『宇宙戦艦ヤマト2199 第六章 到達!大マゼラン』 彼らは442だった!

 遂に公開された第六章には深く考えさせられた。

 『宇宙戦艦ヤマト2199 第六章 到達!大マゼラン』が面白いのは判りきっている。なにしろシリーズ最大の見せ場ともいえる、七色星団の決戦が描かれるのだ。つまらないわけがない。
 三隻の多層式航宙母艦と戦闘航宙母艦、そしてドメル上級大将の乗艦ドメラーズIII世からなるドメル機動部隊の姿は、旧作のドメル艦隊に勝るとも劣らない勇ましさだ。特殊削岩弾(旧ドリルミサイル)や物質転送機(旧瞬間物質移送器)もしっかり再現し、ドメル及びヤマト双方の砲撃戦や、艦載機による空中戦は本当に大迫力で、まばたきするのも我慢して目を見開き続けた。

 あえて七色星団海戦の残念なところを挙げるとすれば、第19話『彼らは来た』と第20話『七色の陽のもとに』だけで終わってしまうことだろう。
 旧作でも第21話『ドメル艦隊!!決死の挑戦状』と第22話『決戦!!七色星団の攻防戦!!』の2回で決着がついてしまうから旧作の構成に忠実ではあるのだが、できれば胸躍る大海戦を4回くらいは観たかった。
 ともあれ待ちに待ってた七色星団海戦は、期待を裏切らない面白さだ。

 しかも、旧作にはない意外な展開も用意されている。
 それがザルツ星義勇兵の襲撃だ。
 旧作におけるガミラス人の肌の色が途中から変わったことを逆手に取り、肌の青い一等ガミラス人とそれ以外の二等ガミラス臣民の設定を考案したのは、洒落たやり方だと思っていた。
 肌の青いシュルツやガンツなんて見たくはないし、さりとてシュルツやガンツを旧作と同じく肌色にしたらガミラス人の体色の統一が取れない。二等ガミラス臣民という設定は、そういう不都合を解消するための苦肉の策だ、くらいに考えていた。
 ところが、ガミラスに肌色の人間がいることを活かしてヤマト潜入の特殊部隊を編成するとは、完全に一本取られてしまった。そこまでこの設定を活用してくるとは思いも寄らなかった。
 というわけで、本作ではドメル機動部隊との激戦と並行して、ヤマト艦内の作戦行動が描かれる。

 しかも、そこで襲われるのは森雪だ。
 旧作において森雪とサーシャが瓜二つだったこと(松本零士氏の描く美女がみんな同じ顔をしていること)をこれまた逆手に取り、本作では「森雪=イスカンダル人」疑惑を展開して楽しませてくれた。
 けれども、このことはそれだけのネタだと思っていた。
 ところが、森雪がイスカンダル人としてガミラス部隊の標的になるとは、いやはや一粒で二度も三度もおいしい思いをさせてくれる作り手たちの手腕に恐れ入るばかりだ。

 これだけでも第六章には大満足なところだが、私が考えさせられたのはザルツ星義勇兵たちの部隊名をパンフレットで確認したからだ。
 ザルツ星義勇兵B特殊戦軍第442特務小隊!
 これが彼らの呼び名だった。
 そうか、彼らは442だったのか……。
 大海戦の迫力に興奮気味だった私は、冷水を浴びせられたように感じた。

 そしてまた第22話『向かうべき星』で女性たちがパフェを食べながら他愛ない会話を交わすシーン――『宇宙戦艦ヤマト2199』には場違いとも思えるコメディシーンが必要な理由に気が付いた。
 影のあるキャラクターとして登場した山本玲がパフェなんぞを頬張り、続々登場する女性キャラと恋愛バナシに花を咲かせるシーンなんて、戦う男の燃えるロマンを期待する私には不要に思われたのだが、これこそ本作のテーマを語る上で重要なものだったのだ。


 442――それはアメリカ史上最強と云われる陸軍部隊である。
 米国陸軍の第442連隊戦闘団は、第二次世界大戦において華々しい戦果を上げた。フランス東部の街ブリュイエールでは、ドイツ軍から解放した442連隊を記念して通りに「第442連隊通り」と名付け、今も街の住民は感謝の言葉を口にする。
 テキサス大隊がドイツ軍に包囲され、誰もが救出に失敗してテキサス大隊を諦めざるを得ないと思われたときも、442連隊はドイツ軍の包囲を打ち破ってテキサス大隊を助け出した。この不可能とも思える任務の遂行は、映画『プライベート・ライアン』のモチーフであるとも云われる。
 442連隊は18,000近くの勲章や賞を受けており、活動期間と規模からすれば米国陸軍史上もっとも多くの勲章を受けた部隊だそうである。

 第442連隊戦闘団は、なぜそれほどの戦果を上げられたのか?
 それは彼らの戦い方が尋常ではなく勇猛だったからだ。
 彼らは211人のテキサス大隊を救出するために216人の戦死者を出し、手足を失う等の重症者を600人以上出している。
 彼らは犠牲を厭わず戦い、テキサス大隊の救出を含めた2ヶ月ほどのあいだに約2,800名の兵員が1,400名にまで減少してしまう。

 では、なぜ彼らはそれほどの犠牲を出しながら戦い続けたのだろうか?
 それは彼らが日系人だったからだ。 
 すずきじゅんいち監督のドキュメンタリー映画『442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍』には、何人もの442連隊の生き残りが登場し、当時のことを語っている。
 日米間で戦争が勃発すると、米国に住む日系人と日本人移民は強制収容所に入れられた。有色人種に対する偏見も強かった時代である。
 米国市民たる彼らは、日系人だってアメリカを愛していることを体を張って証明する必要があった。
 かくして日系アメリカ人のみからなる第442連隊戦闘団が編成され、ヨーロッパ戦線で未曽有の活躍をするのである。

 ガミラスにおいて二等臣民と見下され、義勇兵としてあえて危険な任務に就くことで忠誠を示そうとしたザルツ人たちの第442特務小隊。
 これはそのまま日系人の姿なのだ。

 以前、当ブログにコメントをいただいたように、旧作のガミラスは米国になぞらえている。その意匠や人名はドイツ第三帝国風ではあるものの、超強力爆弾で都市を破壊し、圧倒的な戦力で大和を包囲する巨大国家は、米国以外の何者でもない。
 20世紀の日本が戦争した主な相手は中華民国であり、米国は日中戦争の最後の方で中華民国に加勢しただけなのだが、米国との激しい戦いの印象から日本人は米国との戦争に負けたように感じている。[*]
 そのイメージが旧作の制作時にも投影されたのだろう。

 だから『宇宙戦艦ヤマト2199』におけるガミラス人のマイノリティが、日系アメリカ人を模して描かれるのはあながち筋違いではない。
 それどころか、もしも第442連隊戦闘団がヨーロッパ戦線ではなく太平洋戦争に投入されていたら……。悲壮なザルツ星義勇兵の姿に、そんなことを考えずにはいられなかった。
 戦争がいかなる悲劇を引き起こすのか。第442特務小隊のエピソードはそれを端的に表している。

 宇宙葬のシーンが旧作と異なるのもそのためだろう。
 七色星団で多くの犠牲者を出したヤマトは、旧作でも宇宙葬を行っていた。このとき沖田艦長は「地球のために命を賭けた、すべての勇士に送る。君たちの心は我々の心に蘇って明日の地球の力となるだろう。我々は君たちを決して忘れはしない」と弔辞を述べている。この宇宙葬はあくまで地球人のために行われたものだ。
 『宇宙戦艦ヤマト2199』でも宇宙葬が営まれるが、旧作と大きく異なるのはザルツ人も一緒に葬られることだ。
 ヤマトにとっては敵国人であるガミラス兵を、地球人と同じく丁重に葬ってやる。旧作にはないこの扱いから、『宇宙戦艦ヤマト2199』が訴えるものが伝わってくる。

 だからこそ、パフェを食べるシーンが重要なのだ。
 山本玲とメルダ・ディッツとユリーシャ・イスカンダル――すなわち地球人とガミラス人とイスカンダル人が席を並べて仲良く会話に興じる。そこには敵も見方も、身分の上下もない。
 それこそ『宇宙戦艦ヤマト2199』の作り手が目指す世界だ。

 『宇宙戦艦ヤマト』及びそのリメイクである『宇宙戦艦ヤマト2199』は、戦艦大和をモチーフにした戦争ドラマであり、ややもすれば好戦的なナショナリズムをかき立てることになりかねない。
 それだけに作り手には慎重さと配慮が求められよう。
 旧作の第24話で古代進が「我々がしなければならなかったのは戦うことじゃない。愛し合うことだった。」と口にするのはその配慮の表れだ。
 だが、さんざんガミラスと戦っておいて後から出てきたこのセリフは、いかにも唐突に感じられる。

 それを『宇宙戦艦ヤマト2199』の作り手も判っているのだろう。
 旧作での古代進のセリフの趣旨を作品の中に散りばめて、唐突にならないように腐心している。
 その一つがパフェを食べるシーンなのだ。

 これ以上の戦闘はやめようと沖田艦長から呼びかけられたドメルが、旧作では「ガミラスの命運」がかかっていることを理由に拒むのに対し、本作では「死んでいった部下のために」戦いはやめられないと述べるのも、ナショナリズムを緩和するためだろう。


 また、本作ではガミラスを米国の暗喩とすることも緩和している。
 米国の第442連隊戦闘団を模したザルツ人の登場は米国らしさの強調のように感じられるが、第六章はそう単純ではない。
 そのキーとなるのが各話のサブタイトルだ。

 第19話のサブタイトル『彼らは来た』は、ナチス親衛隊出身のパウル・カレルがノルマンディー上陸作戦をドイツ側から描いたドキュメンタリー『彼らは来た―ノルマンディー上陸作戦』(1960年)を踏まえてのものだろう。ということは、ガミラスがドイツとして位置付けられるだけでなく、なんとヤマトが米国の位置付けになるわけだ。
 この回のガミラス国歌「永遠に讃えよ我が光」の歌声を聴くと、観客はすっかりガミラス側に感情移入してしまうはずだ。

 こうして地球対ガミラスを単純に日米戦争とみなすことを否定した上で、第20話『七色の陽のもとに』に突入する。
 パンフレットで氷川竜介氏が述べているように、七色星団の決戦は第二次世界大戦のミッドウェー海戦を参考にしたものだ。大日本帝国はこの戦いで航空母艦4隻を失い、致命的な損害を被る。航宙母艦4隻を失うドメル機動部隊は、ここでは大日本帝国海軍なのである。
 つまり第20話のガミラスは日本であり、ヤマトはやはり米国に位置付けられる。
 けれどもそれだけではない。
 サブタイトル『七色の陽のもとに』は、もちろんポーランドのスタニスワフ・レムが執筆した『ソラリスの陽のもとに』(1961年)が元ネタだ。この小説が書かれた頃のポーランドは、ポーランド統一労働者党が支配する社会主義国だった。

 続く第21話のサブタイトル『第十七収容所惑星』は、ビリー・ワイルダー監督の映画『第十七捕虜収容所』(1953年)とソビエト連邦(現ロシア)のストルガツキー兄弟が執筆した『収容所惑星』(1969年)を掛け合わせたものだろう。
 『第十七捕虜収容所』はドイツの捕虜収容所から脱走しようとするアメリカ兵を描いた作品で、第21話冒頭の2人の捕虜が射殺されるシークエンスはこの映画にならっている。
 だが、第21話の主眼が圧制の恐ろしさである点で、ソビエト連邦の『収容所惑星』も念頭に置くべきだ。

 第20話、第21話と連続で旧社会主義国を指し示すサブタイトルにすることで、本作はガミラスという国家にドイツでも米国でもない新たなニュアンスを吹き込んだ。
 長年にわたり一党独裁を続け、思想・言論を制限した社会主義国家群(いわゆる東側陣営)
 『宇宙戦艦ヤマトIII』のボラー連邦はソビエト連邦を思わせるものだったが、本作ではガミラスが社会主義国のようなカラーを帯びた。

 ドイツ第三帝国や大日本帝国は、対外戦争に敗れることで終焉を迎えた。
 だが社会主義国の多くは体制を拒否した国民の手で倒された。
 国家の命運は、他国との戦いにかかっているばかりではないのだ。


[*] 與那覇潤氏は70年前の「あの戦争」を「日中戦争とそのオマケ」と呼んでいる。詳しくは以下の文献を参照されたい。同書では、世界で一番成功した社会主義国が東側陣営ではなく日本であることも説明している。
   與那覇潤 (2011) 『中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史』 文藝春秋


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第19話『彼らは来た』 脚本/森田繁 絵コンテ/羽原信義 演出/羽原信義
第20話『七色の陽のもとに』 脚本/森田繁 絵コンテ/出渕裕 演出/別所誠人
第21話『第十七収容所惑星』 脚本/村井さだゆき 絵コンテ/片山一良 演出/中山勝一
第22話『向かうべき星』 脚本/大野木寛 絵コンテ/片山一良 演出/江上潔

総監督・シリーズ構成/出渕裕  原作/西崎義展
チーフディレクター/榎本明広  キャラクターデザイン/結城信輝
音楽/宮川彬良、宮川泰
出演/菅生隆之 小野大輔 鈴村健一 桑島法子 大塚芳忠 山寺宏一 麦人 千葉繁 田中理恵 久川綾
日本公開/2013年6月15日
ジャンル/[SF] [アドベンチャー] [戦争]
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【genre : アニメ・コミック

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⇒comment

パフェ

深い。
パフェ深いぞ。

きっとドメルも沖田とパフェを食べたかっただろう。
デスラーもスターシャとパフェを食べたかろう。

深い。深いぞパフェ

Re: パフェ

ふじき78さん、こんにちは。
考えられた脚本だなぁ、と思います。
『オブリビオン』の記事にも書きましたけど、コミュニケーション力や共感能力は男性より女性の方が高いそうですから、やっぱり一緒にパフェを食べるのは女性同士がしっくりきます。
作り手がメルダを連絡担当として乗艦させたのは、パフェを食べさせるためじゃないかとすら思います。

ドメルと沖田艦長には、戦いを通じてお互いを認め合う関係が相応しい。でも沖田艦長は「バカメ」とか云っちゃうからなぁ。

やっと映画館で見れました

はじめまして。
ヤマトが上映されるたびこのブログの更新を楽しみにしてます。

今回、やっと仙台の劇場でヤマトを観れました。
しかも、七色星団のエピソードで観れたのは無上の喜びです。

今回のブログも考えさせられました。
こんなアプローチもあるんだなあと。
パフェにこんな深い意味があるなんて目からうろこです。

あと、私は19話の出撃前のシーンに心惹かれました。
少年兵と老兵ばかりの部隊。
そして、ザルツの特殊部隊。
バーガーがこばかにしたようなことを言ったあと、ザルツ兵がガミラス国歌を歌いますよね。そして、ほかの皆も歌い始める。

これ、「バルジ大作戦」の一シーンを思い浮かばせられました。
若い戦車兵ばかりに落胆するヘスラー大佐(だったと思いますが)の前で一人が「戦車兵の歌」を歌い始める。それに皆が続き、ヘスラー大佐も歌い始める。
こんなシーンを思い浮かべました。

あと、私の勘違いなら申し訳ありませんが、初期のヤマトの中で七色星団の決戦で特殊部隊がドリルミサイルを使ってヤマトに潜入するプランがあったように記憶しています。
もしかしたらこれを焼き直してザルツ義勇兵のヤマト潜入のエピソードが作られたのでしょうか・

まちがっていたら申し訳ありません。

今後もヤマト2199の熱いブログを楽しみにしています。
がんばってください。

Re: やっと映画館で見れました

いちヤマトファンさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

4月からテレビ放映もはじまりましたが、映画館での鑑賞との落差は大きいですね。
テレビだとCMが挟まったり、始終テロップが表示されたりして作品にのめり込めませんし、映像や音響の素晴らしさもはなはだしく減退してしまいます。
CGIで動かす戦艦等も劇場なら完璧に映像にマッチしているのに、テレビ画面だとなんだか浮いた感じがします。我が家の視聴環境が今一つなのかも知れませんけど、改めて映画館の良さを感じてます。
今回ようやく映画館で観られたのは何よりですね!

第六章を観てからというもの、私の頭の中はガミラス国歌が鳴り続けています:-)
歌詞を憶えていれば一緒に歌ったのに!
『バルジ大作戦』は未見ですが、そんなカッコいい場面があるんですね!!
ガミラス国歌を歌うくだりは、その場面へのオマージュっぽいですね。
とすると、第442特務小隊の指揮官ゲルト・ベルガーのモデルはドイツ親衛隊中佐オットー・スコルツェニーでしょうか。
スコルツェニーは、バルジの戦いの一環としてアメリカ軍の軍服を着て連合軍の後方を攪乱するグライフ作戦を指揮してますし、幽閉されたムッソリーニを救出するグラン・サッソ襲撃にも関わっています。このグラン・サッソ襲撃を背景に書かれたのがジャック・ヒギンズの傑作冒険小説『鷲は舞い降りた』で、ドイツ兵が偽装して敵地に潜入すること、要人の誘拐を企てること、敵兵であるにもかかわらず手厚く葬られること等は第20話『七色の陽のもとに』に通じますね。

ドリルミサイルを使ってヤマトに潜入するプランについては記憶が定かでありません。
本作のスタッフなら面白いヤマトを作るためにはあらゆる要素を棚卸することでしょうから、そこも原典があるのかも知れませんね。

いろいろご教示いただいて本作の奥深さを一層実感できました。
今後ともよろしくお願いします。

No title

毎回、更新を楽しみにさせて頂いております。

藪が置き去りになるシーンで、多くの客席から失笑があがっていました。
可哀相な藪。

Re: No title

TSHさん、こんにちは。
今回の藪は愉快でしたね。
藪のことだから、これで退場とは思えません。
そういえば、旧作で没になったネタで、本作がまだ実現していない大物があることに気づきました。
ヤマトからもガミラスからも自由になった藪は、ドメルが遺したロクロック鳥を手に入れて、40人の囚人とともに宇宙海賊として暴れまわるのでは……;-p

次で終わりか〜

はじめまして。
いつも楽しく拝見させて頂いております。

次の第七章で 2199 も終わりかと思うとこの1年ちょっとの興奮が思い出されて寂しく感じてしまいます。

私は舞台挨拶を見てきたのですが、出渕監督は公開日にも新規音源の収録に立ち会っていたそうで、最終章といえどまだまだ隠し球で我々を楽しませてくれそうです。
なんでも新規に9曲ほど録音するとサントラが Part3 まで出るらしいです。
個人的には「未知なる空間を進むヤマト」などを期待しているんですが…。

さて、最終章一歩手前となって改めて貴ブログのヤマト関係の記事を読み直させて頂きました。
深い考察を見せてもらい 2199 は戦争について本当に正面から取り組んでいるのだなと思わされました。
そして 2199 のテーマの1つは戦争していた敵とも分かり合うことができるのか?ではないかと思っていますが、その1つのキーは波動砲なのではないでしょうか?
今回、百合亜を通して「波動エネルギーは武器にしてはいけない」とか「波動砲は本当に身を守るためだけのもの?」と、イスカンダルに問いかけられています。
旧作では敵艦隊に対しては1度も打たれていませんが、その後のシリーズでは敵艦に対しても打っていますよね。
そのことを製作陣は意識しているようですからこの台詞が出来たのではないでしょうか。
3話でも波動砲の威力に対して思い悩む沖田艦長が描かれていますしね。

旧作ではガミラス本星に波動砲を打ち込む場面がありますが、
第七章ではオルタやメルダ、ドメルを通じて触れ合い知ったガミラスに対して、大量破壊兵器である波動砲をヤマト側が打つのかどうか選択を迫られる場面があるのではないかと予想しています。
六章の最後にはデスラー砲らしきものも打たれましたしその辺との関係も気になっています。

それでは第七章の記事も楽しみにしておりますね。

Re: 次で終わりか〜

オブチ1号さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
サントラの Part3 ですか。出費がかさむなー(^^;

波動砲については第七章の鑑賞後に取り上げるつもりでしたが、おっしゃるとおり本作のキーになるものと思います。
『スターキング』のディスラプターをはじめ、SFにはしばしば一撃で敵を壊滅させる最終兵器が登場します。旧ヤマトの波動砲もその一つではありましょうが、本作では波動砲が波動エンジンの悪しき使い方であることが強調されていますね。
ディスラプターのような最終兵器と異なるのは、これが平和利用にも貢献する点です。
莫大なエネルギーを供給して人々の役に立つ反面、使い方によってはたいへん危険な兵器にもなる。いずれにしても、人々の叡智を結集し、慎重な手つきで扱わねばならないもの。
もちろんこれは原子力のメタファーでしょう。

そもそも、都市を丸ごと破壊する遊星爆弾や、その影響としての放射能汚染という旧作の設定が、原子爆弾のメタファーでありました。
本作は、爆弾を落とされるとか、汚染される等の被害者的なアプローチを薄め、みずからが扱い方を問われる当事者として原子力と向き合うことを求めています。

――なんてことを考えながら、第七章に臨みたいと思っています。
本当に最終章が楽しみです。

TBありがとうございます

うーん、奥が深い。
今作の各話タイトルや設定変更、そしてマゼランパフェにそんな意味があったのか。

個人的には沖田とドメルが酒を酌み交わすシーンがあれば、と思いますね。

Re: TBありがとうございます

まっきいさん、コメントありがとうございます。

> 個人的には沖田とドメルが酒を酌み交わすシーンがあれば、と思いますね。

『宇宙海賊キャプテンハーロック』にそんな場面がありましたね:-)
そういえば、「ガミラスに下品な男は不要だ」と云われて穴に落とされたドーテム・ゲルヒンは、酔っ払って赤ら顔でしたけど、ガミラス人も酔うと顔が赤くなるんですねぇ。
血液が紫色のガミラス人がなぜ顔を赤くするのか考え続けているのですが、なかなか難問です。

盛り上がってまいりました

大変ご無沙汰しております。

いろいろ書こうと思ってのぞきに来ましたら、すっかり主様と皆様に書き尽くされてしまいました。w
なのでちょっくら不満な部分だけに絞って叫ばせてもらいます。

楽しみにしていた戦闘シーンは上下ありき(重力の存在ありき)のような作りでちょっとしょぼ~んです。
そればかりか、ドメル艦隊の戦艦に波を蹴立てて航行するような表現がw

・・・・これはもうしょうがないんでしょうけどね。
おそらく宇宙での戦闘なんて人類いまだかつて経験のないことでしょうし、演出、作画ともに
どう描いていいのか難しそうですしね。
何より見てるほうがちんぷんかんぷんではせっかくの良い物語もしらけてしまうでしょうし・・・。
なので17?歩譲って重力表現ありきについて、今日は特別に認めます(謎)。

パフェを突っつくシーンはもうすばらしかったです。文句なしです。
サービスシーンと思われがちな部分ですが、主様おっしゃるとおりの意図だと思います。

森雪の勘違い拉致については彼女の記憶がないってところから伏線だったんですね。
まさかこういう方向に持っていくとは、この後の展開がおもしろくてドキドキしますね。
ただ、なんとなくターンエーガンダムを思い出してしまったのは私だけではないと思います。

あとは~~~そうですねぇ。
TV放送も追いついてきてますから製作スケジュールが厳しいのは仕方がないのかもですが
作画がぽつぽつと乱れてきてるのが惜しいです。
メカはたぶん気にならないのですが、キャラの顔がずいぶん変わってきてるのと、カット毎に
全く別人みたいになるのはなんとかして欲しかったです。
デスラーなんて引きとアップの時ではまるで別人のシーンがありました。
放送版では修正されるのでしょうかね。

とうとうあと1章で終わりなんですね。
ここまでおもしろいとなんとか4クールやって欲しかった気もします。

ほんと、ここのブログに出会えて皆さんと一緒に楽しめてよかったです。
大好きな作品を語り合えるのはとても幸せなことですね。

今後とも宜しくお願いいたします。

Re: 盛り上がってまいりました

ネオ三太夫さん、こんにちは。
いつかブログで取り上げようと思いつつ第六章まで来てしまいましたが、本作の科学面でのデタラメぶりも特筆ものだと感じています。
もちろんデタラメだからダメな作品というわけではなく、科学考証やSF考証にしっかりした人の参画を得ていながら、平気でデタラメを展開するセンスを賞賛したいのです。
ガミラス艦に弾き返された光線がグニャリと曲がってガミラス艦の向こうへ飛んでいく描写(第1話)、ヤマトがワープする際にわざわざ通常空間で加速する描写(第3話)等、変てこなシーンが多々あります。そもそもイスカンダルへの航海はワープが基本であり、通常空間を前進する必要はないはずですが、いつもヤマトは前進しています。
でも、これらの変てこな描写がなければ物足りないのは明らかです。科学的には不要でも、「ヤマトらしさ」のために必要なのです。
出渕裕総監督は「理屈を付けてもっと面白い形に転換できるんだったら、それは積極的にやっていこう」とおっしゃっています。云い方を変えれば、面白い形に転換できなければ理屈は無視するということでしょう。旧作が科学的に緻密ではなかった以上、本作も科学的な考慮はほどほどにして旧作の雰囲気を壊さないことを第一にしているのだと思います。

戦闘シーンにしてもしかり。
第15話でドメル艦隊がヤマトを筒状に包囲していましたが、あれはレンズマン・シリーズでもお馴染みの宇宙ならではの戦術ですね。対するヤマトも船体を回転させて上下左右すべての方向にビームを放っていました。作品の作り手たちは、上下のない宇宙での戦闘をどのように描写すべきか重々承知していたことと思います。
にもかかわらず、七色星団の決戦が「上下」を強調して、あたかも海上で戦うがごとく演出されているのはなぜか。
おっしゃるとおり現実の艦隊戦を模すことで、激しい戦闘を観客にすんなり理解させるためでもあるでしょうが、私は多層式航宙母艦(いわゆる三段空母)を登場させるのも理由だろうと思います。
翼のある戦闘機が甲板を滑走して飛び立つ描写は、重力と大気が存在してこそ意味があります。単に多数の艦載機を運んで発進させるだけであれば、ヤマトのコスモファルコンのように発進口から次々放出すれば良いし、『惑星大戦争』の宇宙防衛艦 轟天がリボルバー式カタパルトから戦闘機を射出するのは視覚的にもインパクトがありました。
しかし観客が七色星団の決戦に期待しているのは、間違いなく三段空母で構成されたドメル機動部隊であり、空母には広い甲板がなければなりません。旧作同様に三段空母が活躍するためには、宇宙に重力と大気がなければなりません。少なくとも、重力と大気があるように感じられなければなりません。
その演出を徹底するために、「波」を蹴立てて航行する艦隊や、上下ありきの戦闘が必要だったのではないでしょうか。

何よりヤマトそのものが、船体の一面に兵装が集中する不自然な形をしています。戦艦大和をモチーフにしたためですが、本来宇宙で戦うにはペリー・ローダンシリーズの宇宙戦艦のような球形の方が合理的でしょう。
ヤマトが船の形をしている限り、上下ありきの演出は避けられないと思います。
また、そんな演出を堂々とやってこそ『宇宙戦艦ヤマト』ではないか。そんな風に考えています。


私はブログを書くとき、一作品一エントリーを原則にしています。
ですから章ごとに記事を書くつもりはなかったのですが、ネオ三太夫さんはじめ皆さんにコメントをいただき、好きな作品を語り合う楽しさからついつい新章公開のたびに駄文を連ねてしまいました。
とはいえ、あとはいよいよ最終章を残すのみ。楽しみな反面、寂しくもあります。

続編を作って欲しくはありませんが、スピンオフなら観てみたい気がします。開戦前夜を描いた『地球より永遠に』とか、山本玲の兄が活躍する『火星戦線異常なし』なんてどうでしょう。
とにもかくにも、次回もよろしくお願い致します。

「それはない。断じてない。」

ナドレックさん、こんにちは。
第5章以来の投稿となります。
劇場は都合がつかず、BD到着でようやく鑑賞出来ました。
七色星団に期待しながら実は21・22話が面白かったという意外な感想に終わりました。
印象に残ったシーンの一番が玲のパフェだったので自分は変わっているのかと思いきや、みなさんもパフェは重要項目とみなしていたのですね。
「それはない、断じてない」で爆笑してしまいましたが、山本がなぜ妹(女性)なのかの回答がこのシーンだと勝手に思っています。
あと、七色星団の南部君ですね。いつの間にか南部君を応援してましたので、よい見せ場があってよかった。
対照的に残念なのは伊東君でしょうか。彼はもっと彼らしい舞台があったように思いましたが。

七色星団の感想は、なんとなく満たせないものがあるにしろ、旧作を考えるとこれ以上のものはない・・・という微妙な満足感でしたね。
といいつつ、七色星団の20話は連続で3回も観てますが。(笑)
さて、微妙と書いた理由の一つは七色星団は旧作通りの展開だったからでしょう。
それでも個人的に楽しめたのはお姫様がさらわれる王道展開があったことと美麗な七色星団のおかげです。

ここまで観て自分がこの作品に期待し求めているのは、焼き直しではなく新展開だったようです。
宇宙空間に浮かぶヤマトの大画面がわくわくするはもちろんですが、旧作にない新展開を一番喜んでみてますね。
伊東君は退場してしまいましたが、最終巻を残し、どう展開していくのか分からない本作は楽しみ以外の何物でもありません。

あと、ナドレックさんの感想や他の方の最終巻コメントも楽しみですね。

Re: 「それはない。断じてない。」

はーしゅさん、こんにちは。
たしかに第六章は七色星団の決戦で盛り上がるとばかり思っていたら、21、22話の面白さに舌を巻きました。
しかも南部に見せ場があって嬉しくなりましたね。彼はこれまでいいところがサッパリありませんでしたから:-)
伊東は残念でした。私も彼はもっと活躍すると思っていました。その分、薮が何かしでかしてくれることを期待しているのですが……。

本作は旧作のリメイクではありますが、おっしゃるとおり新展開が楽しみでなりません。
もちろん、新展開といえどもその心意気が旧作に通じているからだと思います。
第七章でどう締めくくってくれるのか、期待が高まりますね。

第七章を観たら、ぜひまた語り合いましょう。

「小鳥の意味は?」

南部君はいい奴になりましたね。旧作からイメージが上がったキャラの1位になりそうです。
恋敵だった古代を想う気持ちすらあり、戦闘時のカッコよさもある。
2位はシュルツかゲール君ですが。(笑

ところで、自分の話ばかりでしたが、ナドレックさんの感想にも少し触れさせてください。
私はナドレックさん程、文才が無いのが残念ですが(笑

>ドイツ第三帝国や大日本帝国は、対外戦争に敗れることで終焉を迎えた。
>だが社会主義国の多くは体制を拒否した国民の手で倒された。
>国家の命運は、他国との戦いにかかっているばかりではないのだ。

そうなんですよね。ヤマト1艦であの大ガミラスに勝てるはずがない。
これを可能しているストーリーこそナドレックさんのご意見ですね。
確かにヤマトは主役なので簡単に落ちないのはお約束ですが、それを違和感なく見せる手法をいくつか用意した一つが「一枚岩でないガミラスの脆さ」だったわけです。

さて、旧作は本当に良い作品でした。子供には退屈なシーンでも今の大人が見て納得できるものを多く入れていた先取りの作品だと思います。
その旧作への回答が2199のようですね。パフェもナドレックさんのおっしゃる通りだと思います。

>旧作の第24話で古代進が「我々がしなければならなかったのは戦うことじゃない。愛し合うことだった。」と口にするのはその配慮の表れだ。

スタッフは当然、旧24話を意識してあるはずですよね。そして波動砲の扱いを重要視しています。
これをどう演出するのでしょうか。楽しみでなりません。
イスカンダルを愛の星のように扱わないでしょうし、今一番興味深いデスラーとはなんであるのかの回答も見せてくれるでしょう。

古代守は出てくるのか?なんてのは、私は興味ないです。(笑
話が薄くなるので出てこないでよいとか、勝手に思ってます。(ファンの方いたらごめんなさい。

TV放送版が(汗

皆さんこんにちは。

はーしゅ様
古代守は出てきますよw
きっとガミラス母星で何かやらされてるんじゃないでしょうか。
旧作ではスターシアが引き取って治療してましたが
さすがに今回は同じではないと思います。
17話でけっこう守の話が出ているので、これで終わりって事はないかも・・・

まぁ、たしかに最後に出てこなくても話の展開上問題なさそうですけどw
藪機関士もイスカンダルのダイヤモンド大陸を拝まずに途中でおろされちゃったし?
コスモクリーナーDではないから最終回の雪の蘇生もなさそうですしね。

んで、TVシリーズ、主題歌ががらりと変わっててびっくりしました。
UVERworldの歌声でOP自体アップテンポになってますよ。
てっきりガンダムになってしまったかと思ってしまいました。
好みはかなり別れるでしょうが、私はこっちでも良いかなと思ってます。
せっかく変えたんだからTVシリーズ4クール(52話)やってくれないですかねぇ(泣
オリジナル話はいくらでも作れそうなんですけどね。
(来週8月4日の放送は1時間スペシャルみたいです)

そのOPの27秒目、船首ミサイル発射シーンで船体に白い水位線?が描かれてましたが
これはTVシリーズ用の追加カットですかね?
宇宙戦艦に水位線が必要なんかなw
初めて見た感じがしてちょっとびっくりしてしまいました。
ちょこちょこカットの書き直しもありそうですね@TV版

TV版もDVD出るんでしょうか・・
むむむむむむ。。。。

前回お話しした上下(重力)ありきのドメル戦ですが、三段空母は惑星征圧用の空母として
主に利用していたのではないでしょうか?
まさに重力有りの惑星上で使っていて、主力艦が90日離れていて間に合わないため
老兵とともに駆り出されたのではないかと。
新作では戦闘機発鑑の時、直線的に飛んでいきましたが、旧作では重爆撃機が離陸時に
すっと下に落ちてから上昇していった表現だったはずです。
旧作のほうは完全に重力表現を「してしまった」んですが、新作ではさすがにそれを
しなかっただけまだ良かったかなと思ってますw

好き放題書きましたがまた宜しくお願いいたしますm(__)m

1時間TVスペシャル?

ネオ三太夫様

古代守は出てきますか。
ユリーシャの相手こそ古代守かもしれませんね。(地球に居る間に仲良くなったとか・・・いくらなんでも無理がありますね。ただ、古代守がユリーシャ、進が森雪ならば変な絵になるのかも(笑 )

七色星団の絵は第2次大戦の戦艦大和と空爆機を再現したものだと思っています。
艦載機から見下ろした時、雲の下に見えたヤマトは、あぁ大和だなぁと・・・よい意味での古臭さを楽しんでいました。
音も第2次大戦っぽい感じだったと思います。2199のヤマトではない大和へのオマージュだったのかもしれません。

三段空母のお二人の意見もなるほど思わせますね。
2199は色んな角度からみて色々想像出来ますね!

ところでTVは全く見ていません。
主題歌はUverWorldですか。彼らは歌も上手くスタイリッシュですが、ヤマトの主題歌のイメージにはないですね。(と感じる所が自分の老いの始まりか。)
とはいえ、1時間スペシャル気になりますね。よい情報をありがとうございます。
8月4日放送は録画したいと思います。

すんませんm(__)m

見直したらOVAのOPにも船体に白い水位線がありました。
申し訳ありません、お騒がせいたしました。
アップの時に出てくるデカールなんすかね?(プラモか??!
CG作画なのに面倒くさいことやってるのね。とほほ。

はーしゅ様
私がTVに気づいたのはすでに10話を超してからでした。
視聴者に分かりやすくするために、毎回毎回登場人物の名前のスーパーが出ます。
1時間スペシャルは・・2話合体させただけか・・・または
前半30分が総集編で後半が18話か・・・・
もっとひどいと前半が制作秘話&中の人&スタッフトークで
後半が18話とか・・・(汗
期待すると火傷するかもデスヨ。

いずれにせよ主題歌変更に続いて第2弾のテコ入れ回?なのかも
しれません@磐梯ビジュアル

Re: 「小鳥の意味は?」

はーしゅさん、ネオ三太夫さん、こんにちは。

古代守は出てくるでしょう。キャプテンハーロックとして:-)
藪は体形からするとヤッタラン、佐渡先生はドクターゼロと改名してアルカディア号に乗るのでしょう。

ヤマトの主題歌は佐々木功氏が朗々と歌うものだと思っているので、それを劇場で堪能できる以上、テレビのオープニングはあまり気にしていません。主題歌は話題づくりを仕掛け易い部分ですから、いろいろな手段を講じて少しでも本作への注目を増やしてくれれば良いと思います。
今回のロックバンドの曲は、『オーディーン 光子帆船スターライト』でのLOUDNESS起用を考えれば、それほど筋違いではないかもしれません。

旧作の三段空母では、ネオ三太夫さんのおっしゃるとおりいったん機体が下に落ちる表現がありました。実際の記録映像等を見て研究した「成果」なのでしょうが、もちろん宇宙ではあり得ません。
本作では堂々と科学面でのデタラメがある一方、この表現はヘンだよね、というところはちゃんと避けています。ファン心理を読んだその手綱捌きに共感するところです。

三段空母は本来惑星征圧用なのでは、というネオ三太夫さんの読みは面白いですね。
たしかに、単に空母であればガミラスには高速空母(ポルメリア級強襲航宙母艦)がありますから、長大な甲板を有した三段空母の出る幕はありませんからね。

さて、はーしゅさんが注目されたように、第六章でデスラーは目の前にいる青い鳥を殺してしまいました。
青い鳥は、他の場所にはいないというのに。
はたして第七章は、どんな結末を見せてくれるのでしょうか。

Re: 「小鳥の意味は?」

>ネオ三太夫さん

よくよく見ると本作にも、空母から発進する際に機体が下に落ちる表現がありますね。
迫力ある表現ではありますね(^^;
Secret

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