 監督/是枝 裕和
【主演】
福山雅治
尾野真千子
真木よう子
リリー・フランキー
【ストーリー】
申し分のない学歴や仕事、良き家庭を、自分の力で勝ち取ってきた良多。順風満帆な人生を歩んできたが、ある日、6年間大切に育ててきた息子が病院内で他人の子どもと取り違えられて...
そして父になる
公式サイト http://soshitechichininaru.gaga.ne.jp/
子供を取り違えられた家族の物語。
よくある題材ではあるが、『産みの親対育ての親』の是枝裕和監督が選んだ結末を知りたくて鑑賞してきた。
申し分のない学歴や仕事、良き家庭を、自分の力で勝ち取ってきた良...
そして父になる
こちらカンヌ映画祭審査員特別賞を受賞した作品ですね
是枝監督監督作品は「誰も知らない」以来の鑑賞ですね
いやぁ面白かったです
この監督はやっぱりTVドラマよりも映画畑の人間ですね
あらすじ
申し分のない学歴や仕事、良き家庭を、自分の力で勝ち取ってきた良多(福山雅治)。順風満帆な人生を歩んできたが、ある日、6年間大切に育ててきた息子が病院内で他人の子どもと取り違えられていたこ...
『そして父になる』
□作品オフィシャルサイト 「そして父になる」 □監督・脚本 是枝裕和□キャスト 福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、二宮慶多、 黄升?、風吹ジュン、國村 隼、樹木希林、夏八木 勲■鑑賞日 9月28日(土)■劇場 TOHOシネマズ...
映画「そして父になる」
話題の映画「そして父になる」を鑑賞しました。
「そして父になる」 言葉の少なさがリアリティを生む
6年間育てていた子供が実は他人の子供だった。 その事実に直面した2組の家族・・・
そして父になる 子が父を育てるんだな~(実体験として)
【55うち今年の試写会6】 うちの娘2人が中高生の頃、我が家のあちらこちらには娘たちが可愛い盛りの頃の写真を飾りまくっておいて、反抗期の娘の言動によって衝動的に生じる娘への「殺意」は、その写真を見ることによって解消していた…、わかる人わかるでしょ。
申し分のない学歴や仕事、良き家庭を、自分の力で勝ち取ってきた良多(福山雅治)。順風満帆な人生を歩んできたが、ある日、6年間大切に育て...
そして父になる LIKE FATHER, LIKE SON
今週末から公開かと思っていたら…先行上映なるのもがあったのですね。
どうせ東京だけでしょ。横浜じゃ先行はないな〜。と思い、
「マン・オブ・スティール」3D字幕の上映館を探していたら、最寄りの映画館でも
横浜の映画館でも「そして父になる」の先行上映をやってる...
「そして父になる」
2013年・日本/フジテレビ=アミューズ配給:ギャガ 監督:是枝裕和脚本:是枝裕和参考文献:奥野修司著「ねじれた絆~赤ちゃん取り違え事件の17年」撮影:瀧本幹也製作:亀山千広、畠中達郎、依田巽 息子が
そして父になる
世界の映画祭で話題になった是枝裕和監督&福山雅治主演のヒューマンドラマです。 是枝監督作品はいつも見応えがあるので、今作も楽しみにしていました。 何気ない日常を綴りながら、子を想う親の愛をじっくりと映し出している作品でした。
「そして父になる」、取り違え事件にヒントを得た是枝作品
おススメ度 ☆☆☆☆☆
本年のカンヌ国際映画祭審査員賞受賞作品。
是枝監督は、子供を描かせたら実にうまい。それは独特の子供操縦術にあるらしい。
子供取り違え事件、それは親にとっては大変なことだが、実は子供にとって大変なことなのだ。
すでに6歳になって、やっ...
そして父になる
男は子どもとつながっている自信がないから、血にこだわるのでしょう?
* * * * * * * * * *
2013年第66回カンヌ国際映画祭で
長いスタンディング・オベーション。
そして審査員賞受賞ということで、随分前から話題になっていました。
実のところ...
映画『そして父になる』観たジ━━…(〃´-`〃)…━━ン
公式サイトはコチラ
赤ちゃん取り違え事件なんて今の時代にありえないと思っていたけれど、
みている間に
もしも自分の子どもが取り違えられていたとしたら・・・・と
考えずにはいられない、そしてことの重大さに、衝撃を受けるのです。
エリート意識の強い、人生において勝ち進んできた男・野々宮良多(福山雅治)と
みどり(尾野真千子)の6歳の息子・慶太が他人の子どもだと判明。
...
そして父になる
たっぷり是枝風味。
そして父になる
『そして父になる』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。
(1)あちこちで流される予告編で本編を見た気になってしまい、わざわざ行くまでもないのではと思い始めたものの、これほど評判の作品ならばやはり見ておかなければと考え直し、映画館に行ってきました。
映画の始...
[映画『そして父になる』を観た(寸評)]
☆なんか、かったるそうで、見る気がなかったのだが、観たら、ヨーロッパの映画のような、なんか淡々とした雰囲気をたたえた傑作であった。
六年を経てから判明した、病院での子供の取り違えに端を発する二つの家族の物語だ。
たとえが突拍子もないが^^; ある意味...
「そして父になる」:是枝的テーマの良作
映画『そして父になる』は、予告編の段階でもう涙が出てきた作品。「大泣きするんだろ
観ました、「そして父になる」
注:ある程度ネタバレあり 是枝裕和監督作品。「空気人形」・・・あらたくん・・・。
子の心、親知らず~『そして父になる』
大手ゼネコンに勤務し、都内の高級マンションに住む野々宮良多(福山雅治)
は、いわゆる 「勝ち組」 のエリートサラリーマン。妻みどり(尾野真千子)、一
人息子の慶多(二宮慶多)と、平穏な暮らしを営んでいた。 お受験に成功した
慶多の小学校入学直前、ある知らせが一家にもたらされる。
カンヌ国際映画祭において審査員賞を受賞、絶賛を浴びた話題作。日常に即
した家族関係を描き続け...
そして父になる
【監督・脚本】是枝裕和 【出演】福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、二宮慶多、黄升?、風吹ジュン、國村 隼、樹木希林、夏八木 勲
【解説】
『誰も知らない』などの是枝裕和監督が子どもの取り違えという出来事に遭遇した2組の家族を通して、愛や...
『そして父になる』 微妙に動くカメラ
Like Father, Like Son(film review) 映画監督が
【映画鑑賞】そして父になる
お久しぶりです!
しばらくtwitterだけになっておりました。
もう誰もが「愛知女子」死亡したと思っているんだろなと過ごしておりましたら・・・
「感想楽しみにしています」
ブロ朋さんからなにげなくおっしゃっていただけたので
「よし!」
と久々にパソコンと向き合っております!
<感想>
まず、この映画の予告編をみて、「いまどき取...
血か時か、そして
27日のことですが、映画「そして父になる」を鑑賞しました。
学歴、仕事、良き家庭 いわいる勝ち組の良多。
順風満帆な人生を歩んできた、ある日 6年間育ててきた息子が病院内で他人の子どもと取り違えられていたことが判明して・・・
子の取り違え問題
血の繋がりか過...
そして父になる
そして父になる 新宿ピカデリー 9/28公開
申し分のない学歴や仕事、良き家庭を、自分の力で勝ち取ってきた良多(福山雅治)。
順風満帆な人生を歩んできたが、ある日、6年間大切に育ててきた息子が病院内で
他人の子どもと取り違えられていたことが判明する。
血縁か、これまで過ごしてきた時間かという葛藤の中で、それぞれの家族が苦悩し……。
映画館で幾度か予告を見て気になった作品。
...
そして父になる
是枝監督の最新作は、カンヌ映画祭で審査員賞を受賞したこの作品。福山雅治と尾野真千子、リリー・フランキーと真木よう子の2組の夫婦に起きた子供の取り違えを通して、家族とは何か、父親とは何かを問う。
野々宮良多(福山雅治)は、一流会社に勤めてタワーマンション...
『そして父になる』『人類資金』
映画祭のハシゴ鑑賞イベントに参加して 無料鑑賞券をゲットしようと目論んでいた割には 9月は、とうとう劇場鑑賞ゼロ!
「そして父になる」
2013年は例年になく邦画を鑑賞した年だった。そのほとんどが息子への「お付き合い」だったとはいえ、中にはもちろん「参りました」というような作品もある。この「そして父になる」は、第66回カンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞した作品だというだけでなく、是枝監督の作品はいつも、心して観なければならない、精神的にハードな作品が多く、取り上げている題材とあいまって、覚悟のいる鑑賞となる事は始めから判ってい...
映画『そして父になる』を観て
13-79.そして父になる■英題:Like Father,Like Son■配給:ギャガ■製作年、国:2013年、日本■上映時間:120分■料金:0円(ポイント利用)■観賞日:10月5日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)
□監督・脚本・編集:是枝裕和◆福山雅治◆真木よう子◆リリー・フランキー◆小...
『そして父になる』をギンレイホールで観て、福山御苦労じき★★★
五つ星評価で【★★★福山だけダントツに損な役】
是枝監督とはそんなに相性が良くないが、これはまずまず大丈夫な部類。
福山雅治が夫婦二組の中でバリバリ一人勝ちでイヤな ...