『J・エドガー』 毛布をかけてもらうには?
【ネタバレ注意】
クリント・イーストウッド監督がJ・エドガー・フーバーの映画を撮る!
その報に接したとき、あまりにも上手い組み合わせに驚くとともに、傑作になることを予感してワクワクした。
なにしろ『チェンジリング』で米国の過去の汚点と捜査機関の問題を指摘し、『グラン・トリノ』で米国の現代社会の片隅を切り取ってみせたイーストウッド監督が、米国史上の怪物の一人である伝説的なFBI長官を描くのだ。
いったい米国のどんな暗部が描かれるのか、何が白日の下にさらされるのか、イーストウッド監督は絶大な権力を思うままに振るった男にどのようにメスを入れるのか。想像すればするほど期待は高まった。
けれども、映画『J・エドガー』は私が予想していたものとは趣きが違った。
たしかにレオナルド・ディカプリオ演じるジョン・エドガー・フーバーは、捜査機関の長たる権力を持ち、捜査官を武装させて華々しく犯罪者と戦い、有名な極秘ファイルをネタに大統領ですら逆らうことを許さなかった。彼は共産主義者や公民権運動家への憎しみに満ち、自分の考える国家像を実現するためなら卑劣な手段も辞さない奸物だ。
しかし、スクリーンの中にいるのは寂しい老人にすぎなかった。
結婚もせず、友人もほとんどおらず、家にいるのは犬とメイドだけ。そんな孤独な老人が、昔の自分を美化しながら思い出話をしているのだ。
なるほど、クリント・イーストウッドは私が思うよりもずっと老成し、優しい眼差しの持ち主だったのだ。恐るべき怪物フーバーを扱う手つきは、まるで『グラン・トリノ』の老いた自動車工に接するようである。
イーストウッドはフーバーを断罪するでもなく、英雄視するでもなく、ただ血気にはやった青年が偏屈な老人になっていく様子を描写する。
しかも出来事を時系列的に追うのではない。映像は彼の若い頃と老いたときとを頻繁に切り替わり、そのたびに彼の老いが印象付けられる。若い頃のシーンはフーバーがどうして今に至ったかを説明するためにあり、映画が主眼とするのは、強大な権力を握っても決して避けることのできない老いを迎えた一人の男だ。
それは凄腕ガンマンの役で鳴らしたイーストウッドが、『許されざる者』で銃を振り回すことを否定し、『グラン・トリノ』で暴力を封じ、『ヒア アフター』で穏やかに暮らすことの大切さに目を向けたことの延長にある。
劇中のフーバーは報道陣に囲まれ、銀幕に登場し、人々のヒーローになっている。そう、彼はイーストウッドらハリウッドスターと同じなのだ。
ところが、この男は穏やかな暮らしとは対極にいる。当年とって82歳のクリント・イーストウッドは、77歳で没したフーバーを通して、きれいな人生の幕引きなんてできない男の醜悪ともいえるエネルギーを描き出す。
そして栄光を独り占めにしたかのような彼が、一生を通じてさいなまれるのは人間不信である。みずからの望むように組織を作り、半世紀近く君臨し続け、逆らう者のいない世界を築き上げながら、自分が生み育てたFBIですら信用できず、彼の周りには副官と秘書しか残らない。
そのごく少ない愛情と忠誠のみが彼のかけがえのない財産であることを、彼はどれだけ理解していただろうか。
さらに、彼の寒々とした私生活を印象付けるのが、数ショットしか登場せず、セリフもほとんどない黒人のメイドである。
人種差別主義者のフーバーの家で働く黒人メイドは、1970年代でありながらあたかも南北戦争時代のような姿だ。その彼女は、半裸で倒れたフーバーを目にしながら毛布の一枚もかけてやろうとはしない。
フーバーは権力の頂点に達しながら、自発的に毛布をかけてもらうことすらできなかったのである。
『J・エドガー』 [さ行]
監督・制作/クリント・イーストウッド 撮影/トム・スターン
出演/レオナルド・ディカプリオ ナオミ・ワッツ アーミー・ハマー ジョシュ・ルーカス ジュディ・デンチ
日本公開/2012年1月28日
ジャンル/[伝記] [ドラマ]
http://bookmarks.yahoo.co.jp/bookmarklet/showpopup?t='+encodeURIComponent(document.title)+'&u='+encodeURIComponent(location.href)+'&ei=UTF-8','_blank','width=550,height=480,left=100,top=50,scrollbars=1,resizable=1',0);">
クリント・イーストウッド監督がJ・エドガー・フーバーの映画を撮る!
その報に接したとき、あまりにも上手い組み合わせに驚くとともに、傑作になることを予感してワクワクした。
なにしろ『チェンジリング』で米国の過去の汚点と捜査機関の問題を指摘し、『グラン・トリノ』で米国の現代社会の片隅を切り取ってみせたイーストウッド監督が、米国史上の怪物の一人である伝説的なFBI長官を描くのだ。
いったい米国のどんな暗部が描かれるのか、何が白日の下にさらされるのか、イーストウッド監督は絶大な権力を思うままに振るった男にどのようにメスを入れるのか。想像すればするほど期待は高まった。
けれども、映画『J・エドガー』は私が予想していたものとは趣きが違った。
たしかにレオナルド・ディカプリオ演じるジョン・エドガー・フーバーは、捜査機関の長たる権力を持ち、捜査官を武装させて華々しく犯罪者と戦い、有名な極秘ファイルをネタに大統領ですら逆らうことを許さなかった。彼は共産主義者や公民権運動家への憎しみに満ち、自分の考える国家像を実現するためなら卑劣な手段も辞さない奸物だ。
しかし、スクリーンの中にいるのは寂しい老人にすぎなかった。
結婚もせず、友人もほとんどおらず、家にいるのは犬とメイドだけ。そんな孤独な老人が、昔の自分を美化しながら思い出話をしているのだ。
なるほど、クリント・イーストウッドは私が思うよりもずっと老成し、優しい眼差しの持ち主だったのだ。恐るべき怪物フーバーを扱う手つきは、まるで『グラン・トリノ』の老いた自動車工に接するようである。
イーストウッドはフーバーを断罪するでもなく、英雄視するでもなく、ただ血気にはやった青年が偏屈な老人になっていく様子を描写する。
しかも出来事を時系列的に追うのではない。映像は彼の若い頃と老いたときとを頻繁に切り替わり、そのたびに彼の老いが印象付けられる。若い頃のシーンはフーバーがどうして今に至ったかを説明するためにあり、映画が主眼とするのは、強大な権力を握っても決して避けることのできない老いを迎えた一人の男だ。
それは凄腕ガンマンの役で鳴らしたイーストウッドが、『許されざる者』で銃を振り回すことを否定し、『グラン・トリノ』で暴力を封じ、『ヒア アフター』で穏やかに暮らすことの大切さに目を向けたことの延長にある。
劇中のフーバーは報道陣に囲まれ、銀幕に登場し、人々のヒーローになっている。そう、彼はイーストウッドらハリウッドスターと同じなのだ。
ところが、この男は穏やかな暮らしとは対極にいる。当年とって82歳のクリント・イーストウッドは、77歳で没したフーバーを通して、きれいな人生の幕引きなんてできない男の醜悪ともいえるエネルギーを描き出す。
そして栄光を独り占めにしたかのような彼が、一生を通じてさいなまれるのは人間不信である。みずからの望むように組織を作り、半世紀近く君臨し続け、逆らう者のいない世界を築き上げながら、自分が生み育てたFBIですら信用できず、彼の周りには副官と秘書しか残らない。
そのごく少ない愛情と忠誠のみが彼のかけがえのない財産であることを、彼はどれだけ理解していただろうか。
さらに、彼の寒々とした私生活を印象付けるのが、数ショットしか登場せず、セリフもほとんどない黒人のメイドである。
人種差別主義者のフーバーの家で働く黒人メイドは、1970年代でありながらあたかも南北戦争時代のような姿だ。その彼女は、半裸で倒れたフーバーを目にしながら毛布の一枚もかけてやろうとはしない。
フーバーは権力の頂点に達しながら、自発的に毛布をかけてもらうことすらできなかったのである。

監督・制作/クリント・イーストウッド 撮影/トム・スターン
出演/レオナルド・ディカプリオ ナオミ・ワッツ アーミー・ハマー ジョシュ・ルーカス ジュディ・デンチ
日本公開/2012年1月28日
ジャンル/[伝記] [ドラマ]


tag : クリント・イーストウッドレオナルド・ディカプリオナオミ・ワッツアーミー・ハマージョシュ・ルーカスジュディ・デンチ
⇒comment
こんばんは。
こんばんは。
よく、すべての映画は語り尽くされた…と言われますが、
題材としてはまだまだあるものだと、
痛感させられました。
ある意味、人生の数だけ映画もある…ということなのかもしれませんね。
よく、すべての映画は語り尽くされた…と言われますが、
題材としてはまだまだあるものだと、
痛感させられました。
ある意味、人生の数だけ映画もある…ということなのかもしれませんね。
Re: こんばんは。
えいさん、こんにちは。
映画の題材になりそうなものはまだまだありますよね。とりわけJ・エドガーと同時代には手付かずの人がたくさんいるのではないでしょうか。
日本なら正力松太郎なんか面白い映画になりそうですが、はたして映画化する度胸のある映画人がいるかどうか……。
映画の題材になりそうなものはまだまだありますよね。とりわけJ・エドガーと同時代には手付かずの人がたくさんいるのではないでしょうか。
日本なら正力松太郎なんか面白い映画になりそうですが、はたして映画化する度胸のある映画人がいるかどうか……。
そっかあ
>そのごく少ない愛情と忠誠のみが彼のかけがえのない財産であることを、彼はどれだけ理解していただろうか。
ここに思いが至らなかったです。
傍目には寂しく、孤独で、それでも自分の道をまい進して行くことがフーバーにとって何より大事なことで、周りを見たり、他に気を使ったりなどと言うことは彼には不可能。
パンフによると、彼は一種のアスペルガ―症候群だったのではないかとあったのですが、彼を支え、愛した存在がフーバーをフーバーたらしめた。。
ある意味、幸せな人生だったのかもです。
ここに思いが至らなかったです。
傍目には寂しく、孤独で、それでも自分の道をまい進して行くことがフーバーにとって何より大事なことで、周りを見たり、他に気を使ったりなどと言うことは彼には不可能。
パンフによると、彼は一種のアスペルガ―症候群だったのではないかとあったのですが、彼を支え、愛した存在がフーバーをフーバーたらしめた。。
ある意味、幸せな人生だったのかもです。
Re: そっかあ
sakuraiさん、こんにちは。
映画の中でフーバーに忠実なのは、母と秘書と副官のみ。たった3人ではありますが、この3人は生涯フーバーの味方でした。そんな存在が3人もいるなんて、確かに幸せなのかもしれません。
映画の中でフーバーに忠実なのは、母と秘書と副官のみ。たった3人ではありますが、この3人は生涯フーバーの味方でした。そんな存在が3人もいるなんて、確かに幸せなのかもしれません。
No title
こんにちは。
正力松太郎の映画とか面白そうですね!戦後の混乱期から登りつめる話はいくつかありますが、個人的には日本人が撮るマッカーサーを観てみたいですね。本国ではそんなにビッグネームではないのかもしれませんが、日本には大きな影響を与えた人物ですし、面白くなりそうな気がするんですが。
正力松太郎の映画とか面白そうですね!戦後の混乱期から登りつめる話はいくつかありますが、個人的には日本人が撮るマッカーサーを観てみたいですね。本国ではそんなにビッグネームではないのかもしれませんが、日本には大きな影響を与えた人物ですし、面白くなりそうな気がするんですが。
Re: No title
Questさん、こんにちは。
マッカーサーは地雷ですね! 日本人が冷静に取り組めるのでしょうか。面白くなりそうですけど、いろんな横槍が入った挙句に客は全然入らなかったりして:-p
こうしてみると、映画の題材はたくさんありますね~。
マッカーサーは地雷ですね! 日本人が冷静に取り組めるのでしょうか。面白くなりそうですけど、いろんな横槍が入った挙句に客は全然入らなかったりして:-p
こうしてみると、映画の題材はたくさんありますね~。
FBI史
フーバーの辿った軌跡がそのまま
FBIの軌跡にも連なるが
過去と現在進行形(もちろん1970年代だが)を繰り返す手法は
見ていて疲れる、できれば時系列に沿って入局(スカウト)~死去なら
分かりやすかったかな?
またFBI史もそのまま反映されて「パブリックエネミー」の
デリンジャーとか、リンドバーグ事件とか扱っていたが
メインがリンドバーグ事件とまで思えるくらい割いた時間が
多かった。
FBIの捜査手法とか優れ組織も立派だけど
彼がある意味腐敗した権力を持ったように
腐敗した人間も多数排出する組織になってしまっている
FBIの軌跡にも連なるが
過去と現在進行形(もちろん1970年代だが)を繰り返す手法は
見ていて疲れる、できれば時系列に沿って入局(スカウト)~死去なら
分かりやすかったかな?
またFBI史もそのまま反映されて「パブリックエネミー」の
デリンジャーとか、リンドバーグ事件とか扱っていたが
メインがリンドバーグ事件とまで思えるくらい割いた時間が
多かった。
FBIの捜査手法とか優れ組織も立派だけど
彼がある意味腐敗した権力を持ったように
腐敗した人間も多数排出する組織になってしまっている
Re: FBI史
すわっと優優さん、こんにちは。
過去と現在とを行き来する手法は、たしかにやや判りにくいですが、フーバーの人生は映画のように起承転結を描くわけではないので、編集方法で変化をつけたお陰で退屈せずにすんだように思います。
また、長い年月のうちに生じる変化を、並列して提示することによる効果も捨てがたいですしね。
過去と現在とを行き来する手法は、たしかにやや判りにくいですが、フーバーの人生は映画のように起承転結を描くわけではないので、編集方法で変化をつけたお陰で退屈せずにすんだように思います。
また、長い年月のうちに生じる変化を、並列して提示することによる効果も捨てがたいですしね。
Dという男
同じように人生を思い返す映画で、人からそんなによく思われてない人物で思い浮かんだのが「ドクター中松」。ああ、ナドレックさんのこの文章見てるとドクター中松もそんな感じっぽく思えてくる。
Re: Dという男
ふじき78さん、こんにちは。
え、ドクター中松って良く思われてないですか?
良いも悪いも、存在を失念してましたが。
今日の都知事選にも立候補してますね。年齢を考えるとドクター最後の立候補かもしれません。最後に花を持たせるのもアリかな(いやいや)。
え、ドクター中松って良く思われてないですか?
良いも悪いも、存在を失念してましたが。
今日の都知事選にも立候補してますね。年齢を考えるとドクター最後の立候補かもしれません。最後に花を持たせるのもアリかな(いやいや)。
No title
メイドには毛布をかけてもらえなかったけど、最愛の人に毛布をかけてもらえた。それで十分じゃないですか?
Re: No title
kkkazさん、こんにちは。
そうですね。イーストウッドはフーバーを憐れみと優しさをもって描いたと思います。
しかし、それでも問題点をきっちり指摘するのは、さすがですね。
そうですね。イーストウッドはフーバーを憐れみと優しさをもって描いたと思います。
しかし、それでも問題点をきっちり指摘するのは、さすがですね。
⇒trackback
トラックバックの反映にはしばらく時間がかかります。ご容赦ください。J・エドガー / J. Edger
虚実に包まれた謎の人物である、FBI初代長官ジョン・エドガー・フーバーの半生を描いた映画。一応、歴史的事実を元に描かれていますが、フーバーを巡る物語自体は、創作という形になっています。1972年のフーバーが回顧録を口述していると言う設定で物語は進み、時に応じ...
劇場鑑賞「J・エドガー」
フーバーのもたらした、光と闇…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201201280004/
キネマ旬報 2012年 1/15号 [雑誌]
キネマ旬報社 2012-01-06
売り上げランキング :
Amazonで詳しく見る
by G-...
クリント・イーストウッド監督『J・エドガー』(J. Edgar)
注・内容、台詞に触れています。クリント・イーストウッド監督『J・エドガー』(J. Edgar)脚本はダスティン・ランス・ブラック(ガス・ヴァン・サント監督「ミルク」でアカデミー賞脚本賞受賞) 物語・F
「J・エドガー」(2011・米)
クリント・イーストウッド監督作品、レオナルド・ディカプリオ主演映画
「J・エドガー」を試写会で観てきました。
映画の公開日は1月28日です。
J・エドガーと言われると「誰?」って感じですが、
これが「フーバー長官」と言われると
なんか聞いたことがあ?...
『J・エドガー』 ('12初鑑賞13・劇場)
☆☆☆-- (10段階評価で 6)
1月28日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター8にて 13:35の回を鑑賞。
J・エドガー
【J. EDGAR】 2012/01/28公開 アメリカ 137分監督:クリント・イーストウッド出演:レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、ジョシュ・ルーカス、ジュディ・デンチ
だれよりも恐れられ、だれよりも崇められた男。
1924年にFBI初代長官に任命さ...
「J・エドガー」
FBI(アメリカ連邦捜査局)(Federal Bureau of Investigation)の初代長官ジョン・エドガー・フーヴァー(在位1924年~1972年)とは、どんな人物だったのか。
J・エドガー
J・エドガー@よみうりホール
J・エドガー
試写会で観ました。【予告orチラシの印象】実話っぽくてワンマンなFBI長官のお話
『J・エドガー』
初代FBI長官、革新者、マザコン、同性愛者、秘密主義、権力者、正義を愛するアメリカ国民、そして近代アメリカの裏の歴史ジョン・エドガー・フーバー。
恐喝・盗聴・科学捜査を駆 ...
『J・エドガー』 2012年1月18日 よみうりホール
『J・エドガー』 を試写会で鑑賞です。
フーバー長官って言う方が、日本では分かりやすいよね・・・
【ストーリー】
1924年にFBI初代長官に任命されたジョン・エドガー・フーバー(レオナルド・ディカプリオ)は、歴代の大統領に仕え、数々の戦...
『J・エドガー』
(英題:J. Edgar)
----J.・エドガーって何した人?
「何をしたというよりも、
ある地位に君臨し続けたという方が分かりやすい。
J・エドガー、J・E・フーバーは、FBIの初代長官。
20代にして、FBI前身組織の長となり、
以後、死ぬまで長官であり続けた男。
20世紀の半...
J・エドガー/J. Edgar
クリント・イーストウッド監督最新作。FBI初代長官ジョン・エドガー・フーバーの半生を描いた伝記物語だ。大統領ですら手が出せないほどの権勢を誇った男の人生の裏側を赤裸々に映し出す。主演は『インセプション』のレオナルド・ディカプリオ。共演に『愛する人』のナ...
ゲイ色強し。 【映画】J・エドガー
【映画】J・エドガー
FBI初代長官ジョン・エドガー・フーバーの半生を描く。
クリント・イーストウッド×レオナルド・ディカプリオ
【あらすじ】
1924年にFBI初代長官に任命されたジョン・エドガー・フーバー(レオナルド・ディカプリオ)は、歴代の大統領に仕?...
「J.エドガー」フーバー長官の秘密
アメリカでFBI初代長官として、科学捜査の基礎を確立し、大統領や有名人の秘密を知り尽くして恐れられていた人物の隠された本質とは・・・
彼が徹底した人種差別は、何から来るものだったのか・・・?
J・エドガー
1919年、司法省に勤務していた・ジョン・エドガー・フーバー(レオナルド・ディカプリオ)は、新設された急進派対策課を任され、その後、FBIの前身である司法省捜査局の長官代行となる。
片腕となるクライ...
J・エドガー
評価:★★★☆【3,5点】(F)
ディカプリオのフィルモグラフィーに、またひとつ箔が付く。
J・エドガー
その男,葛藤につき。
J・エドガー/レオナルド・ディカプリオ
FBIの初代長官となったジョン・エドガー・フーバーの半生をクリント・イーストウッド監督がレオナルド・ディカプリオを主演に描く伝記ドラマです。FBI長官のJ・エドガーといえば有 ...
映画「J・エドガー」
映画「J・エドガー」を鑑賞しました。
J・エドガー
FBIに48年君臨した男公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/hoover監督: クリント・イーストウッドFBI初代長官として、アメリカの秘密を握ってきた男、J・エドガ
J・エドガー
「J・エドガー」監督:クリント・イーストウッド(『ヒア アフター』)出演:レオナルド・ディカプリオ(『インセプション』『シャッター・アイランド』)ナオミ・ワッツ(『フェ ...
『J・エドガー』
□作品オフィシャルサイト 「J・エドガー」□監督 クリント・イーストウッド □脚本 ダスティン・ランス・ブラック □キャスト レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、 ジョシュ・ルーカス、ジュディ・デンチ、デイモン・ヘリマ...
FBIを創った男~『J・エドガー』
J. EDGAR
初代FBI長官J・エドガー・フーバー(レオナルド・ディカプリオ)は、老境に
差し掛かってもその地位に君臨していた。彼は、半世紀近くに渡るFBIでの
出来事を、自らの回想録と...
「J・エドガー」:レオ≒P.S.ホフマン
今や世界一の巨匠クリント・イーストウッドの新作『J・エドガー』は、やはり格調高く
J・エドガー・・・・・評価額1700円
権力の裏側で、男が守ろうとした“正義”の根にあったのは何か。
実に48年間に渡ってFBI長官としてアメリカの司法の世界に君臨し、クーリッジからニクソンまで8人の大統領に仕えた男、ジョン・エドガー・フー...
J・エドガー
だれよりも恐れられ、だれよりも崇められた男。
原題 J. EDGAR
製作年度 2011年
上映時間 137分
脚本 ダスティン・ランス・ブラック
監督 クリント・イーストウッド
出演 レオナルド・ディカプリオ/ナオミ・ワッツ/アーミー・ハマー/ジョシュ・ルーカス/ジュディ・デン...
偉人の話かと思いきや・・・。『J・エドガー』
FBI初代長官ジョン・エドガー・フーバーの半生を描いた作品です。
J・エドガー 自らの権威にここまで執着する人物ってすごい!ってのを見事に描いていた
【=7 -0-】 最近、クリント・イーストウッド監督の作品は絶対に見逃せないと思っている。
封切りからずいぶん経ってしまったが、先日ようやく鑑賞できた(上映時間がなかなか噛み合わなかった)
期待を裏切らず、興味深い、のめり込める作品だった!
FBI初代長官として...
J・エドガー/正義の、裏の顔。
J・エドガーJ. Edgar/監督:クリント・イーストウッド/2011年/アメリカ
FBI長官ジョン・エドガー・フーヴァーの物語
レオナルド・ディカプリオが20代から70代までをひとりで演じたことが話題になっているようです。アメリカの歴史についてとか、政治的な思想がどうの...
【J・エドガー】栄光の人物の光と影
J・エドガー~ J.EDGAR ~
監督: クリント・イーストウッド
出演: レオナルド・ディカプリオ、アーミー・ハマー、ナオミ・ワッツ、ジョシュ・ルーカス、ジェフリー・ドノヴァン、リー・トンプソ...
■映画『J・エドガー』
50年にわたりアメリカの秘密を握り続けた、FBI初代長官のジョン・エドガー・フーバーの半生を描いた映画『J・エドガー』。
クリント・イーストウッド監督は、アメリカ大統領たちすらも恐れた男を、強烈な母の呪縛のもと、本当の自分を偽り“男として”パワーをもつこと...
J・エドガー 監督/クリント・イーストウッド
【出演】
レオナルド・デュカプリオ
ナオミ・ワッツ
アーミー・ハマー
【ストーリー】
FBI初代長官として、アメリカの秘密を握ってきた男、J・エドガー・フーバー。彼は自分の業績を回顧録に残そうと考え、自らのキャリアについて語り始める。1919年、当時の司法長...
7★J・エドガー
’11年、アメリカ 原題:J.Edgar 監督: クリント・イーストウッド 脚本: ダスティン・ランス・ブラック 製作: クリント・イーストウッド、ブライアン・グレイザー、ロバート・ローレンツ 製作総指揮: ティム・ムーア、エリカ・ハギンズ 撮影: トム・スターン キ...
J・エドガー
真の姿を覆い隠すヨロイ
* * * * * * * * * *
さて、イーストウッド監督作品なので、久しぶりにまた出てきました~。
007よりはハリキリがいがある。
でも、実はこの作品を見るのは、あんまり乗り気ではなかっ...
J・エドガー
★ネタバレ注意★
クリント・イーストウッド監督が、レオナルド・ディカプリオを主演に、初代FBI長官ジョン・エドガー・フーヴァーの生涯を描いた映画。
フーヴァー長官と言えば、巨大な権力を背景に政治家や社会活動家やその他有名人に対して諜報活動だの恐?...
J・エドガー(試写会) J.EDGAR
ディカプリオが、一瞬レスリーとダブりました。
FBIを創設して初代長官に就任し、8代の大統領に仕えたジョン・エドガー・フーバーを、クリント・イーストウッド監督、レオナルド・ディカプリオ主演で描く。物語は、晩年のフーバーがFBI創設前夜からの話を口述筆記させる...
映画「J.エドガー」正義に取りつかれた男の物語
「J.エドガー」★★★★
レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ、
ジョシュ・ルーカス、ジェフリー・ドノヴァン、
リー・トンプソン、ジュディ・デンチ出演
クリント・イーストウッド 監督、
137分、2012年1月28日公開
2011,アメリカ, ワーナー・ブラザース
(原題:...
J・エドガーという人
1日のこと、映画「J・エドガー」を鑑賞しました。
イーストウッド監督、ディカプリオ主演
期待は高まるわけですが
50年もの間 権力を手にしたFBI初代長官
J・エドガー・フーバーの話
ストーリーは淡々と語られていき
伝記のようですね
ちょっと 盛り上がりに欠けたか...
J・エドガー(2011)☆★J. EDGAR
だれよりも恐れられ、だれよりも崇められた男。デカプリオ&イーストウッド監督初のコラボが実現!
評価:=60点
東宝シネマズ二条にて鑑賞。
これは事前にジョン・エドガー・フーヴァーなる人物について知っておくべきでした。まだ未見の方、その方が良いと思いま...
J・エドガー
『J・エドガー』を渋谷シネパレスで見ました。
(1)こうした実在の人物を描く作品はあまり好みませんが、クリント・イーストウッド監督(注1)が制作し、L・ディカプリオ(注2)の主演ということであれば、何はともあれ見ざるを得ないところです(同監督の『インビクタ...
映画「J.エドガー」正義に取りつかれた男の物語
「J.エドガー」★★★★
レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ、
ジョシュ・ルーカス、ジェフリー・ドノヴァン、
リー・トンプソン、ジュディ・デンチ出演
クリント・イーストウッド 監督、
137分、2012年1月28日公開
2011,アメリカ, ワーナー・ブラザース
(原題:...
J・エドガー
33点
2011年のアメリカ映画で、
監督はクリント・イーストウッド、
主演はレオナルド・ディカプリオです。
FBIの初代長官である、ジョン・エドガー・フーバーの
生涯を描いた作品です。
う~ん...
J・エドガー
一人の男の人生と、アメリカの歩んだ道のりが哀しくクロッシング。
映画『J・エドガー』を観て
12-17.J.エドガー■原題:J.Edgar■製作年、国:2011年、アメリカ■上映時間:137分■字幕:松浦美奈■観賞日:2月23日、渋谷シネパレス(渋谷)
□監督・製作・音楽:クリント・イーストウッド◆レオナルド・ディカプリオ(J.エドガー・フーバー)◆ナオミ?...
J・エドガー
これイーストウッド監督作品だったんですねぇ。
ジョン・エドガー・フーバーといえばFBI。アメリカ犯罪史にとって重要な科学捜査を確立させ、指紋管理システムを作り大組織へと変貌させた男。実に48年もの間長官を勤め上げ、その正義感と悪の部分が両立した複雑な人物?...
猜疑心と虚栄心、そして愛 『J・エドガー』
監督:クリント・イーストウッド出演:レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、ジュディ・デンチアメリカ映画 2011年 ・・・・・・ 6点
『J・エドガー』を新橋文化で観て、一番の敢闘賞はメーキャップ・アーティストとちゃうふじき★★
五つ星評価で【★★江戸川は絶えることなく】
これももうかなり前に観て、記憶も定かじゃなくなってるから、
さっさと終わらすけど、
デカプリオの老けメイクが凄い。
あそ ...
【映画】J・エドガー…ヤッパリ、アメリカの昔話は退屈
一昨日、帰省する息子を小倉駅まで迎えに行った足で、そのまま「アイアンマン3」を観てきました
感想文は後日…といっても、まだ「アベンジャーズ」のもアップしていない私でした
...
みつよしが選ぶ! 21世紀の偉大な映画ベストテン(予告編付き)
先日、イギリスの放送局BBCが「21世紀の偉大な映画ベスト100(The 21st Century's 100 greatest films)」を発表しました(※)。 さすがに現在の私には100本を選ぶ気力も体力も知識もありませんが、昨年(2015年)10月にこのブログで公開した「これぞ傑作! 私の…