『フラッシュ・ゴードン』 最優秀SF作品賞を受賞!

 ロイターによれば、米国の映画芸術科学アカデミーは、2010年11月11日に亡くなった映画プロデューサーのディノ・デ・ラウレンティス氏を悼み、氏に特別功労賞を、氏の代表作『フラッシュ・ゴードン』に最優秀SF作品賞を贈ると発表した。

 ディノ・デ・ラウレンティス氏はイタリア出身の大プロデューサー。初期にはフェデリコ・フェリーニ監督と組んだ『道』等の名作で知られ、70年代以降は巨額の制作費を投じた大作映画で名を馳せた。特に、SF映画、ファンタジー映画で多くの意欲作を発表し、『バーバレラ』『フラッシュ・ゴードン』『砂の惑星』のスペースオペラ三部作は、「判る人には判る」と絶賛された。
 氏は、すでに2000年に、アカデミー賞のうちでも顕著な功績を挙げたプロデューサーに贈られるアービング・G・タルバーグ賞を受賞しているが、これだけでは氏の功績を称えきれないとの声が大きいことから、特別功労賞の授与となったものである。


 このたび最優秀SF作品賞に選ばれた『フラッシュ・ゴードン』は、史上最高のコミック・アーチストと称されるアレックス・レイモンドの人気マンガを、贅をこらして映画化した作品。
 シリーズ1作目をニコラス・ローグが監督し、続編を彼の友人であるマイク・ホッジスが監督する予定だったが、フランク・フラゼッタのファンだったニコラス・ローグの筋肉指向と、デザイナーのダニロ・ドナティの華麗な美術とが折り合わず、ニコラス・ローグは降板。急遽マイク・ホッジスが引き継いで完成させた。

 通常、映画を制作する際は、監督の意向を汲んで美術スタッフらが作品世界を作るものだが、フェリーニ作品で有名なダニロ・ドナティは、監督を無視して大量の衣装やセットを作り続け、監督が後からそれらの使い方を考えるという画期的な手法が取られた。
 作品に一貫するノリの良さは独特であり、とりわけラテン各国でバカ受けし、ラテンSFというジャンルを切り開いた。リオのカーニバルにおけるダンサーたちの衣裳が、本作のオーラ姫のコスプレであることは有名である。
 また、本作で貴公子を演じたティモシー・ダルトンが、その成功によりジェームズ・ボンド役に抜擢されたことでも知られる。


 授賞式には、ディノ・デ・ラウレンティス氏の娘で同じく映画プロデューサーのラファエラ・デ・ラウレンティスが出席する。
 ラファエラはインタビューに答えて「『フラッシュ・ゴードン』のシリーズ化は当初からの予定。ミン皇帝役のマックス・フォン・シドーが生きているうちに、必ずシリーズを再開する」と語っている。


フラッシュ・ゴードン [DVD]フラッシュ・ゴードン』  [は行]
監督/マイク・ホッジス  脚本/ロレンツォ・センプル・Jr
音楽/クイーン、ハワード・ブレイク
出演/サム・ジョーンズ メロディ・アンダーソン マックス・フォン・シドー オルネラ・ムーティ ティモシー・ダルトン トポル ブライアン・ブレッスド リチャード・オブライエン マリアンジェラ・メラート ロビー・コルトレーン スーザン・ダニエル
日本公開/1981年2月21日
ジャンル/[SF] [アドベンチャー] [ヒーロー]
ブログパーツ このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録
関連記事

【theme : 特撮・SF・ファンタジー映画
【genre : 映画

tag : ディノ・デ・ラウレンティス マイク・ホッジス クイーン サム・ジョーンズ メロディ・アンダーソン マックス・フォン・シドー オルネラ・ムーティ ティモシー・ダルトン トポル ブライアン・ブレッスド

⇒comment

No title

…なんて、ラファエラが云うといいなぁ。
Secret

⇒trackback

  トラックバックの反映にはしばらく時間がかかります。ご容赦ください。


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最新の記事
記事への登場ランキング
クリックすると本ブログ内の関連記事に飛びます
カテゴリ: 「全記事一覧」以外はノイズが交じりますm(_ _)m
月別に表示
リンク
スポンサード リンク
キーワードで検索 (表示されない場合はもう一度試してください)
プロフィール

Author:ナドレック

よく読まれる記事
スポンサード リンク
コメントありがとう
トラックバックありがとう
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

これまでの訪問者数
携帯からアクセス (QRコード)
QRコード
RSSリンクの表示