『ちょんまげぷりん』の仕事術
【ネタバレ注意】
『ちょんまげぷりん』では、仕事が上手くいって、職場で評価されるにはどうすれば良いかが、判りやすく示される。
シングルマザーのひろ子は、仕事と子育てで苦労が絶えない。
子供のお迎えのためには17時に仕事を上がらなくてはならないのに、上司も部下も嫌味たらたらである。
ところが、突然現れた安兵衛が、家事も育児も引き受けてくれたことで、ひろ子は仕事に集中でき、リーダーを任されるに至る。お迎えの時間を気にしなくて良いので、気持ちに余裕もできたし、トラブルがあれば何時まででもとことん付き合うひろ子に、部下の態度も一変する。
一方、ケーキ作りの才能を認められた安兵衛も、家にほとんど帰れないほど仕事に打ち込むことで、主任に昇進するまでになる。
この映画を観ながら、Interop Tokyo 2009 での夏野剛氏とひろゆき氏の対談を思い出した。その中で、ひろゆき氏の語ったことが印象深かったのである。
対談が、夏野剛氏の出演したNHKの討論番組に及んだときである。テレビについて語るその番組で、夏野氏の意見は参加者の賛同を得られなかったらしい。
そこで、ひろゆき氏が「夜の9時から家でテレビ見てる人って、どうなんでしょうね。」と云いだした。
「9時からテレビを見るためには、だいたい7時前には会社を出なくちゃいけないでしょ。でも仕事できる人は9時ぐらいまではやってますよね。みなさん、どう思います?」
ひろゆき氏はそう云って、客席を眺めた。
いかにもベンチャー企業の経営陣らしい意見である。
「モーレツ社員」という言葉は、表面上は死語と化しているが、実態はモーレツでないと仕事での成功はおぼつかないということか。
近年は、日本の沈没に比べて韓国企業の躍進が目覚しいことから、韓国人の働き方に注目が集まっている。ここでも注目されるのはモーレツぶりだ。
日立製作所出身で、サムスン電子の常務も務めた吉川良三氏は語る。
---
サムスンでは目標を達成しないといけないので、感覚的に土日がない。そういう風土が本当にすごい。年俸制なので、休日出勤には手当てがつきませんがそれでも働く。
(略)
普通なら1日8時間労働で考えるのですが、サムスンには午前2時、3時まで働いてもへっちゃらな社員がたくさんいる。「どうしてここまでサムスンの人は働くのか」「土日の感覚があるのか」と本当に驚きました。
---
日立製作所にも、午前2時、3時まで働く人や土日の感覚がない人はいるだろうに、それでも驚くと云うのだから、サムスンのモーレツぶりはたいしたものなのだろう。
日本人がワーク・ライフ・バランスなどと云っているあいだに、韓国をはじめとした新興国に抜き去られるのかも知れない。
しかし、そんな生き方でいいのだろうか、と一石を投じるのが、この作品である。
ひろ子の息子・友也は、ひろ子にとっても安兵衛にとっても、かけがえのない存在のはずなのだが、ひろ子も安兵衛も仕事に打ち込んだら、友也はいったいどうなるのか。
『ちょんまげぷりん』の原作者・荒木源氏は、長年にわたり主夫であった。小説家になるために朝日新聞の記者を辞したそうだ。
「同僚のカミさんが記者を続けたいと言うので、稼ぐのは任せ、自分は家事で応分の負担を、と理詰めで考えた結果」という。
公式サイトによれば、「ギター侍」に引っ掛けて、みずからを「主夫侍」と呼んだところから、この小説のアイデアが浮かんだとか。
会社員の経験も、主夫の経験もある荒木源氏だからこその物語だろう。
もっとも、そこには、奥様が朝日新聞記者という高給取りで、一家を支えられるという前提もあろうが。
映画『ちょんまげぷりん』は、仕事と家庭にどう折り合いをつけるのか、明確な結論を出してはいない。
こればかりは、個々人が見出していかなくてはならない問題である。
ただ、経営者が「早く帰る人は仕事ができない」という考え方ではやるせない。
とりあえず私は、映画館を出るとプリンを買って、家族への土産にした。
映画の話をしながら食べれば、いっそううまいだろうと思って。
『ちょんまげぷりん』 [た行]
監督・脚本/中村義洋
出演/錦戸亮 ともさかりえ 今野浩喜 佐藤仁美 鈴木福 忽那汐里 堀部圭亮 中村有志 井上順
日本公開/2010年7月31日
ジャンル/[ドラマ] [コメディ]
映画ブログ
『ちょんまげぷりん』では、仕事が上手くいって、職場で評価されるにはどうすれば良いかが、判りやすく示される。
シングルマザーのひろ子は、仕事と子育てで苦労が絶えない。
子供のお迎えのためには17時に仕事を上がらなくてはならないのに、上司も部下も嫌味たらたらである。
ところが、突然現れた安兵衛が、家事も育児も引き受けてくれたことで、ひろ子は仕事に集中でき、リーダーを任されるに至る。お迎えの時間を気にしなくて良いので、気持ちに余裕もできたし、トラブルがあれば何時まででもとことん付き合うひろ子に、部下の態度も一変する。
一方、ケーキ作りの才能を認められた安兵衛も、家にほとんど帰れないほど仕事に打ち込むことで、主任に昇進するまでになる。
この映画を観ながら、Interop Tokyo 2009 での夏野剛氏とひろゆき氏の対談を思い出した。その中で、ひろゆき氏の語ったことが印象深かったのである。
対談が、夏野剛氏の出演したNHKの討論番組に及んだときである。テレビについて語るその番組で、夏野氏の意見は参加者の賛同を得られなかったらしい。
そこで、ひろゆき氏が「夜の9時から家でテレビ見てる人って、どうなんでしょうね。」と云いだした。
「9時からテレビを見るためには、だいたい7時前には会社を出なくちゃいけないでしょ。でも仕事できる人は9時ぐらいまではやってますよね。みなさん、どう思います?」
ひろゆき氏はそう云って、客席を眺めた。
いかにもベンチャー企業の経営陣らしい意見である。
「モーレツ社員」という言葉は、表面上は死語と化しているが、実態はモーレツでないと仕事での成功はおぼつかないということか。
近年は、日本の沈没に比べて韓国企業の躍進が目覚しいことから、韓国人の働き方に注目が集まっている。ここでも注目されるのはモーレツぶりだ。
日立製作所出身で、サムスン電子の常務も務めた吉川良三氏は語る。
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サムスンでは目標を達成しないといけないので、感覚的に土日がない。そういう風土が本当にすごい。年俸制なので、休日出勤には手当てがつきませんがそれでも働く。
(略)
普通なら1日8時間労働で考えるのですが、サムスンには午前2時、3時まで働いてもへっちゃらな社員がたくさんいる。「どうしてここまでサムスンの人は働くのか」「土日の感覚があるのか」と本当に驚きました。
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日立製作所にも、午前2時、3時まで働く人や土日の感覚がない人はいるだろうに、それでも驚くと云うのだから、サムスンのモーレツぶりはたいしたものなのだろう。
日本人がワーク・ライフ・バランスなどと云っているあいだに、韓国をはじめとした新興国に抜き去られるのかも知れない。
しかし、そんな生き方でいいのだろうか、と一石を投じるのが、この作品である。
ひろ子の息子・友也は、ひろ子にとっても安兵衛にとっても、かけがえのない存在のはずなのだが、ひろ子も安兵衛も仕事に打ち込んだら、友也はいったいどうなるのか。
『ちょんまげぷりん』の原作者・荒木源氏は、長年にわたり主夫であった。小説家になるために朝日新聞の記者を辞したそうだ。
「同僚のカミさんが記者を続けたいと言うので、稼ぐのは任せ、自分は家事で応分の負担を、と理詰めで考えた結果」という。
公式サイトによれば、「ギター侍」に引っ掛けて、みずからを「主夫侍」と呼んだところから、この小説のアイデアが浮かんだとか。
会社員の経験も、主夫の経験もある荒木源氏だからこその物語だろう。
もっとも、そこには、奥様が朝日新聞記者という高給取りで、一家を支えられるという前提もあろうが。
映画『ちょんまげぷりん』は、仕事と家庭にどう折り合いをつけるのか、明確な結論を出してはいない。
こればかりは、個々人が見出していかなくてはならない問題である。
ただ、経営者が「早く帰る人は仕事ができない」という考え方ではやるせない。
とりあえず私は、映画館を出るとプリンを買って、家族への土産にした。
映画の話をしながら食べれば、いっそううまいだろうと思って。
![ちょんまげぷりん [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/513BHkBnwyL._SL160_.jpg)
監督・脚本/中村義洋
出演/錦戸亮 ともさかりえ 今野浩喜 佐藤仁美 鈴木福 忽那汐里 堀部圭亮 中村有志 井上順
日本公開/2010年7月31日
ジャンル/[ドラマ] [コメディ]
映画ブログ
⇒comment
へーーー!
そういういきさつがあったのですか!
あたしは、本は読んだのですが、ひろ子の仕事は、不可能だよなあ・・と思いましたわ。
あたしはずっと非常勤で仕事をしてきたので、どうにかこうにかやれましたが、一人でやっていく明快な答えと未来は描かれてませんでしたね。
ベビーシッターを雇えるようになって、仕事は心おきなく出来るようになる!もあるのですが、仕事を心おきなく出来るようになるのが答えなのかもはっきりしない。
どう生活していくかがいいのか・・・わからない。。。。ちょっと尻切れトンボだった感が否めません。
もう、末っ子も中学生になったので、ほとんど心配はなくなりましたが、3人の子供を保育園に預けて、髪振り乱して送り迎えし、電話にびくびくしながら、とにかくその日をやり過ごすことだけを願っていた7,8年前までの生活を思い出します。
長くなりまして、すいません。
あたしは、本は読んだのですが、ひろ子の仕事は、不可能だよなあ・・と思いましたわ。
あたしはずっと非常勤で仕事をしてきたので、どうにかこうにかやれましたが、一人でやっていく明快な答えと未来は描かれてませんでしたね。
ベビーシッターを雇えるようになって、仕事は心おきなく出来るようになる!もあるのですが、仕事を心おきなく出来るようになるのが答えなのかもはっきりしない。
どう生活していくかがいいのか・・・わからない。。。。ちょっと尻切れトンボだった感が否めません。
もう、末っ子も中学生になったので、ほとんど心配はなくなりましたが、3人の子供を保育園に預けて、髪振り乱して送り迎えし、電話にびくびくしながら、とにかくその日をやり過ごすことだけを願っていた7,8年前までの生活を思い出します。
長くなりまして、すいません。
Re: へーーー!
sakuraiさん、こんにちは。
仕事と子育てを実践されている方には頭が下がります。
この作品では、元の木阿弥というか、状況としてはあまり変わらないわけですが、ひろ子と友也の心の持ちように変化があったんでしょうね。
あまり具体的には描かれてませんけど。
原作ではもっと掘り下げた描写があったのでしょうか。
中村監督は、最後のプリンのシーンまで観客の興味を引っ張るために、ひろ子の気持ちの決着をつけるのはあえて避けたように思います。決着をつけてしまうと、それで観客はクールダウンしてしまって、最後のエピソードがどうでも良くなってしまう…という計算ではないでしょうか。
仕事と子育てを実践されている方には頭が下がります。
この作品では、元の木阿弥というか、状況としてはあまり変わらないわけですが、ひろ子と友也の心の持ちように変化があったんでしょうね。
あまり具体的には描かれてませんけど。
原作ではもっと掘り下げた描写があったのでしょうか。
中村監督は、最後のプリンのシーンまで観客の興味を引っ張るために、ひろ子の気持ちの決着をつけるのはあえて避けたように思います。決着をつけてしまうと、それで観客はクールダウンしてしまって、最後のエピソードがどうでも良くなってしまう…という計算ではないでしょうか。
No title
日本だけなのか、どうなのか。
なんでみんなこんな忙しくなっちゃったのか。
こんなに朝から晩まで働き続けなくっちゃいけないってのはどうなんだろう? 昔からみんなこんな忙しかったでしたっけ?
24時間サービスみたいなのが増えて、一つの会社でやることが増えてるのに、人は増えない。ワーキング・シェアって難しいなあ。
なんでみんなこんな忙しくなっちゃったのか。
こんなに朝から晩まで働き続けなくっちゃいけないってのはどうなんだろう? 昔からみんなこんな忙しかったでしたっけ?
24時間サービスみたいなのが増えて、一つの会社でやることが増えてるのに、人は増えない。ワーキング・シェアって難しいなあ。
Re: No title
ふじき78さん、こんにちは。
かつて欧米から、日本人は働きすぎと云われてましたけど、その日本人から見ても韓国人が働きすぎなんだとすると、東アジアの特徴かも知れませんね。
日系企業よりも台湾系や韓国系の方が仕事はきついそうですし。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20100819/215871/?P=5
滅私奉公という言葉は、中国の戦国時代の書物をまとめた『戦国策』に由来するそうです。
二千年以上かけて広まったものだとすると、根深いですね。
かつて欧米から、日本人は働きすぎと云われてましたけど、その日本人から見ても韓国人が働きすぎなんだとすると、東アジアの特徴かも知れませんね。
日系企業よりも台湾系や韓国系の方が仕事はきついそうですし。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20100819/215871/?P=5
滅私奉公という言葉は、中国の戦国時代の書物をまとめた『戦国策』に由来するそうです。
二千年以上かけて広まったものだとすると、根深いですね。
No title
こんちは、原作読みました。
いなかった人が元のようにいなくなって、
元の木阿弥状態に戻りますが、
原作では、登場人物の成長がはっきり分かるようにフォローされてます。
いなかった人が元のようにいなくなって、
元の木阿弥状態に戻りますが、
原作では、登場人物の成長がはっきり分かるようにフォローされてます。
Re: No title
ふじき78さん、こんにちは。
情報ありがとうございます。
やっぱり映画と小説の視点の違いでしょうか。
映画は客観的に判るように撮らなければなりませんが、小説は登場人物の主観で語れるので、同じ状況でも心情を表現しやいのでしょうね。
情報ありがとうございます。
やっぱり映画と小説の視点の違いでしょうか。
映画は客観的に判るように撮らなければなりませんが、小説は登場人物の主観で語れるので、同じ状況でも心情を表現しやいのでしょうね。
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トラックバックの反映にはしばらく時間がかかります。ご容赦ください。「ちょんまげぷりん」試写会
「ちょんまげぷりん」の試写会に行ってきました!
『ちょんまげぷりん』
----“ちょんまげ”と“ぷりん”?
時代がまったく違うじゃニャい。
「いやあ、ぼくも知らなかったけど、
これは(荒木源『ふしぎの国の安兵衛』)の映画化らしい。
主演が錦戸亮ということもあって、
巷ではけっこう話題になっているんだ」
----どういうお話ニャの?
「
ちょんまげぷりん
朝から何事が起ったのでござるか!!
ちょんまげぷりん 目力~リアクション~泣き顔~
【{/m_0167/}=35 -11-】 観たい映画の試写会があたっても予定があって観に行けないのに、どうでもいい映画の試写会の日はフリー、なかなかうまくいかない・・・ε-(;ーωーA フゥ…
そんなパターンにはまってしまった今日の試写会、「ちょんまげぷりん」ってなんじゃ~?...
ちょんまげぷりん
『ちょんまげぷりん』が描くのは、一見奇抜な設定から始まる人と人との出会いが、思いがけないドラマを生む新しいカタチのエンターテインメント。監督は『アヒルと鴨のコインロッカー』『ゴールデンスランバー』と、高い演出力で着々とファンを増やす中村義洋。その最新作...
ちょんまげぷりん
オフィシャルサイト
荒木源の同名小説(旧題『ふしぎの国の安兵衛』)を錦戸亮主演で映画化したハートフル・コメディ・ドラマ。現代にタイムスリップしてしまった江戸時代のお
侍が、ひょ
侍パティシエ~『ちょんまげぷりん』
シングルマザーのひろ子(ともさかりえ)は、保育園児の友也を抱え、仕事と
家事・育児の両立に孤軍奮闘の日々。そんなひろ子が出逢った...
『ちょんまげぷりん』
□作品オフィシャルサイト 「ちょんまげぷりん」□監督・脚本 中村義洋□原作 荒木 源□キャスト 錦戸 亮、ともさかりえ、鈴木 福、今野浩喜、佐藤仁美、忽那汐里、堀部圭亮、中村有志、井上 順 ■鑑賞日 8月1日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度
ちょんまげぷりん/錦戸亮、ともさかりえ
ジェイ・ストームの製作の作品としてはこれまでの中で一番期待度の高い作品です。少なくとも予告編は好印象でした。ベスト作品は岡田准一くん主演の『おと・な・り』でそれ以外はどうもイマイチな印象があるんですけど、今作は何と言っても『ゴールデンスランバー』の中村...
現代女が鼻に付く。『ちょんまげぷりん』
180年前の江戸から現代にタイムスリップした侍と現代を生きる母子の交流を描いた物語です。
■映画『ちょんまげぷりん』
関ジャニ∞の錦戸亮、映画初出演にして初主演の侍ハートウォーミング・コメディ映画『ちょんまげぷりん』。
江戸時代から現代の日本にタイムスリップしてきたお侍さんが、シングルマザー&ちびっこの家庭に居候し、現代のジェンダー意識にギャップを感じたり、父親っぽ...
映画 「ちょんまげぷりん」
映画 「ちょんまげぷりん」
映画 「ちょんまげプリン」感想(ちょっとだけネタバレかも)
映画の日が日曜日で人が一杯!なるべく早く見れる映画のなかではこの映画が気になって
『ちょんまげぷりん』
先日、仕事終わりに有楽町まで足をのばして、ヒューマントラストシネマ有楽町で『ちょんまげぷりん』を観てきました。
テアトルの映画会員・CLUB Cの会員になってるので、テアトル系列の映画館とシネ・リーブル、ヒューマントラストシネマの映画は映画はいつでも1000円で...
ちょんまげぷりん
荒木源の同名小説を『ゴールデンスランバー』の中村義洋監督が関ジャニ∞の 錦戸亮を主演に据えて映画化したハートフルコメディ。 遠い昔の江戸時代の侍が現代にタイムスリップしてしまい、ひょんなことから 知り合った母子のもとに居候しつつ、パティシエになってしまう様..
ちょんまげぷりん☆独り言
お地蔵さんは、ときどきいたずらをするらしい。特に巣鴨のお地蔵さんは(笑)彼は麻布に住む直参の旗本だと名乗る。出会ったのは巣鴨のスーパーの駐車場。侍姿の木島安兵衛。まさか過去から未来にやってきたなんて・・・信じられなかったけど^^;成り行きでシングルマザーの
ちょんまげぷりん
作品情報
タイトル:ちょんまげぷりん
制作:2010年・日本
監督:中村義洋
出演:錦戸亮、ともさかりえ、今野浩喜、佐藤仁美、鈴木福、忽那汐里
あらすじ:江戸時代からやって来たちょんまげ頭の侍、木島安兵衛(錦戸亮)をひょんなことから居候させることになった、
「ちょんまげぷりん」
期待していなかったが、けっこう面白い。荒木源の小説「不思議の国の安兵衛」の映画化で、現代に迷い込んできた江戸時代の侍がパティシエ(菓子職人)になるという、ほとんどイロモノみたいな設定の映画ながら、細部のリアリティを詰めることにより違和感のない作品に仕...
ちょんまげぷりん
ある日、仕事と家事に追われ忙しい毎日を送る、シングルマザーのひろ子(ともさかりえ)とその息子・友也(鈴木福)の前に、ちょんまげ姿の...
映画「ちょんまげぷりん」タイトルほどふざけてない堅実な仕上がり
「ちょんまげぷりん」★★★★オススメ
錦戸亮、ともさかりえ、今野浩喜出演
中村義洋監督、108分 、2010年7月31日公開、2010,日本,ジェイ・ストーム
(原題:ちょんまげぷりん )
→ ★映画のブログ★
...
ちょんまげぷりん
2010/07/31公開 日本 108分監督:中村義洋出演:錦戸亮、ともさかりえ、今野浩喜、佐藤仁美、鈴木福、中村有志、井上順人生はケーキほど甘くないでござる。江戸時代からやってきた侍、木島安兵衛をひょんなことから居候させることになった母親のひろ子と息子の友也。ある
ちょんまげぷりん
人生はケーキほど甘くないでござる。
製作年度 2010年
上映時間 108分
原作 荒木源
監督 中村義洋
エンディングテーマ 忌野清志郎『REMEMBER YOU』
出演 錦戸亮 木島安兵衛/と...
『ちょんまげぷりん』(2010)/日本
監督・脚本:中村義洋原作:荒木源出演:錦戸亮、ともさかりえ、今野浩喜、佐藤仁美、鈴木福、忽那汐里、堀部圭亮、中村有志、井上順公式サイトはこちら。<Story>シングルマ...
『ちょんまげぷりん』 ('10初鑑賞107・劇場)
☆☆☆☆- (10段階評価で 8)
8月7日(土) シネ・リーブル神戸 シネマ1にて 16:50の回を鑑賞。
『ちょんまげぷりん』
ひろ子殿、友也殿、木島安兵衛の江戸阜凛でござる。
人生はケーキほど甘くはござらんが、思うほど渋くもござらん。要は渋味と甘味をどう使い分けるか。子育てやお勤めに関してもそれが一番大事なことでござろうし、また古き良き日本ではそれが当たり前でござったはず。そ...
「ちょんまげぷりん」、美味(うも)うござる
映画『ちょんまげぷりん』、なかなか楽しめました。実にオーソドックスで、娯楽作とし
ちょんまげぷりん
男らしくてやさしくて、礼節をわきまえた純情青年。江戸時代からやってきた“パティシエ侍”、いざ見参!物語:遊佐ひろ子(ともさかりえ)は、子育てと仕事の両立に悩むシングルマザー。やんちゃ盛りの1人息子、友也(鈴木福)とわがままなクライアントに挟ま
【ちょんまげぷりん】
監督:中村義洋
出演:錦戸亮、ともさかりえ、鈴木福、堀部圭亮、井上順
お侍が、パティシエに!?
「離婚して一人で息子友也を育てているひろ子は、ある日マンションの前でお侍の格好をした男性と出会う。木島安兵衛と名乗る彼は江戸時代からやってきたと思い
『ちょんまげぷりん』をシネ・リーブル池袋で観た男ふじき
うわわわあ、ともさかをずっと観てられるだけで、
なんでこんなに幸せなんだろう。
ジャニーズのニシキド君も子役の福助っぽい子も良かった。
城に降るホワイトチョコの雪とか、かっこいいよなあ。
でも、でも、ともさかだよなあ。
【銭】
映画ファン感...
ちょんまげぷりん
2010年8月28日(土) 18:30~ ヒューマントラストシネマ有楽町2 料金:1000円(Club-C会員料金) パンフレット:800円(買っていない) 『ちょんまげぷりん』公式サイト それなりに面白いだろうとは思っていたのだが、想像以上に素晴らしい。 近くにいた単独鑑賞の...
ちょんまげぷりん
見たのは少し前なのですが、今更ながらに見た映画の感想です。あらすじは江戸時代からやって来たちょんまげ頭の侍、木島安兵衛(錦戸亮)をひょんなことから居候させることになった...
ちょんまげぷりん
江戸VS東京。死んだら御免。REMEMBER YOU。
『ちょんまげぷりん』荒木源、小学館文庫を読書する男ふじき(ネタバレあり)
映画鑑賞後の原作読書。
一番、驚いたのは映画の中で
一番、好きだったあのエピソードが
原作になかったことだ。
そして、そのエピソードは原作にあったとしても
何ら違和感のない物であったことだ(詳細は後半ネタバレ部分で書きます)。
流石、物凄い脚本力を...
ちょんまげぷりん
ちょんまげぷりん’10:日本◆監督・脚本: 中村義洋「ゴールデンスランバー」「ジェネラルルージュの凱旋」◆出演:錦戸亮、ともさかりえ、今野浩喜、佐藤仁美、鈴木福、忽那汐里、堀部圭亮、中村有志、井上順◆STORY◆シングルマザーのひろ子は、息子の友也と二人
映画[ ちょんまげぷりん ]奥向きのご用は、拙者がお引き受けいたす
映画[ ちょんまげぷりん ]を池袋で鑑賞。
女子高生や女子大生ばっかりだろうな、と思っていたら、意外や意外、娘と母という親子カップルが多かった。主演の錦戸くんには、どことなく(男前だが)おっさんのような落ち着きがあるから、二極化したファン層もうなづけ...
ちょんまげぷりん
ちょんまげぷりん
★★★★☆(★4つ)
レビュー評価も高かった作品で、楽しみにしていました。
先日みた、コアンドルよりケーキがおいしそうにみえた(笑)たぶん楽しそうに作ってたし、みんなおいしそうに食べてたから。
タイムスリップした侍錦戸が思わぬ才能発揮
ちょんまげぷりん(映画/DVD)
[ちょんまげぷりん] ブログ村キーワード人生はケーキほど甘くないでござる。ちょんまげぷりん製作国:日本製作年:2010年製作会社:ジェイ・ストーム配給会社:ジェイ・ストームジャ...
ちょんまげゾンビ
「ゾンビランド」
「ちょんまげぷりん」
ちょんまげぷりん
拙者、ぱてしえになるでござる
ポケ右衛門どの
タイムスリップものの中のひとつととして期待するのは
人間ドラマに絞られつつある
それくらい、設定としてはスタンダード
ちょっと話はそれますが、
パクリだパクリじゃない騒動というのはね、
完全にメジャー...
中村義洋監督 「ちょんまげぷりん」
伊坂幸太郎作品を映画化するとしたら、この人以外には考えられないと私が思っている監督、中村義洋氏の作品。
劇場公開時に観に行きたかったのですが、都合がつかずDVDでやっと鑑賞。
http://www.c-purin.jp/
【あらすじ】
遊佐ひろ子(ともさかりえ)は、子育てと...
ちょんまげぷりん
気楽に見られる楽しいオハナシ、だと思ってたら、しっかり原作があったのですね。
江戸時代のお侍さんがタイムスリップしてきて、シングル・マザー宅に居候。天賦のお菓子作りの才を開花させる、って発想自体が斬新です。
突っ込みどころは満載だけど、ハートウォーミングな、コミック展開が素敵。
ほっこりした余韻も、エンディングの忌野清志郎の歌に至るまでヨカッタです。期待が薄かった分、思いが...