『BIUTIFUL ビューティフル』 石ころの意味
【ネタバレ注意】
「成仏」とは仏教用語である。
カトリック教徒が圧倒的に多いスペインを舞台とした映画を語るのに、あまり適した言葉ではないが、あいにくと日本語には他にこれといった表現がない。『BIUTIFUL ビューティフル』の中では「旅立つ」という云い方をしている。
主人公ウスバルは、霊能力者である。この世に未練があって成仏できない霊に語りかけ、その理由を明らかにし、霊が旅立つ手伝いをする。テレビドラマ『ゴースト ~天国からのささやき』等でお馴染みの能力である。
そんな彼がガンのために余命2ヶ月と診断される。妻と別れて二人の子供を育てる彼は、「子供たちを残して死ねない」と苦悩する。決して楽な暮らしではなく、非合法な稼業に手を染める彼には、信頼して後を託せる人もいない。それこそ、死んでも成仏できずにこの世をさまようだろう。
ところが映画の冒頭では、ウスバルが成仏することが、すでに観客に示されている。映画は過去に遡って、いかにして彼が成仏に至るかが描かれる。
だが、映画を見る限り、彼のすることはどれも良い結果をもたらさない。
遺される子供たちのために彼には金が必要なのだが、移民を使った違法なビジネスは失敗し、移民たちが本国へ強制送還されたり、事故が起きてしまったりする。
別れた妻との関係を修復して子供たちを託そうにも、精神的に不安定な妻にはとても任せられない。
"beautiful"を"biutiful"と書いてしまうような彼は、子供たちに知識を授けることもできない。
彼の必死の行動にもかかわらず、事態は悪化し、待ち受けるのは悲劇ばかりなのだ。
幼いころに父と死に別れ、父の思い出がない彼が、自分の子供に「パパを忘れないでくれ」と懇願する姿が哀れである。
そんな彼に、同じく霊能力を持つ女性が渡すのが二つの石ころである。
「お守りよ。」
そう云って、彼女は子供に渡すように告げるのだが、どう見ても単なる石ころだ。
結局彼が子供たちのためにしてやれたのは、霊能力者から貰った石ころを渡したことと、形見の指輪を長女に渡したことくらいなのだが、それで彼は成仏できる。
石ころに特別なご利益があるわけではない。
単なる石ころを渡すには、子供たちと会話しなくてはならない。自分が彼らを想っていること、深く愛していることを語り、態度で示さなければ、子供は石ころなんて受け取らない。
ウスバルが子供たちに残せたのは、金でも物でもない。愛情と思い出である。
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督はタイトルの意味を問われて、「このタイトルは、人のジェスチャーの裏側にある、視覚からの明らかな美だけではなく、表面上に表れない感情的な美を意味している」と説明している。
ウスバルのすることは、表面的には失敗ばかりだったが、人との交流においては何かを残すことができたのだ。天もそれを認めたから、死せる彼に門戸を開いたのだろう。
本作には、黒澤明監督の『生きる』へのオマージュが込められているという。
『生きる』の主人公は、余命いくばくもない中で公園作りに奔走する。しかし『生きる』で重要なのは、公園を作ったことではない。奔走する姿を通じて、人々の心の中に主人公の思い出が深く刻まれたことである。だからこそ、『生きる』は回想シーンで構成されている。
本作は、ウスバルが公園どころか物質的には何も達成できない姿を描くことで、それでも成仏できたのはなぜかを描くことで、『生きる』で語られたことをより強調しているのである。
『BIUTIFUL ビューティフル』 [は行]
監督・制作・原案・脚本/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本/アルマンド・ボー、ニコラス・ヒアコボーネ
出演/ハビエル・バルデム マリセル・アルバレス エドゥアルド・フェルナンデス ディアリァトゥ・ダフ チェン・ツァイシェン アナー・ボウチャイブ ギレルモ・エストレヤ ルオ・チン
日本公開/2011年6月25日
ジャンル/[ドラマ]
http://bookmarks.yahoo.co.jp/bookmarklet/showpopup?t='+encodeURIComponent(document.title)+'&u='+encodeURIComponent(location.href)+'&ei=UTF-8','_blank','width=550,height=480,left=100,top=50,scrollbars=1,resizable=1',0);">
「成仏」とは仏教用語である。
カトリック教徒が圧倒的に多いスペインを舞台とした映画を語るのに、あまり適した言葉ではないが、あいにくと日本語には他にこれといった表現がない。『BIUTIFUL ビューティフル』の中では「旅立つ」という云い方をしている。
主人公ウスバルは、霊能力者である。この世に未練があって成仏できない霊に語りかけ、その理由を明らかにし、霊が旅立つ手伝いをする。テレビドラマ『ゴースト ~天国からのささやき』等でお馴染みの能力である。
そんな彼がガンのために余命2ヶ月と診断される。妻と別れて二人の子供を育てる彼は、「子供たちを残して死ねない」と苦悩する。決して楽な暮らしではなく、非合法な稼業に手を染める彼には、信頼して後を託せる人もいない。それこそ、死んでも成仏できずにこの世をさまようだろう。
ところが映画の冒頭では、ウスバルが成仏することが、すでに観客に示されている。映画は過去に遡って、いかにして彼が成仏に至るかが描かれる。
だが、映画を見る限り、彼のすることはどれも良い結果をもたらさない。
遺される子供たちのために彼には金が必要なのだが、移民を使った違法なビジネスは失敗し、移民たちが本国へ強制送還されたり、事故が起きてしまったりする。
別れた妻との関係を修復して子供たちを託そうにも、精神的に不安定な妻にはとても任せられない。
"beautiful"を"biutiful"と書いてしまうような彼は、子供たちに知識を授けることもできない。
彼の必死の行動にもかかわらず、事態は悪化し、待ち受けるのは悲劇ばかりなのだ。
幼いころに父と死に別れ、父の思い出がない彼が、自分の子供に「パパを忘れないでくれ」と懇願する姿が哀れである。
そんな彼に、同じく霊能力を持つ女性が渡すのが二つの石ころである。
「お守りよ。」
そう云って、彼女は子供に渡すように告げるのだが、どう見ても単なる石ころだ。
結局彼が子供たちのためにしてやれたのは、霊能力者から貰った石ころを渡したことと、形見の指輪を長女に渡したことくらいなのだが、それで彼は成仏できる。
石ころに特別なご利益があるわけではない。
単なる石ころを渡すには、子供たちと会話しなくてはならない。自分が彼らを想っていること、深く愛していることを語り、態度で示さなければ、子供は石ころなんて受け取らない。
ウスバルが子供たちに残せたのは、金でも物でもない。愛情と思い出である。
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督はタイトルの意味を問われて、「このタイトルは、人のジェスチャーの裏側にある、視覚からの明らかな美だけではなく、表面上に表れない感情的な美を意味している」と説明している。
ウスバルのすることは、表面的には失敗ばかりだったが、人との交流においては何かを残すことができたのだ。天もそれを認めたから、死せる彼に門戸を開いたのだろう。
本作には、黒澤明監督の『生きる』へのオマージュが込められているという。
『生きる』の主人公は、余命いくばくもない中で公園作りに奔走する。しかし『生きる』で重要なのは、公園を作ったことではない。奔走する姿を通じて、人々の心の中に主人公の思い出が深く刻まれたことである。だからこそ、『生きる』は回想シーンで構成されている。
本作は、ウスバルが公園どころか物質的には何も達成できない姿を描くことで、それでも成仏できたのはなぜかを描くことで、『生きる』で語られたことをより強調しているのである。
![BIUTIFUL ビューティフル [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51yOYsFw%2BCL._SL160_.jpg)
監督・制作・原案・脚本/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本/アルマンド・ボー、ニコラス・ヒアコボーネ
出演/ハビエル・バルデム マリセル・アルバレス エドゥアルド・フェルナンデス ディアリァトゥ・ダフ チェン・ツァイシェン アナー・ボウチャイブ ギレルモ・エストレヤ ルオ・チン
日本公開/2011年6月25日
ジャンル/[ドラマ]


tag : アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥハビエル・バルデムマリセル・アルバレスエドゥアルド・フェルナンデスディアリァトゥ・ダフチェン・ツァイシェンアナー・ボウチャイブギレルモ・エストレヤルオ・チン
⇒comment
市井の人
という言葉を思い起こします。
名もなき人の普通の人生。 ですが、その中にも必ず輝けるものが
あるということ。
重たいですがいい作品でした。
名もなき人の普通の人生。 ですが、その中にも必ず輝けるものが
あるということ。
重たいですがいい作品でした。
Re: 市井の人
rose_chocolatさん、こんにちは。
そうですね、本当に「市井の人」という言葉がピッタリきます。
でも、いい作品ですが重かった:-)
鑑賞後はけっこう気分が沈みました。
林の中でゆっくりとタバコを吸い、風や波の口真似をする場面の穏やかさに救われました。
そうですね、本当に「市井の人」という言葉がピッタリきます。
でも、いい作品ですが重かった:-)
鑑賞後はけっこう気分が沈みました。
林の中でゆっくりとタバコを吸い、風や波の口真似をする場面の穏やかさに救われました。
No title
TB ありがとうございます。
今までのイニャリトゥ監督のテイストとは違いましたが
ずっしりとした重さ、引き込みは相変わらず
群像劇スタイルの方が好きではありますが
この監督の才能、メッセージは強く 印象的
今までのイニャリトゥ監督のテイストとは違いましたが
ずっしりとした重さ、引き込みは相変わらず
群像劇スタイルの方が好きではありますが
この監督の才能、メッセージは強く 印象的
Re: No title
リバーさん、こんにちは。
私は本作がイニャリトゥ監督の初体験でした。なかなか歯応えのある作品でした。
おっしゃるとおり、ずっしり来ますね。
私は本作がイニャリトゥ監督の初体験でした。なかなか歯応えのある作品でした。
おっしゃるとおり、ずっしり来ますね。
タイトルのセンス
ナドレックさん、こんにちは!
見た目の不恰好さ(綴りが違う!)の裏側にある美しさを象徴するようなタイトルですが、そのまま主人公の人生でもあるわけですよね。不法移民や違法行為、汚職警官など、彼を取り巻く環境は社会の底辺でもがき苦しむ怨嗟でいっぱいですが、セネガル人と中国人の母親のようにそこにも美しさが確かにあったわけで、見方を変えれば、同性愛者の中国人カップルの愛も美しいものかもしれません。
キリスト教の色合いが強い作品だと思います。「救い」や「赦し」、「贖罪」というテーマが色濃く滲み出ていますが、最期の最期、この世では娘の隣で、あの世との境目ではおそらくは父親(息子と同じ名前)に連れられることで、祝福された旅立ちが果たされたのではないか思いました。「赦し」であり「贖罪」ではり、だから「救い」があったわけですね。キリスト教的世界、ですね。
相互リンクの件ありがとうございました!これからも何か映画について交流が持てたら嬉しいです。よろしくお願いします。
見た目の不恰好さ(綴りが違う!)の裏側にある美しさを象徴するようなタイトルですが、そのまま主人公の人生でもあるわけですよね。不法移民や違法行為、汚職警官など、彼を取り巻く環境は社会の底辺でもがき苦しむ怨嗟でいっぱいですが、セネガル人と中国人の母親のようにそこにも美しさが確かにあったわけで、見方を変えれば、同性愛者の中国人カップルの愛も美しいものかもしれません。
キリスト教の色合いが強い作品だと思います。「救い」や「赦し」、「贖罪」というテーマが色濃く滲み出ていますが、最期の最期、この世では娘の隣で、あの世との境目ではおそらくは父親(息子と同じ名前)に連れられることで、祝福された旅立ちが果たされたのではないか思いました。「赦し」であり「贖罪」ではり、だから「救い」があったわけですね。キリスト教的世界、ですね。
相互リンクの件ありがとうございました!これからも何か映画について交流が持てたら嬉しいです。よろしくお願いします。
Re: タイトルのセンス
Questさん、こんにちは。
キリスト教もあるでしょうね。ただ、記事内で「成仏」という仏教用語を使わせてもらったように、特定の宗教によらない普遍性も兼ね備えた作品だと思います。
本作が秀逸なのは、主人公を霊能力者としたことですね。トンデモな映画になってしまう危険を冒してでもこの設定を持ち込んだことで、単なる余命モノを脱し得たのでしょう。同時に、風変わりなテイストを備えることができたのだと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
> ナドレックさん、こんにちは!
>
> 見た目の不恰好さ(綴りが違う!)の裏側にある美しさを象徴するようなタイトルですが、そのまま主人公の人生でもあるわけですよね。不法移民や違法行為、汚職警官など、彼を取り巻く環境は社会の底辺でもがき苦しむ怨嗟でいっぱいですが、セネガル人と中国人の母親のようにそこにも美しさが確かにあったわけで、見方を変えれば、同性愛者の中国人カップルの愛も美しいものかもしれません。
>
> キリスト教の色合いが強い作品だと思います。「救い」や「赦し」、「贖罪」というテーマが色濃く滲み出ていますが、最期の最期、この世では娘の隣で、あの世との境目ではおそらくは父親(息子と同じ名前)に連れられることで、祝福された旅立ちが果たされたのではないか思いました。「赦し」であり「贖罪」ではり、だから「救い」があったわけですね。キリスト教的世界、ですね。
>
> 相互リンクの件ありがとうございました!これからも何か映画について交流が持てたら嬉しいです。よろしくお願いします。
キリスト教もあるでしょうね。ただ、記事内で「成仏」という仏教用語を使わせてもらったように、特定の宗教によらない普遍性も兼ね備えた作品だと思います。
本作が秀逸なのは、主人公を霊能力者としたことですね。トンデモな映画になってしまう危険を冒してでもこの設定を持ち込んだことで、単なる余命モノを脱し得たのでしょう。同時に、風変わりなテイストを備えることができたのだと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
> ナドレックさん、こんにちは!
>
> 見た目の不恰好さ(綴りが違う!)の裏側にある美しさを象徴するようなタイトルですが、そのまま主人公の人生でもあるわけですよね。不法移民や違法行為、汚職警官など、彼を取り巻く環境は社会の底辺でもがき苦しむ怨嗟でいっぱいですが、セネガル人と中国人の母親のようにそこにも美しさが確かにあったわけで、見方を変えれば、同性愛者の中国人カップルの愛も美しいものかもしれません。
>
> キリスト教の色合いが強い作品だと思います。「救い」や「赦し」、「贖罪」というテーマが色濃く滲み出ていますが、最期の最期、この世では娘の隣で、あの世との境目ではおそらくは父親(息子と同じ名前)に連れられることで、祝福された旅立ちが果たされたのではないか思いました。「赦し」であり「贖罪」ではり、だから「救い」があったわけですね。キリスト教的世界、ですね。
>
> 相互リンクの件ありがとうございました!これからも何か映画について交流が持てたら嬉しいです。よろしくお願いします。
⇒trackback
トラックバックの反映にはしばらく時間がかかります。ご容赦ください。BIUTIFUL ビューティフル / Beautiful
ランキングクリックしてね ←please click
チラシのバビ様の顔アップ、目だけでも十分訴えられる説得力とその凄い存在感
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作「BIUTIFUL ビューティフル」は6/25~公開決定
アカデミー賞主演男優賞、英国...
BIUTIFUL ビューティフル/ハビエル・バルデム
『バベル』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督がハビエル・バルデムを主演に迎え、闇社会に生きる男が自身の余命を知ったことから愛する子どもたちのために懸命に生き ...
BIUTIFUL ビューティフル/あぜ道のダンディ
おやじが主人公の映画2本まとめて。
まず、結論から
『BIUTIFUL ビューティフル』 (2010) / スペイン・メキシコ
原題: BIUTIFUL
監督: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演: ハビエル・バルデム 、マリセル・アルバレス 、エドゥアルド・フェルナンデス 、ディアリァトゥ・ダフ 、チェン・ツァイシェン
公式サイトはこちら。
こういう感じの作品って予告からす...
「BIUTIFUL ビューティフル」
(原題:Biutiful)暗い映画だが、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作の中では一番気に入った。人生の終わりが近いことを知らされたら、いったい何を残せるのか。そして、残せないものは何なのか。アプローチはまるっきり異なるが、黒澤明監督の傑作「生き...
「BIUTIFUL ビューティフル」
ハビエル・バルデム主演の映画、「BIUTIFUL ビューティフル」を見ました。ス
【映画】BIUTIFUL/ビューティフル
<BIUTIFUL/ビューティフル を観て来ました>
原題:Biutiful
製作:2010年スペイン・メキシコ合作
cinema.cafeさんのご招待で観て来ました。
主演のハビエル・バルデムが第83回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた作品です。ハビエルはペネロペ・クルス...
映画「BIUTIFUL ビューティフル」、死にゆく男のあがき、それは生への憧れか?
題名のBIUTIFULはスペル間違いではない。主人公が子供にスペルを教えたその言葉だ。
あの「ノーカントリー」のハミエル・バルデムが主人公を演じるスペイン映画。
あの大聖堂がバックに映し出される、バルセロナが舞台。
ここも移民の街だ、セネガル人や中国人...
映画「BIUTIFUL ビューティフル」砂上の楼閣を守り続けるということ
「BIUTIFUL ビューティフル」★★★★
ハビエル・バルデム、マリセル・アルバレス、
エドゥアルド・フェルナンデス、
ディアリァトゥ・ダフ、チェン・ツァイシェン 出演
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督
146分、2011年6月25日,
2010,スペイン、メキシコ,フ?...
BIUTIFUL ビューティフル(2010)
“絶望”の中にも必ず“光”は存在する。
東宝シネマズ二条にて鑑賞。
「21グラム」「バベル」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督最新作です。今回は群像映画ではなく、一人の男の生きざまに焦点を当てた...
■『BIUTIFUL ビューティフル』■
2010年:スペイン+メキシコ合作映画、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督、ハビエル・バルデム、マリセル・アルバレス、 エドゥアルド・フェルナンデス、ディアリァトゥ・ダフ、チェン・ツァイシェン出演。
BIUTIFUL ビューティフル
2011年6月30日(木) 16:00~ TOHOシネマズシャンテ2 料金:0円(シネマイレージカード ポイント利用) パンフレット:未確認 『BIUTIFUL ビューティフル』公式サイト 「21グラム」、「バベル」の監督の人の新作。赤の他人が、どこかで関わりあっていく話が得意な...
生きる男
1日のことですが、映画「BIUTIFUL ビューティフル」を鑑賞しました。
バルセロナの裏社会で生計を立て 暮らしている男
しかし 余命が少ないと知り・・・
2人の子ども、情緒不安定な妻
霊媒師、闇取り引き
生きるために、子どもたちのために
まだ 死ねないと
必至に...
*BIUTIFUL ビューティフル*
スペイン・バルセロナ。その華やかな大都市の片隅で、厳しい現実と日々対峙して生きているウスバル(ハビエル・バルデム)は、離婚した情緒不安定で薬物中毒の妻を支えながら、2人の幼い子供たちと暮らしている。決して裕福とはいえず、生活のためにあらゆる仕?...
BIUTIFUL ビューティフル
★ネタバレ注意★
久々に、「凄い映画を観た」と思いました。
今年にはいってからも、よくできた映画、感動的な映画、わくわくする映画、すばらしい映画、などはいくつも観てきたと思いますが、「凄い映画を観た」と思ったのは、この映画が今年初めてです。
...
BIUTIFUL ビューティフル
BIUTIFUL ビューティフル
★★★☆☆(★3つ)
数々のブロガーさんの鑑賞レビューを見ると評価が高かったので、楽しみにしていました!
が、途中おちちゃった。。。2時間半もある長い作品。寝てて友達に起こされた
でも上映後に立たないお客さんも多数で、やっぱり...
「BIUTIFUL ビューティフル」
「Biutiful」 2010 メキシコ/スペイン
ウスバルに「宮廷画家ゴヤは見た/2006」「コレラの時代の愛/2007」「それでも恋するバルセロナ/2008」「食べて、祈って、恋をして/2010」のハビエル・バルデム。
マランブラにマリセル・アルバレス。
アナにハナ・ボウチャ...
『BIUTIFUL ビューティフル』、記憶の迸り
冒頭、ウスバル(ハビエル・バルデム)と娘のアナ(ハナ・ボウチャイブ)の手が、中空で指輪について語り合っている。
そこからウスバルの話は風へと移り、画面はウスバルと若い男が林の中で風について語るシーンへとつながっていくんですね。
このふたつのシーンからな...
『BIUTIFUL ビューティフル』
吹き荒ぶのは風の音か、海の音か。
人生の終盤にみた暗澹たる雲行きの中、
群舞する鳥のように足取りは風向きを追って。
残した者への最後の愛を集めて。
『BIUTIFUL ビューティフル』
2010年/スペイン・メキシコ/148min
監督・脚本:アレハンドロ・ゴンサ...
死にゆく者への祈り~『BIUTIFUL/ビューティフル』
BIUTIFUL
サグラダ・ファミリアを遥かに望む、スペイン・バルセロナの貧民街。幼い二人
の子どもを抱え、裏社会に生きる男ウスバル(ハビエル・バルデム)。彼は末期
癌に侵され、余命2ヶ月...
BIUTIFUL ビューティフル 生きるってことは辛いのだけど、しかししっかりと意味があることなのだ。
我が家は淀川のスーパー堤防の上に建っているマンションの川側の8階。
そういえばこの夏、夕食にお鍋をやった日以外にクーラーは一度も使っていない、寝室もだ。
扇風機だけで平気、昼間だと俺ならさすがに我慢できないかも知れないけど、妻は別にへっちゃらだそうだ、...
「BIUTIFUL ビューティフル」
〔2010年/スペイン・メキシコ〕 スペイン、バルセロナ。 ハビエル・バルデムは情緒不安定な妻と離婚し、 二人の幼い子供を育てている。 生活は苦しく、金の為には 中国やアフリカからの不法入国者への仕事の斡旋など、 非合法な事も厭わない。 彼は数ヶ月前から体調...
BIUTIFUL ビューティフル (試写会)
父として生きた公式サイト http://biutiful.jp6月25日公開カンヌ映画祭主演男優賞受賞監督: アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 「バベル」 「21グラム」スペインのバルセロナで
BIUTIFUL ビューティフル
『BIUTIFUL ビューティフル』---BIUTIFUL---2010年(スペイン/メキシコ)監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:ハビエル・バルデム 、マリセル・アルバレス 、エドゥアルド・フェルナンデス、ディアリァトゥ・ダフ 「21グラム」「バベル」...
ビューティフル BIUTIFUL
第63回カンヌ国際映画祭主演男優賞受賞、アカデミー賞主演男優賞・外国語映画賞ノミネートの、
2010年メキシコ映画です。
日経夕刊「シネマ万華鏡」で黒澤明の「生きる」へのオマージュと紹介されていたので見ることに。
の数・・・いくつだったか、忘れました
...
『BIUTIFUL ビューティフル』
とてつもなく優しい「父」であり「漢(おとこ)」の物語。 そして、とてつもなく重い映画ですが、主人公と同年代の自分にとって、心の琴線に触れる、深く深く染み渡る名作となった。
ビューティフル
『BIUTIFUL ビューティフル』をヒューマントラストシネマ渋谷で見てきました。
(1)映画の主人公ウスバル(ハビエル・バルデム)は、よくもまあこれだけあるものだと見ている方が感心してしまうくらい、たくさんの問題を次から次へと抱え込みながら、それらをなんとか解...
■映画『BIUTIFUL ビューティフル』
かねてより交際のあったスペインの名花ペネロペ・クルスととうとう結婚し、私生活でもノリにノッているハビエル・バルデム。
この映画『BIUTIFUL ビューティフル』は、そんな彼にカンヌ国際映画祭主演男優賞をもたらした作品。
『ノーカントリー』でアカデミー賞助演?...
『BIUTIFUL ビューティフル』はカミサマ不在の宗教映画だよ。
今回は、ブヒャー!"BIUTIFUL"だってバカじゃねーの!?お前の偏差値カブトムシ程度なんじゃねーの!?でおなじみ『BIUTIFUL ビューティフル』の感想です。
観に行った映画館は信頼のブランドTOHO...
BIUTIFUL/ビューティフル
バルセロナの闇社会で生きる男が余命2ヶ月と知らされ、子供たちのために奮起する姿を描く感動の人間ドラマ。監督は、「バベル」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。出演は ...
「BIUTIFUL ビューティフル」バルセロナの朝焼け
人は、人生最後の日々に何をするのだろう
という謳い文句の映画である。末期がんの宣告をされて余命二ヶ月。こういう男の物語は「生きる」を出すまでもなく幾つも作られた。しかし、予想に反して男は何かを...
映画『BIUTIFUL ビューティフル』を観て
11-43.BIUTIFUL ビューティフル■原題:Biutiful■製作年・国:2010年、スペイン・メキシコ■上映時間:148分■鑑賞日:7月10日、TOHOシネマズ・シャンテ■料金:1,600円□監督・脚本・製作:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ□脚本:アルマンド・?...
ハビエル・バルデムの「ビューティフル」を観た!
コーエン兄弟が監督を務める「ノーカントリー」を観たのはもう3年以上も前のこと、コーエン兄弟のことも知らなければ、ノーカントリーの意味も知らずに、知人からその評判を聞いて見に行った映画でした。原題は「NO COUNTRY FOR OLD MEN」で、直訳すれば「老いた者のための
BIUTIFUL ビューティフル
バルセロナの片隅。男手ひとつで2人の子供を懸命に育てているウスバル。だがある日、自分が末期ガンである事を知らされる。
BIUTIFUL ビューティフル
BIUTIFUL ビューティフル(原題:BIUTIFUL) 367本目 2011-27
上映時間 2時間28分
監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演 ハビエル・バルデム(ウスバル) 、 マリ ...
父還る
「BIUTIFUL ビューティフル」
BIUTIFUL ビューティフル
BIUTIFUL ビューティフル'10:メキシコ・スペイン◆原題:BIUTIFUL◆監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ「バベル」◆出演:ハビエル・バルデム、マリセル・アルバレス、エドゥア ...
BIUTIFUL ビューティフル #50
’10年、スペイン、メキシコ 原題:BIUTIFUL 監督・原案:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 製作:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、フェルナンド・ボヴァイラ、ジョン・キリク 製作総指揮:デビッド・リンド 脚本:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャ...
BIUTIFUL ビューティフル
DVDにて早くもリリース、早速レンタル観賞
解説
バルセロナを舞台に、闇社会に生きる男が末期がんで余命
いくばくもないことを知り、愛する子どもたちのために精
いっぱい尽くそうと奮起する感動作。
『バベル』の名匠アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
...
死を伝えていくということ 『BIUTIFUL ビューティフル』
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ出演:ハビエル・バルデム、マリセル・アルバレススペイン映画 2010年 ・・・・・・ 6点