『冷たい熱帯魚』 ソノシオンかく語りき
「僕はもう観客に癒しも慰めも与えなくて、残酷な事実だけを提供します」
そう園子温監督が宣言したとおり、『冷たい熱帯魚』は希望を次々に打ち砕く。
家族の現状に問題があっても何とかこのまま過ごしていけるだろうという希望、新しい出会いがビジネスを好転させるキッカケになるだろうという希望、親にできない子供の躾を他人なら上手くやってくれるだろうという希望。そんな、根拠もないのに縋り付きたくなる希望を、本作は徹底して打ち砕く。
そして本作は、あらゆる救いを断ち、残酷な絶望だけが現実なのだと主張する。
園子温監督は云う。
「『愛のむきだし』で多くの人が僕のことを勘違いし、愛を信じてポップな楽しい映画を作る人だと思い込んでしまったようなので、今回初心に戻りたいと思ったわけです」
私は『愛のむきだし』のポップな楽しさが大好きなのだが、園子温監督はそんなイメージを破壊し、再デビューのつもりで『冷たい熱帯魚』を作ったという。
本作には何の救いもなく、それはニヒリズムに通じる。
劇中には、薄汚れたキリスト像や壊れたマリア像が幾度となく映し出され、宗教的な品々に満ちた場所で残虐な行為がなされる。それは、神や天国での救済を否定し、世の人々の胸にある希望を否定するニヒリズムである。
しかし、単なる否定の連続は、人々を袋小路に追い込むだけだ。
『冷たい熱帯魚』において、希望や救いの代わりに満ちているのは力強さだ。
公式サイトによれば、本作は1994年に発覚した埼玉愛犬家連続殺人事件を基にしつつ、園子温監督が詐欺にあった経験等を含めて作り上げたという。
ここに登場するでんでん演じる悪人・村田は、エネルギーに満ち満ちた人物である。欲望の赴くままに行動する彼は非人間的ではあるが、同時に何ごとも自分の力で切り開いてきたという自負を持っている。
だからこそ、主人公・社本が他人の顔色を窺い、淡い希望に縋ろうとする様を見下して、「お前は自分の脚で立ってない」と非難する。村田のような悪人に非難されるいわれはないのだが、その指摘が正鵠を射ているだけに、社本は反論できない。
この物語は、救いや希望に縋って生きていこうとする主人公と、救いも希望も道徳さえも否定してみずからの力だけで突破する村田とを対比している。
作り手がどちらに軍配を挙げているかは一目瞭然だ。
園子温監督は、この映画で目指した地点を問われて次のように答えている。
---
今回は“徹底的に救われない家族”を描いてみました。何にでも希望を持たすのはイカンと思うんですよ。ダメなものはダメだと。そのくらい徹底したほうが活力になる。
---
社本は村田に翻弄され、なすがままとなり、彼が信じる救いも希望も、あっけなく粉砕される。
村田に対抗できるのは、救いでも希望でもない、みずからの力強さだけなのだ。
それは単なる否定ではない。
ニーチェが語ったもの――能動的ニヒリズムと呼ばれるものであろう。
ニーチェは「神は死んだ」と叫び、神も天国も一切の救いを否定した。否定し尽くした先に残ったのは、ただ人間であるという事実だけだ。そしてそれこそが、永劫に続く世界の中で、私たちが依って立つ唯一の基礎なのだ。
『冷たい熱帯魚』は、最後の最後まで、愛も希望も救済も否定し続ける。そうしてこそ私たちは自分の脚で立てるのだと云わんばかりに。
(つづく)
『冷たい熱帯魚』 [た行]
監督・脚本/園子温 脚本/高橋ヨシキ
出演/吹越満 でんでん 黒沢あすか 神楽坂恵 梶原ひかり 渡辺哲 諏訪太朗
日本公開/2011年1月29日
ジャンル/[ドラマ] [サスペンス] [犯罪]
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そう園子温監督が宣言したとおり、『冷たい熱帯魚』は希望を次々に打ち砕く。
家族の現状に問題があっても何とかこのまま過ごしていけるだろうという希望、新しい出会いがビジネスを好転させるキッカケになるだろうという希望、親にできない子供の躾を他人なら上手くやってくれるだろうという希望。そんな、根拠もないのに縋り付きたくなる希望を、本作は徹底して打ち砕く。
そして本作は、あらゆる救いを断ち、残酷な絶望だけが現実なのだと主張する。
園子温監督は云う。
「『愛のむきだし』で多くの人が僕のことを勘違いし、愛を信じてポップな楽しい映画を作る人だと思い込んでしまったようなので、今回初心に戻りたいと思ったわけです」
私は『愛のむきだし』のポップな楽しさが大好きなのだが、園子温監督はそんなイメージを破壊し、再デビューのつもりで『冷たい熱帯魚』を作ったという。
本作には何の救いもなく、それはニヒリズムに通じる。
劇中には、薄汚れたキリスト像や壊れたマリア像が幾度となく映し出され、宗教的な品々に満ちた場所で残虐な行為がなされる。それは、神や天国での救済を否定し、世の人々の胸にある希望を否定するニヒリズムである。
しかし、単なる否定の連続は、人々を袋小路に追い込むだけだ。
『冷たい熱帯魚』において、希望や救いの代わりに満ちているのは力強さだ。
公式サイトによれば、本作は1994年に発覚した埼玉愛犬家連続殺人事件を基にしつつ、園子温監督が詐欺にあった経験等を含めて作り上げたという。
ここに登場するでんでん演じる悪人・村田は、エネルギーに満ち満ちた人物である。欲望の赴くままに行動する彼は非人間的ではあるが、同時に何ごとも自分の力で切り開いてきたという自負を持っている。
だからこそ、主人公・社本が他人の顔色を窺い、淡い希望に縋ろうとする様を見下して、「お前は自分の脚で立ってない」と非難する。村田のような悪人に非難されるいわれはないのだが、その指摘が正鵠を射ているだけに、社本は反論できない。
この物語は、救いや希望に縋って生きていこうとする主人公と、救いも希望も道徳さえも否定してみずからの力だけで突破する村田とを対比している。
作り手がどちらに軍配を挙げているかは一目瞭然だ。
園子温監督は、この映画で目指した地点を問われて次のように答えている。
---
今回は“徹底的に救われない家族”を描いてみました。何にでも希望を持たすのはイカンと思うんですよ。ダメなものはダメだと。そのくらい徹底したほうが活力になる。
---
社本は村田に翻弄され、なすがままとなり、彼が信じる救いも希望も、あっけなく粉砕される。
村田に対抗できるのは、救いでも希望でもない、みずからの力強さだけなのだ。
それは単なる否定ではない。
ニーチェが語ったもの――能動的ニヒリズムと呼ばれるものであろう。
ニーチェは「神は死んだ」と叫び、神も天国も一切の救いを否定した。否定し尽くした先に残ったのは、ただ人間であるという事実だけだ。そしてそれこそが、永劫に続く世界の中で、私たちが依って立つ唯一の基礎なのだ。
『冷たい熱帯魚』は、最後の最後まで、愛も希望も救済も否定し続ける。そうしてこそ私たちは自分の脚で立てるのだと云わんばかりに。
(つづく)
![冷たい熱帯魚 [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61o-cQv5pSL._SL160_.jpg)
監督・脚本/園子温 脚本/高橋ヨシキ
出演/吹越満 でんでん 黒沢あすか 神楽坂恵 梶原ひかり 渡辺哲 諏訪太朗
日本公開/2011年1月29日
ジャンル/[ドラマ] [サスペンス] [犯罪]


⇒comment
でしたね
変態、園子温の真骨頂に思えました。
自分が変態であることが、彼のアイデンティティみたいなもんでしょうから。
私、今回話の中身を何にも知らずに見まして、なかなかいい具合にやられました。
ちょっとヘビーな映画が続いて、精神疲れてます。
ありましたね、そういや、愛犬家殺人事件!
うちの長女が幼稚園の年長か、小学校一年くらいでした。あるお母さんと話してて、うちの娘があんまり落ち着きがなく、動き回ってばかりいるんだ。。。みたいな愚痴を言ったとき、そのお母さんが、しれっと、「筋肉弛緩剤でも打ったら」と言われたんですよね。
10何年も前のほんのひとことの会話がいまだに忘れられません。
自分が変態であることが、彼のアイデンティティみたいなもんでしょうから。
私、今回話の中身を何にも知らずに見まして、なかなかいい具合にやられました。
ちょっとヘビーな映画が続いて、精神疲れてます。
ありましたね、そういや、愛犬家殺人事件!
うちの長女が幼稚園の年長か、小学校一年くらいでした。あるお母さんと話してて、うちの娘があんまり落ち着きがなく、動き回ってばかりいるんだ。。。みたいな愚痴を言ったとき、そのお母さんが、しれっと、「筋肉弛緩剤でも打ったら」と言われたんですよね。
10何年も前のほんのひとことの会話がいまだに忘れられません。
Re: でしたね
sakuraiさん、こんにちは。
えぇ!変態であることがアイデンティティですか。
なんか、本作の宣伝を見ても監督の過去作として『愛のむきだし』が挙げられていて、前作『ちゃんと伝える』がなかったことになっているような……。とっても普通な前作があった上での過激な本作なので、園子温監督としてはバランスを取ったつもりなのかと思うのですが。
それにしても、「筋肉弛緩剤でも打ったら」とは凄いセリフですね。
それこそ、本作の村田が口にしそうな言葉です。
えぇ!変態であることがアイデンティティですか。
なんか、本作の宣伝を見ても監督の過去作として『愛のむきだし』が挙げられていて、前作『ちゃんと伝える』がなかったことになっているような……。とっても普通な前作があった上での過激な本作なので、園子温監督としてはバランスを取ったつもりなのかと思うのですが。
それにしても、「筋肉弛緩剤でも打ったら」とは凄いセリフですね。
それこそ、本作の村田が口にしそうな言葉です。
人間の存在は怪奇にして いつにその意義を持ちえない(ニーチェ)
個人的には・・・・非常に素晴らしい作品でした!2011年に観た映画でベスト作品の一つに確実に入る大傑作!!
観終えた後の圧倒的な疲労・充実・恍惚感!ここ数年の邦画では決して味わえなかった(大抵脱力感と虚無感と怒りしかない・・)真の映画的体験。一時間掛けて数十キロ先の映画館に向かったかいがありました。
(私の住む場所はド地方の上、映画館が非常に少なく、このようなタイプの作品は殆ど、というか全くと言っていい程公開されないのです。公開されないでいわばDVDスルー状態でしか見れないと思っていました。奇跡としかいいようがありません)
圧倒的な絶望に向かいこの物語は展開・終結しますが、この作品は絶望にだけとどまらず突き抜けて《その先》にたどり着いているのが素晴らしい。絶望の果て極まりないやるせない終結なのに観客の心に圧倒的なエネルギーを残して、人生に世界にどこか希望を見いだせるこの不可思議極まりない体験。(まさにキャッチコピー通りの『この素晴らしい世界』でした)
殺人鬼・村田演じるでんでんの圧倒的な存在感はもう語る必要はないでしょうが、ペキンパーの「わらの犬」のダスティン・ホフマンごとき最後に溜まりに溜まった怒りと狂気を噴出させた男、社本を演じた吹越満のあのトランス感も素晴らしかったです。他の女優さんも男優さんもベストキャスティングでした。
園子温のまさに最高傑作でした。次作の「ヒミズ」も非常に楽しみです。
邦画界はもっとこういう作品にこそ予算を与えるべきなのに!くだらん邦画を、《恥知らず》としか言いようがない作品とも言えない作品を作る連中のボディを透明にしてしまえ!と心から思いましたね。
では。
観終えた後の圧倒的な疲労・充実・恍惚感!ここ数年の邦画では決して味わえなかった(大抵脱力感と虚無感と怒りしかない・・)真の映画的体験。一時間掛けて数十キロ先の映画館に向かったかいがありました。
(私の住む場所はド地方の上、映画館が非常に少なく、このようなタイプの作品は殆ど、というか全くと言っていい程公開されないのです。公開されないでいわばDVDスルー状態でしか見れないと思っていました。奇跡としかいいようがありません)
圧倒的な絶望に向かいこの物語は展開・終結しますが、この作品は絶望にだけとどまらず突き抜けて《その先》にたどり着いているのが素晴らしい。絶望の果て極まりないやるせない終結なのに観客の心に圧倒的なエネルギーを残して、人生に世界にどこか希望を見いだせるこの不可思議極まりない体験。(まさにキャッチコピー通りの『この素晴らしい世界』でした)
殺人鬼・村田演じるでんでんの圧倒的な存在感はもう語る必要はないでしょうが、ペキンパーの「わらの犬」のダスティン・ホフマンごとき最後に溜まりに溜まった怒りと狂気を噴出させた男、社本を演じた吹越満のあのトランス感も素晴らしかったです。他の女優さんも男優さんもベストキャスティングでした。
園子温のまさに最高傑作でした。次作の「ヒミズ」も非常に楽しみです。
邦画界はもっとこういう作品にこそ予算を与えるべきなのに!くだらん邦画を、《恥知らず》としか言いようがない作品とも言えない作品を作る連中のボディを透明にしてしまえ!と心から思いましたね。
では。
Re: 人間の存在は怪奇にして いつにその意義を持ちえない(ニーチェ)
アン・ノウンさん、コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり本作は、ことの善悪よりも人間の持つエネルギーを重視した作品だと思います。おそらく2011年公開映画のランキングでは上位に位置づけられるでしょう。
でんでんさんにとっても吹越満さんにとっても、代表作になることでしょうね。
園子温監督作品は今後も『恋の罪』『ヒミズ』と続々と予定されており、楽しみは尽きませんね。
おっしゃるとおり本作は、ことの善悪よりも人間の持つエネルギーを重視した作品だと思います。おそらく2011年公開映画のランキングでは上位に位置づけられるでしょう。
でんでんさんにとっても吹越満さんにとっても、代表作になることでしょうね。
園子温監督作品は今後も『恋の罪』『ヒミズ』と続々と予定されており、楽しみは尽きませんね。
No title
こんちは。
今、急に無駄な思い付きを思いついたので聞いてください(迷惑な)。
テレビ「♪武勇でん武勇でん武勇でんでん、ででんでん」
監督「よし、次の主役はでんでんで行こう」
今、急に無駄な思い付きを思いついたので聞いてください(迷惑な)。
テレビ「♪武勇でん武勇でん武勇でんでん、ででんでん」
監督「よし、次の主役はでんでんで行こう」
Re: No title
ふじき78さん、こんにちは。
柳田國男によれば、「でんでん」とは「出ろ、出ろ」という意味なんだとか。
でんでんが出ずっぱりのこの映画に、柳田先生も喜んでいることでしょう
柳田國男によれば、「でんでん」とは「出ろ、出ろ」という意味なんだとか。
でんでんが出ずっぱりのこの映画に、柳田先生も喜んでいることでしょう

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映画 「冷たい熱帯魚」
冷たい熱帯魚
『紀子の食卓』、『愛のむきだし』の鬼才・園子温監督が、“埼玉愛犬家殺人事件”をベースに人間の狂気と愛を描いた衝撃の問題作。主演は『掌の小説』の吹越満。共演にでんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、渡辺哲。第67回ヴェネチア国際映画祭の上映では、6分間のスタンデ...
「冷たい熱帯魚(Cold Fish)」ロンドン国際映画祭で
もう・・・・・・・ユッケは食べられない。
冷たい熱帯魚
2月5日(土)テアトル新宿で観てきました。
16:30からの回だったのですが、立ち見が出るほどの盛況。
次の回も満席でお立ち見状態。
上映館が少ないこともあるのでしょう。
噂通りの熱気あふれる会場でした。
冷たい熱帯魚/吹越満、でんでん、黒沢あすか
鬼才・園子温監督の最新作です。既に各国の映画祭で上映されており以前よりその評判と内容を漏れ聞いていましたので日本で公開されるのをとても楽しみにしてました。なんでも1993年 ...
冷たい熱帯魚 / COLD FISH
ランキングクリックしてね
←please click
「愛のむきだし」から一転、暗~い作品であるという事以外、知識なく観たけど、、、
受け取り方は観る人次第だけど、いやー立派な娯楽映画と受け取りました、...
冷たい熱帯魚・・・・・評価額1600円
和製ナチュラル・ボーン・キラーか。
これは、ひょんな事から連続殺人事件に巻き込まれた平凡な男の体験を通して、人間の秘めたる狂気を描き出した、壮絶なダーク・エンターテイメントだ。
鬼才・園子音監督が...
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園子温[監督]『冷たい熱帯魚』(2010年)を観てきた。
○園子温[監督]『冷たい熱帯魚』(2010年)を観てきた。 園子温[監督]『冷た
冷たい熱帯魚(2011-006)
冷たい熱帯魚
『紀子の食卓』、『愛のむきだし』の鬼才・園子温監督の最新作がこの作品。
冒頭の食事を準備するシーンのテンポがいい。
主人公の主人公の社本(吹越満)と再婚した妻の妙子(神楽坂恵)と...
冷たい熱帯魚
『冷たい熱帯魚』は園子温監督の実体験と1993年の埼玉愛犬家殺人事件や数々の猟奇殺人事件からインスパイアされたダーク・ファンタジー。『愛のむきだし』が<陽>とするならば『冷たい熱帯魚』はまさに<陰>。この2作品を観て初めて、園ワールドの完成形が堪能できると
『冷たい熱帯魚』
----おっ。これはいま注目の作品だね。
「ヴェネチアが沸いた!
園子温、最高傑作にして金字塔的作品 誕生!」…。
いったい、どんな映画ニャの?
「ひとことで言えば、
猟奇連続殺人と、その男に魅入られた
熱帯魚屋を営む主人公・社本と家族の話」
----へぇ~っ。主演が...
『冷たい熱帯魚』
これを「とんでもない映画」と言わずして、何を「とんでもない映画」と言うのか。
『「冷」たい「熱」帯魚』というタイトルのように、理性と本能、ブラックジョークと血塗れなグ ...
冷たい熱帯魚
1993年の埼玉の愛犬家殺人事件や他の猟奇殺人事件をヒントに作られた作品。邦画は試写会でしか見ない私がお金を出して見に行ったのは「闇の子供たち」以来。それほどこの作品には以前から興味があった。
さて、埼玉愛犬家殺人事件の真相はとても凄惨で当時もゾっとしたも
◆『冷たい熱帯魚』◆
2010年:日本映画、園子温監督、吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、梶原ひかり 出演。
映画レビュー 「冷たい熱帯魚」
冷たい熱帯魚
【公式サイト】 【allcinema】
「埼玉愛犬家殺人事件」を元に創られた園子温監督の問題作。主演は吹越満、共演はでんでん。R-18指定で、それに見合った本気度がうかがえる作品だ。
...
『冷たい熱帯魚』は恐怖のアダルトビデオだよ。
映画感想の本数もかなり増えてきたので、あいうえお順にしてみましたが、「索引」みたいのきちんと作った方がいいですよね。過去に何の感想を書いたか分からなくなっちゃうので。
今回はタ行だよ『...
冷たい熱帯魚
冷たい熱帯魚 346本目 2011-06
上映時間 2時間26分
監督 園子温
出演 吹越満(社本信行) 、 でんでん(村田幸雄)
黒沢あすか(村田愛子) 、 神楽坂恵(社本妙子)
...
冷たい熱帯魚 監督/園 子温
【出演】
吹越 満
でんでん
黒沢 あすか
【ストーリー】
小さな熱帯魚屋を経営する社本(しゃもと)信行は、ある夜、娘の美津子がスーパーで万引きをしたため、妻の妙子とともに店に呼び出された。その場を救ってくれたのは、スーパーの店長と知り合いの村田幸...
冷たい熱帯魚
『冷たい熱帯魚』をテアトル新宿で見てきました。土曜日の午後だったせいでしょうが、ほとんど満席の状況でした。
(1)この映画を製作した園子温監督の作品としては、最近では、『愛のむきだし』と『ちゃんと伝える』を見ています。前者は、オーム真理教事件を題材の一...
冷たい熱帯魚
静岡に来るのは4月。待てないで観てしまいました。O寒さん、もう一度見たいのでご一緒させてください。お願いです。ネタばれです。
『冷たい熱帯魚』から王道を学ぶ
■ 映画『冷たい熱帯魚』『紀子の食卓』から洗脳と成長と憑依を学び、すべてを覆す強い女子高校生を知る
園子温監督の衝撃作『冷たい熱帯魚』を見ました。
『夢の中へ』や『奇妙なサーカス』でおなじみの...
冷たい熱帯魚
監督:園子温 脚本:園子温/高橋ヨシキ 撮影:木村信也
出演:吹越満/でんでん/黒沢あすか
公開年:2011年 製作国:日本 上映時間:146分
2011年7本目
テアトル新宿にて鑑賞
********************
最初から最後まで不快な映画でした。
...
「冷たい熱帯魚」
なぜ、吹越満の子どもは、息子でなく娘なんだ?
どういう意味?
でんでんと吹越満の関係は、どう見ても疑似父子だ。父と息子の物語に映画を収斂させていくなら、吹越満の子どもも、男じゃなければ一貫性に欠く。
たしかに、物語上はでんでんと吹越満は赤の他人なんだけど...
冷たい熱帯魚
この日はもともと久々のお休みだったので、蠟梅を見に行こうと決めていたんです。
少し話題はそれますけど、今とても忙しくて、これはとてもありがたいことなのですが、わが社のスケジュールはネットで閲覧できるし、予約もできるんですね。でもって、...
冷たい熱帯魚
いやーー、こう来たか・・・・。参った。
冷たい熱帯魚
おのれの欲望だけに忠実に生きている極悪非道な夫婦に巻き込まれた男が、抜け出せない闇に沈んでいく。スプラッター描写がすごいのだけど、人間の欲望をあからさまにして2時間半の上映時間に隙もない。この映画を見て少しでも笑えたら、たいしたもんだ。普段映画の点数をつけ
「冷たい熱帯魚」事件に巻き込まれたさきにみた理性が破られ狂気に走った殺人事件の結末
「冷たい熱帯魚」(R18+指定)は熱帯魚店を経営する経営者が自らの利益のために数多くの殺人を企てて、それに巻き込まれていく同業者の家族がその殺人に手を貸した事で猟奇的殺人事 ...
映画「冷たい熱帯魚」血みどろの海に浮かぶ魂たち
「冷たい熱帯魚」★★★☆
吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、
梶原ひかり、渡辺哲 出演
園子温 監督
146分、2011年1月29日,
2010,日本,日活
(原作:原題:COLD FISH )
→ ★映画のブログ★
...
冷たい熱帯魚
COLDFISH/10年/日本/146分/犯罪サスペンス・ドラマ/R18+/劇場公開
監督:園子温
脚本:園子温、高橋ヨシキ
アクションデザイン:坂口拓
特殊造形:西村喜廣
出演:吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、梶原ひかり、渡辺哲、諏訪太朗
<ストーリー>
熱...
冷たい熱帯魚
面白いと噂の作品。
小さな熱帯魚屋を営む社本信行とその妻、妙子は、
娘の美津子がスーパーマーケットで万引きしたため、
店に呼び出される。
スーパーの店長の知り合いの巨大熱帯魚屋を経営する村田幸雄に救われ、
また村田の勧めで、美津子は村田の店で住み込み...
冷たい熱帯魚
2011年3月26日(土) 19:30~ テアトル新宿 料金:1000円(Club-C会員料金) パンフレット:700円(買っていない) 『冷たい熱帯魚』公式サイト 「息もできない」に対抗しうるレベルの映画の登場だ! 日本を代表する監督になりつつある園子温だが、作風は「こいつ?...
悪魔と熱帯魚
「悪魔を見た」
「冷たい熱帯魚」
『冷たい熱帯魚』をテアトル新宿で観て、へらへらワハハハふじき☆☆☆
五つ星評価で【☆☆☆園子温、名刺代わりとしていい映画ができたんじゃないかなあ】
はっきり言って『愛のむき出し』が大好きすぎるので、
この映画のイケイケドンドンなノリ ...
【映画】冷たい熱帯魚
<冷たい熱帯魚 を観ました>
制作:2010年日本
これね、すっっっごく観たかったんですよ。
何かの映画を観に行った時に予告をやっていて、それだけでズギューンと来て、とても興味を持ったんだけど、実はぐちゃどろのスプラッターとか超怖いスリラーとかを映画?...
【冷たい熱帯魚】しょせん46億年後に終わる命
冷たい熱帯魚
監督: 園子温
出演: 吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、梶原ひかり、渡辺哲
公開: 2011年1月29日
DVD鑑賞で。
...