『アベンジャーズ/エンドゲーム』 ありがとうアベンジャーズ

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 こんな映画が作れるとは!
 『アベンジャーズ/エンドゲーム』には感服するばかりだ。
 2008年の『アイアンマン』にはじまり、11年の歳月と21作品に及んだマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)が、22作目の『アベンジャーズ/エンドゲーム』で遂に堂々たる結末を迎えたのだ。

 過去、映画界でこんなことはなかっただろう。
 MCUは全世界の興行収入が100億ドルを超える大ヒットシリーズで、アベンジャーズだけを見ても第一作『アベンジャーズ』が15億ドル以上の興収を叩き出し、第二作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』が14億ドル、第三作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が20億ドル以上に達する凄まじさだ。なのにマーベル・スタジオは、作ればまたヒットすると判りきっているMCUの物語にけりをつけてしまった。無理にでも続編を作って儲け続けようとする会社が多い中で、とてつもない英断だ。

 映画の本数だけでいえば、男はつらいよシリーズや007シリーズのほうが多いけれど、それらの長寿シリーズに一貫した物語はない。作れる限り、作り続ける。その繰り返しなだけだ。
 MCUのヒーローたちは、誰もが主役級で自身の人気シリーズを持っているのに、クロスオーバーすることでそれぞれの物語が緊密に絡み合い盛り上がり、本作において一斉にすべての物語が終焉を迎えた。
 アメコミではしばしば目にする手法だが、それをそのまま映画に持ち込むなんて、そしてそれを成功させてしまうなんて、いやはや脱帽だ。

 もちろん、これからもマーベル・シネマティック・ユニバースの名の下で、マーベルのマンガを原作にした映画が作られていくだろう。ヒーローたちが集結してアベンジャーズを名乗ることもあるだろう。だが、とにもかくにも多くの作品群に広がっていた作品世界に一つの区切りがついたのだ。
 マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、これまでの22作品を「インフィニティ・サーガ」という呼び名でくくっている。
 「私たちは、これまでにないやり方でシリーズを終わらせたかったのです。ハリー・ポッターもロード・オブ・ザ・リングも原作本が少ないから終わりました。でも私たちは、22本もの映画を通して物語を完結させるのが面白いだろうと考えたのです。」
 マーベルの無限ともいえる膨大な原作があればこその発言だろう。


 シリーズ全体を通してのメッセージも強烈だ。
 MCUの幕開けとなった『アイアンマン』は、天才発明家のトニー・スタークがその優れた科学力を兵器に使うのはやめようと決意する物語だった。科学技術をどう使うかという問題は、アイアンマンシリーズを貫くテーマである。
 並行して描かれたハルクやキャプテン・アメリカの物語も、科学技術の使い方の是非を問う姿勢が背景にあった。マイティ・ソーが活躍したのは、「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」世界だ。
 こうして科学技術のあり方を問い続けたMCUは、『ブラックパンサー』で明確なメッセージを打ち出した。その使い方をしっかり考え、科学技術を発展させてこそ、多くの命を救い、人々を幸せにできるということ。科学技術を発達させ、世界中の人がその恩恵に与れるようにすることが、ヒーローたる者に求められる崇高な行いであること。そのメッセージが共感を呼んだから、『ブラックパンサー』はヒーロー単体の映画としてはMCU最大のヒットを飛ばしたのだろう。

 映画『ブラックパンサー』をもってMCUのメッセージは観客に充分すぎるほど伝わったと思うが、ダメ押しに登場したのがサノスだった。
The Road to Marvel's Avengers: Endgame - The Art of the Marvel Cinematic Universe サノスの言動は、『ブラックパンサー』の主人公ティ・チャラの真逆を行く。サノスの理想はいわゆるロハスな生活だ。ロハスとは "lifestyles of health and sustainability" の頭文字を組み合わせた言葉で、健康と環境を重視したライフスタイルのことだ。そこには、無農薬で作られた野菜を好んだり、遺伝子組み換え技術等による品種改良を問題視したり、添加物の入った食品を避けたりといった行動が含まれよう。本作の冒頭、自然に囲まれ、みずからの手で農作物をつくってのんびり暮らすサノスは幸せそうだ。こういう生活を志向する人は実際に少なくない。

 しかし、無農薬の作物には相当の手間がかかるから大量生産できないし、品種改良しなければ野菜や果物は育ちにくく味や栄養が劣ったままであろう。添加物を加えない食品は痛みやすく(食中毒を起こしやすく)長持ちしないおそれがある。それでも裕福な人なら作物を厳選して、おいしいものを満足のいくまで食べられるかもしれないが、こんな生産性の低いことをしていては世界人口を支えられない。本来は、農薬の使い方はどうあるべきか、添加物はどのようなものが良いのか等を検討するべきであろうが(そしてそういう検討はとっくになされているのだが)、農薬全否定、添加物全否定に陥って抜け出せない人もいるようだ。それは、世界人口を支えなくても良いという考え、――見知らぬ人を切り捨てても良いという考え方に直結しよう。
 それをサノスは実行に移した。世界人口の半分を亡きものにし、自分用の農園で自分一人が納得できる野菜作りをして、均衡の取れた(持続可能な)世界になったと喜んだ。サノスが恐ろしいのは、これに近い考え方の人が現実にいるからだ。科学の研究や技術の発達に背を向け、無農薬、無添加等を良いことととする生産者、流通業者、消費者の行き着く先は、サノスの世界であることを本作は示している。
 だからこそ、科学の鎧をまとったアイアンマンや、科学の力で超人になったキャプテン・アメリカらは、全力でサノスを叩き潰さねばならなかった。たとえ勝利する可能性が1400万605分の1であっても、戦わなければならなかった。

 

映画 アベンジャーズ エンドゲーム ポスター IMAX 本作はアベンジャーズの初期メンバーの"最後の"活躍を描いている。
 前作の最後に、サノスによって世界中の半分の人々が消し去られた。残ったのはアイアンマン、ハルク、ソーキャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ホークアイ――つまり、マーベル・シネマティック・ユニバースフェイズ1に登場し、これまでユニバースを支えてきた古参ヒーローたちだ。
 世界の人々の半分が消滅し、それはヒーローといえど例外ではなかった、という云い訳を用意することで、フェイズ2以降に登場したドクター・ストレンジやブラックパンサースパイダーマン、スカーレット・ウィッチ、ファルコン、ウィンター・ソルジャー、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのほとんどのメンバーたちにいったん退場していただき、フェイズ1のヒーローたち(と本作でマーベルとの契約が切れるその役者たち)の最後の見せ場を作ったのだ。
 フェイズ2以降のヒーローで活躍するのは実質的にアントマンだけであり、彼をあえて前作には登場させなかった(彼は通常とは異なる時空間にいた)ことを伏線にして、古参ヒーローの引退と新ヒーローたちへの交代を見届ける役を務めさせる。この壮大な仕掛けに心底感心した。

 しかも、徹頭徹尾戦闘の連続だった『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に比べ、本作はなんと静かで物悲しいことか。
 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、観客がMCUの作品を隅々まで知っていることを前提にして、キャラクターの紹介や背景説明を省いた激しい戦闘の連続を描くことができた。
 本作もまた観客がMCUの作品を隅々まで知っていることを前提にしているが、それは『インフィニティ・ウォー』とは反対にキャラクターの内面をじっくり描き、一人ひとりの物語に決着をつけるためだった。両作とも、作り手がこれまで作ってきた作品世界に自信を持ち、足を運んでくれる観客を信頼しているからできることだろう。

 各キャラクターのこれまでの苦悩と葛藤を知る観客には、本作の初期メンバーたちの物語が胸に迫るに違いない。

 アイアンマンことトニー・スタークの傲慢さの裏には、父への反発が隠れていた。アイアンマンシリーズは、そんなトニーの心情と父への思いの変化を軸にしていた。
 本作でみずからも父となり、また父の思いに直接触れたトニーは、かつて傲慢な億万長者だったことなど微塵も感じさせない安らかな表情をしている。

 怪物ハルクに変化することを恐れ、人目を避けて暮らしつつ、危機が迫るとハルクの力を利用して乗り切っていたブルース・バナーは、自分がハルクであることと折り合いを付けられるようになった。ブルースが、ハルクでもある自分を肯定して人前に出られるようになるなんて、あの『インクレディブル・ハルク』の悲劇からは考えられなかったことだ。

 父から立派な王になることを期待され、みずからもその期待に応えようと苦悩していたマイティ・ソーは、ソーらしさを受け入れてくれる母との会話を経て、自分なりの生き方を見つけた。

 素性の知れない孤独なスパイだったブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフは、アベンジャーズの面々を家族と呼ぶほどに愛し、家族への愛に身を捧げた。ナターシャにとってそれは本望だったに違いない。

 ホークアイは本作で改めて妻子の愛おしさ大切さを実感していたが、私はアベンジャーズのメンバーとの、特にブラック・ウィドウとの関係の描き方が感慨深かった。
 フェイズ1ではブラック・ウィドウと強い絆で結ばれていたはずのホークアイは、フェイズ2でアベンジャーズを脱退し、フェイズ3の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』ではブラック・ウィドウと対立してしまう。
 しかし、本作でホークアイとブラック・ウィドウの変わらぬ絆の強さが描かれたのは嬉しかった。ブラック・ウィドウと行動を共にするのがホークアイなのは、しごくもっともだと思う。

映画 アベンジャーズ エンドゲーム ポスター 人類の半数が失われた世界で、残った人々に「乗り越えていくしかない」と語り続けるキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースの姿は痛ましかった。70年ものあいだ北極で氷漬けになり、友人も知人もほとんどすべての人がいない現代に甦ったスティーブが、愛する者を失ったばかりの人々に語る言葉はあまりにも重い。人々を励ましているようでいて、自分の辛い運命を受け入れるべく自分の言葉を噛みしめているようだ。
 私がMCU全作を通じて一番悲しかったのが、スティーブとマーガレット・"ペギー"・カーターとの別れだった。わりと明るく楽しく観られた『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』だが、最後の最後にスティーブとペギーが70年という時間で引き裂かれてしまうラストはとてもショックだった。
 それだけに、おそらくはアベンジャーズの中でもっとも過酷で痛ましい人生を歩んだであろう(にもかかわらず常に一番不屈であろうとした)スティーブが、本作でようやく個人としての慎ましく幸せな暮らしを手に入れたことに涙を禁じ得ない。


 本作は単なる『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の続編ではなく、シリーズ物の最後のエピソードというだけでもない。
 11年にわたり22本もの映画を生み出してきた作り手たちと、それらに付き合ってきた受け手とが共有する長い長い物語。その「世界」と「歴史」があるからこその感動に満ちたフィナーレなのだ。

 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』の監督はアンソニーとジョーのルッソ兄弟、そして脚本はクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーという、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』から続くチームが手がけたが、本作を作り上げたのは彼ら四人だけではない。『ドクター・ストレンジ』のスコット・デリクソン監督はストレンジというキャラクターをどう扱うべきか彼らと意見交換したし、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の監督・脚本を務めたジェームズ・ガンも彼らに協力し、ガーディアンズの登場シーンにザ・スピナーズの「The Rubberband Man」を流すことを提案した。『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督と脚本家エリック・ピアソンも協力し、クリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーが脚本を書いた『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』以降にソーの身に起きた変化を反映させた。本作を手がけた四人のチームは、毎週のように他の監督や脚本家たちと話し合ったという。
 この素晴らしい物語を紡いでくれた多くの人たちに感謝の意を表したい。たくさんの楽しさをありがとう。感動をありがとう。勇気と元気を与えてくれてありがとう。
 ありがとう、アベンジャーズ。


AVENGERS アベンジャーズ - Endgame/ポスターアベンジャーズ/エンドゲーム』  [あ行]
監督/アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
出演/ロバート・ダウニー・Jr クリス・エヴァンス マーク・ラファロ クリス・ヘムズワース スカーレット・ヨハンソン ジェレミー・レナー ドン・チードル ポール・ラッド ジョシュ・ブローリン ブリー・ラーソン カレン・ギラン グウィネス・パルトロー ダナイ・グリラ ベネディクト・ウォン ジョン・ファヴロー ベネディクト・カンバーバッチ クリス・プラット ゾーイ・サルダナ トム・ホランド エリザベス・オルセン アンソニー・マッキー チャドウィック・ボーズマン トム・ヒドルストン デイヴ・バウティスタ ポム・クレメンティエフ セバスチャン・スタン サミュエル・L・ジャクソン ナタリー・ポートマン レネ・ルッソ ロバート・レッドフォード フランク・グリロ ヴィン・ディーゼル ブラッドリー・クーパー
日本公開/2019年4月26日
ジャンル/[アクション] [アドベンチャー] [スーパーヒーロー] [SF]
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【theme : アベンジャーズ
【genre : 映画

tag : アンソニー・ルッソ ジョー・ルッソ ロバート・ダウニー・Jr クリス・エヴァンス マーク・ラファロ クリス・ヘムズワース スカーレット・ヨハンソン ジェレミー・レナー ドン・チードル ポール・ラッド

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』 インフィニティ・ストーンのおさらいをしよう

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 マーベル・シネマティック・ユニバース最大のスケール、最大の賑やかさ。これまでのマーベル・シネマティック・ユニバース18作品は、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にたどり着くためにあったのだ。
 シリーズ史上最多のスーパーヒーローが集結し、これまでチラリと映ったり、言及されるだけだった最大最強の敵サノスと対峙する。これぞ大興奮の一作だ。

 マーベル・シネマティック・ユニバース作品の中でも群を抜いた名作(と私が考える)『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』を監督したアンソニー・ルッソとジョー・ルッソの兄弟がメガホンをとったのだから、本作が面白いのはとうぜんなのだが、その彼らにもこの映画はかなり手強かったようだ。アンソニー・ルッソは次のように語っている。
 「これほど多数のヒーローが登場する群像劇は過去に存在しません。それは、物語を構成するうえで、かつての名作からヒントを得ることが難しいということを意味します。映画づくりにおいて、参考にする過去作がないのは恐ろしいことです。(群像劇の名手として知られる)ロバート・アルトマン監督の作品を参考にしようとも考えましたね。ただ、同時にやりがいも感じていました。それこそ、新たな未知の領域に足を踏み込むことでもあったからです。」

 登場するスーパーヒーローの数でいえば、仮面ライダーやスーパー戦隊、ウルトラマンの映画のほうが多いかもしれない。だが、いつでも主役級として新作を撮れる人気キャラクターが一堂に会し、しかも一人ひとりの個性とドラマがこれほどまでに描かれた作品は、過去に例がないだろう。
 その舵取りを見事にやりきったルッソ兄弟の手腕はたいしたものだし、それだけのドラマを書き込みつつきちんと整理されたクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーの脚本はどんなに称賛してもし足りない。

 観客の多くは、何といってもインフィニティ・ストーンが揃うことに感激するに違いない。数々のマーベル・シネマティック・ユニバースの作品を通して激しい争奪戦が繰り広げられてきたインフィニティ・ストーン(後述)が、とうとう全部揃うのだ。ただ一つでも宇宙を震撼させる強大な力を秘めたインフィニティ・ストーン。それが六個揃うのだから、その迫力や推して知るべし。
 多くの悪事を裏で操ってきたタイタン人サノスも(後述)、本作では前面に現れて、アベンジャーズとがっぷり四つに組む。はじめてサノスがスクリーンに登場してから、どれほどこの日を待ち焦がれたことか。


Avengers: Infinity War (Original Soundtrack) Import 本作は、2017年に公開された『マイティ・ソー バトルロイヤル』のラストシーンの直後からはじまる。
 『マイティ・ソー バトルロイヤル』のラストは、故郷の星を破壊されて宇宙の難民となり、星々のあいだを旅していたソーとアスガルド人が、謎の巨大宇宙船に遭遇するところで終わっていた。本作では、その船――サノスの宇宙船サンクチュアリIIによってアスガルドの避難船が破壊され、アスガルド人の生き残りも皆殺しに殺されてしまう。

 ここからサノスとスーパーヒーローたちの戦いが延々と続くのだが、その描き方が潔い。各ヒーローの紹介は過去作で済んでいるし、サノスのことも、サノスが探し求めるインフィニティ・ストーンのことも観客は知っているから、余計な説明は一切いらない。
 ヒーローたちは、ただひたすらにサノスと戦い、翻弄され、さらなる謎に巻き込まれる。

 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に感心するのは、世界観がまちまちなヒーローが集結したのに、物語が破綻せず紡がれていることだ。
 仮面ライダーが大戦争する映画や、歴代スーパー戦隊が集結する映画や、多くのウルトラマンが協力する映画は、たいへんでもやれないことはないと思うのだ。作品のカラーやフォーマットが似ているし、設定に共通するところも多い。
 だが、マーベル・シネマティック・ユニバースは各作品の独立性が高く、異質なところが多分にある。いくら地続きの世界だと主張しても、ただ心身を鍛えただけのスパイであるブラック・ウィドウと、時空を操る魔法使いのドクター・ストレンジと、宇宙を股にかけた暴れん坊のガーディアンズ・オブ・ギャラクシーらでは、力も雰囲気も違い過ぎる。スパイや暗殺者が束になってかかってきても平気なブラック・ウィドウでも、ダーク・ディメンションを支配するドルマムゥすら撃退したドクター・ストレンジが苦戦するような高次元の存在が来たらひとたまりもない。ちょっと気の利いた武器を持つだけのファルコンやウォーマシンは、通常の戦場なら大活躍だが、異星人や異次元の敵にはかなうまい。
 『アベンジャーズ』と銘打つ映画は三作目とはいえ、共闘するヒーローがどんどん増えていく中で、一本の映画としてのカラーを打ち出すのは至難の技であったはずだ。

 これを成し遂げたことは、本当に素晴らしい。はじめて合流したガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが、添え物にならず、しっかりストーリーの中心にいるし、アイアンマン/トニー・スタークやハルク/ブルース・バナーらフェイズ1からの古参メンバーにもそれぞれの見せ場がある。絶妙なバランス感覚だ。


The Road to Marvel's Avengers: Infinity War - The Art of the Marvel Cinematic Universe (Road to Marvel's Avengers - Infinity War) 注目すべきは、アイアンマンとソーとドクター・ストレンジの扱いだ。個性的なヒーローの中でも特に我が強いこの三人の配置には、作り手も苦しんだに違いない。
 結果、科学と魔法という水と油の関係にあるアイアンマンとドクター・ストレンジを早々に引き合わせることで作品を引っ張る対立軸を設けながら、すでに『アベンジャーズ』でアイアンマンと衝突したことのあるソーには別ルートの旅をさせて、アイアンマンやドクター・ストレンジに会わせない。

 さらに、アイアンマンとドクター・ストレンジ、そしてスター・ロードたち科学と魔法に卓越した面々には、サノス単体との常識外れの戦い(月を砕いて落っことす!)を演じさせる一方で、ファルコンやブラック・ウィドウらには、サノスの配下ブラックオーダーが率いる雑魚キャラたちの相手をさせて、彼らなりの強さを演出する。
 複数個所で同時進行する戦いは、スケールやヒーローの能力が違い過ぎて、ともすれば一方の面白さだけが突出してしまいそうなものだが、本作では各キャラの個性と映像の魅力、そして優れた構成が、どちらも盛り上げて楽しませてくれる。
 マーベル・コミックスにはクロスオーバーを頻繁に行ってきた長い歴史があるとはいえ、実に巧く処理したものだ!

 しかもだ、本作はなんとスーパーヴィランであるサノスの内面を描く作品もある。
 『アベンジャーズ』に登場したチタウリ人のジ・アザーや、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』に登場したダークエルフのマレキスがいい例だが、作品が宇宙的スケールになってくると、どうしても敵側のキャラクターを掘り下げる余裕がなくなってしまう。いきおい、薄っぺらで記号的なヴィランになりがちなのだが、本作はこれだけ盛り沢山でありながら、サノスがとても魅力的に描かれている。だから、サノスとの戦いはいくら見ても見飽きない。
 アンソニー・ルッソ監督は、「本作では、サノスの感情を突き詰めて描きたいと考えていました」とまで述べている。


 さて、サノスはマーベル・シネマティック・ユニバース最大の敵、マーベル・シネマティック・ユニバースはインフィニティ・ストーンの争奪戦だった――といっても、18作もあると、どの作品で何があったか判らなくなりそうだ。何しろ最初のインフィニティ・ストーンが登場してから、もう八年も経つのだ。
 そこで、備忘を兼ねて過去作での扱いを記しておく。

■サノス
 『アベンジャーズ』(2012年)のエンドクレジット後に初登場。地球侵略をアベンジャーズに阻止されたチタウリ軍のジ・アザーから「アベンジャーズに戦いを挑めば死あるのみ」という報告を得て、ひるむどころか笑っていた。これにより、後続のマーベル・シネマティック・ユニバースの作品世界に大きな影響を与えたチタウリの大襲撃が、サノスの差し金だったことが判る。

 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)では、クリー人のロナンを使ってインフィニティ・ストーンの一つ、パワー・ストーンを手に入れようとしていた。娘のガモーラとネビュラに命じて、ロナンを補佐させていたが、娘たちに裏切られてしまう。

 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)でもエンドクレジット後に登場し、まだ石のないインフィニティ・ガントレットを左手にはめて、「私の出番だ。」と宣言する。


インフィニティ・ストーン
(1) スペース・ストーン

 『マイティ・ソー』(2011年)のエンドクレジット後のシーンで、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.の施設に連れてこられたエリック・セルヴィグ博士が、四次元キューブ(Tesseract)の調査をニック・フューリー長官から依頼される。このときのセルヴィグ博士はロキに操られていたため、ロキが四次元キューブの在りかを知ってしまう。この時点ではまだ、四次元キューブの中にスペース・ストーンが入っていることは観客に明かされていない。

 1940年代を舞台にした『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)では、オーディンがノルウェーのトンスベルグの聖堂に隠していた四次元キューブ(Tesseract)をナチスドイツの将校ヨハン・シュミットことレッドスカルが手に入れる。だが、キャプテン・アメリカとの闘いの最中、レッドスカルはキューブを暴走させてしまい、時空の彼方に飛ばされる(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』において、レッドスカルが惑星ヴォーミアでソウル・ストーンの番人になっていたことが明かされた)。残された四次元キューブは、ハワード・スタークによって回収され(て、S.H.I.E.L.D.に受け継がれ)る。
 その後、息子のトニー・スタークが、アイアンマンの動力源となる新型アーク・リアクターの開発のヒントを探して父ハワードの遺品を調べたとき、父が四次元キューブの研究を続けていたことが判明する(『アイアンマン2』(2010年))。

 『アベンジャーズ』(2012年)では、四次元キューブを手に入れたロキが、キューブの力でワームホールを開いてチタウリの軍勢をニューヨークに呼び寄せる。チタウリとの戦いの後、四次元キューブはソーがアスガルドで保管する。だが、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013年)のどさくさでロキがオーディンに成りすまし、アスガルドの支配者の座についたから、ロキはキューブを自由にできたはずだ。事実、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)でアスガルドが崩壊した際に、ロキがキューブを持ち出していたことが本作で明らかになる。
(2) マインド・ストーン

 『アベンジャーズ』(2012年)において、(サノスから王笏を授かった)ロキはマインド・ストーンを備えた王笏で人の心を操り、四次元キューブ(Tesseract)を奪取する。チタウリとの戦いの後、この王笏はS.H.I.E.L.D.が保管したと思われる。

 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)では、S.H.I.E.L.D.が長年にわたり秘密結社ヒドラに侵食されていたことが明かされる。そしてエンドクレジット後のシーンで、王笏を手に入れたヒドラの科学者バロン・フォン・ストラッカーがマインド・ストーンを使った人体実験を行い、双子の超能力者、スカーレット・ウィッチ(ワンダ・マキシモフ)とクイックシルバー(ピエトロ・マキシモフ)を生み出していた。

 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)の冒頭で、バロン・フォン・ストラッカーのアジトはアベンジャーズの急襲を受け、王笏はアベンジャーズのものになる。トニー・スタークはさっそくマインド・ストーンを研究するが、その過程でマインド・ストーンの力により人工知能ウルトロンが誕生してしまう。ウルトロンはみずからの「容れ物」としてマインド・ストーンを額に埋め込んだ肉体を作るが、この肉体はスーパーヒーロー、ヴィジョンとして覚醒する。
 本作では、ヴィジョンのマインド・ストーンの争奪戦がクライマックスとなる。
(3) リアリティ・ストーン

 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013年)の冒頭で、宇宙誕生直後におけるマレキス率いるダークエルフとオーディンの父ボーとの戦いが描かれる。ダークエルフに勝利したボー王は、マレキスの武器――宇宙を誕生前の状態に戻せるエーテル、すなわちリアリティ・ストーン――を手に入れる。ボー王はエーテルを地中深くに隠したが、現代になって、不慮の出来事からエーテルが再びマレキスの手に渡ってしまう。死闘の末にマレキスを倒し、エーテルを取り戻したアスガルド人は、四次元キューブ(スペース・ストーン)とエーテル(リアリティ・ストーン)の二つがアスガルドにあることは危険だと考え、惑星ノーウェアのコレクター(タニリーア・ティヴァン)にエーテルの保管を依頼する。
(4) パワー・ストーン

 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)において、サノスの命を受けたクリー人ロナンが、パワー・ストーンを収めたオーブを探していた。スター・ロードはオーブをいったんコレクター(タニリーア・ティヴァン)の許に持ち込み、パワー・ストーンのいわれを聞くが、激しい争奪戦の末に、ザンダー星を本拠とするノバ軍警察にパワー・ストーンの保管を依頼する。
(5) タイム・ストーン

 『ドクター・ストレンジ』(2016年)に「アガモットの目」という首飾りとして登場。魔法の訓練施設カマー・タージで、長いあいだ厳重に保管されていた。その後、タイム・ストーンを収めた首飾りの状態のまま、ドクター・ストレンジが身につけている。
(6) ソウル・ストーン

 本作において、サノスがガモーラにソウル・ストーンの探索を命じていたことが語られるが、本作以前に登場することはなかった。


 当初の発表では、題名が『Avengers: Infinity War Part1』とされていた本作。「Part1」の文字は外れたが、もちろんこれは物語の前半に過ぎない。本作と同じ監督、脚本家が組んだ続編が、2019年5月3日に公開される予定なので、楽しみに待ちたい。
 おっと、その前に、本作の最後にニック・フューリーが呼び出したキャプテン・マーベルの登場だ。


アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 4K UHD MovieNEX(3枚組) [4K ULTRA HD + 3D + Blu-ray + デジタルコピー+MovieNEXワールド]アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』  [あ行]
監督/アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
出演/ロバート・ダウニー・Jr ベネディクト・カンバーバッチ クリス・ヘムズワース クリス・プラット クリス・エヴァンス ジョシュ・ブローリン マーク・ラファロ ゾーイ・サルダナ スカーレット・ヨハンソン カレン・ギラン トム・ホランド ポール・ベタニー エリザベス・オルセン アンソニー・マッキー チャドウィック・ボーズマン ドン・チードル トム・ヒドルストン デイヴ・バウティスタ ポム・クレメンティエフ ピーター・ディンクレイジ セバスチャン・スタン ベネディクト・ウォン グウィネス・パルトロー ベニチオ・デル・トロ イドリス・エルバ ダナイ・グリラ サミュエル・L・ジャクソン ヴィン・ディーゼル ブラッドリー・クーパー
日本公開/2018年4月27日
ジャンル/[アクション] [アドベンチャー] [スーパーヒーロー] [SF]
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【theme : アベンジャーズ
【genre : 映画

tag : アンソニー・ルッソ ジョー・ルッソ ロバート・ダウニー・Jr ベネディクト・カンバーバッチ クリス・ヘムズワース クリス・プラット クリス・エヴァンス ジョシュ・ブローリン マーク・ラファロ ゾーイ・サルダナ

『アベンジャーズ』 アイアンマンは何番目か?

 【ネタバレ注意】

 怪物を前にしてアイアンマンことトニー・スタークが叫ぶ。
 「ヨナじゃないんだからさ!」
 そんなアイアンマンのぼやきが聞き届けられるはずもなく、戦いは激しさを増していく。ヨナってなんだよ、という観客の疑問は置いてけぼりである。

 映画『アベンジャーズ』は全編その調子で、目まぐるしいことこの上ない。
 突然はじまる量子トンネル効果の講釈も、ヒドラ党の悪だくみの話も、詳しく説明されることなく素っ飛ばされる。先行するシリーズ作品を見れば判ることなのか、単なる戯言なのか、吟味する間もありはしない。

 そのテンポの早さが本作の魅力だ。
 新幹線で旅しながら幕の内弁当をかっ込んでいるときに、漬物の素材を分析したり、窓外の一点をじっくり観察する人はいない。旅の楽しさは、そんなところにはないからだ。
 本作でも、ヒドラ党の悪だくみなんか思い出さなくともキャプテン・アメリカに因縁があるらしいことが判ればいいし、量子トンネル効果を知らずともトニー・スタークとブルース・バナー博士が科学に詳しいことが判ればいい。もちろんその科学談義から、The Science and Entertainment Exchange により科学者が映画をコンサルテーションした成果を楽しんでも良い。

 アイアンマンが口にしたヨナとは、旧約聖書の『ヨナ書』に登場する預言者であり、大きな魚に飲み込まれる物語で知られる。アイアンマンは、怪物に飲まれそうな自分をヨナに例えたわけだ。でもそんな話に意味はなくて、観客は、アイアンマンが危機に瀕しても軽口をたたくような男であると判ればいい。

 みずから脚本も手掛けたジョス・ウェドン監督は、数々のヒーローたち、すなわちアイアンマンマイティ・ソーキャプテン・アメリカ、ハルク、ホークアイ、ブラック・ウィドウ、そしてニック・フューリーが集結するこのお祭り映画を、ごった煮の魅力で溢れさせることに徹している。

 集団ヒーローというだけなら、X-MENシリーズや日本のスーパー戦隊シリーズ等の例もある。しかし、それらは最初から集団物として構想されているから、キャラクターのバランスが取れている。直情径行の者やお調子者、ニヒルな者らが、個性が被らないように配置されているのだ。
 だが本作は、一枚看板を背負った主役が複数集結するものだから、アイアンマンとソーの俺様キャラが被ったり、ホークアイとブラック・ウィドウがいずれも凄腕スパイだったりと、煩雑なことこの上ない。そこにはウルトラ一族に見られる秩序立った上下関係も、歴代仮面ライダーのような先輩後輩の間柄もない。
 だがその個性のぶつかり合いこそが、本作の楽しさの源泉だ。

 さらに、単独主演映画があるアイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカ、ハルクと違い、これまで脇役に甘んじてきたホークアイとブラック・ウィドウに関しては、アクションの見せ場だけでなく、秘められた過去にまつわるエピソードを挿入することで、キャラクターを掘り下げて観客に親しみを持たせている。

 これまではゲスト出演の域を出ていなかったS.H.I.E.L.D.長官ニック・フューリーの指揮官ぶりも見どころだ。
 平和の維持が最優先である彼は、敵の攻撃を封じるには抑止力が欠かせないことを知っているし、必要であれば汚いことも厭わない。そのやり口はときに非情にも見えるが、そこまで踏み込んだ彼の行動が本作に深みを与えている。

 その彼が命名した「アベンジャーズ」とは、復讐者という意味である。「復讐」なら『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』に使われた"revenge"という言葉があるけれど、"revenge"と"avenge"ではその意味するところがいささか異なる。
 revenge: 私憤的な恨みをはらす。憎悪感がある。
 avenge: 悪に対する正義の(非合法的)報復との含み。
       ―eプログレッシブ英和中辞典より―

 アベンジャーズは、悪に対して敢然と立ち上がる者たちなのだ。そして彼らの活躍を描く本作は、幾つもの作品が世界を共有し、相互に関連しあうマーベル・シネマティック・ユニバースの集大成となる映画である。
 この複雑な世界を把握すれば映画をより楽しめるという配慮からだろう。『アベンジャーズ』の公式サイトの情報は、近年稀に見るほど充実している。
 特に、『アベンジャーズ』に至る5作品に散りばめられた伏線や、戦いの焦点となる四次元キューブがたどった運命を表にまとめてくれているのはありがたい。こんな情報は本国のサイトにだってないから、日本版サイトの制作者が大いに楽しみながら仕事をしたのだろう。


 ところで、映画のたびに新型が登場するアイアンマンのスーツは、本作で遂にマークVIIになる。
 その脱着シーンを手がけたのは、『トランスフォーマー』のトランスフォーム・シーンで知られる山口圭二氏だ。アメコミヒーローの中でもとりわけアイアンマンは日本の特撮・アニメの影響が濃厚であり、山口氏もトニー・スタークがマークVIIを装着するシーンを『宇宙の騎士テッカマン』で鎖帷子が体を巻いていくところをイメージしながら組み上げたという。
 なるほど、アイアンマンの装着シーンに説得力を感じるのは、私たちが子供のころに刷り込まれた光景だからなのだ。


 さて、本作でのチタウリ軍の地球侵略はアベンジャーズの活躍で阻止されるが、「アベンジャーズに戦いを挑めば死あるのみ」というチタウリからの報告は、あらゆる者の死を願うタイタン人サノスかえって喜ばせてしまう
 この狂ったタイタン人との戦いは、引き続きジョス・ウェドンが監督する『アベンジャーズ2』で描かれることだろう。


アベンジャーズ DVD+ブルーレイセット [Blu-ray]アベンジャーズ』  [あ行]
監督・脚本/ジョス・ウェドン  脚本/ザック・ペン
出演/ロバート・ダウニー・Jr クリス・エヴァンス マーク・ラファロ クリス・ヘムズワース スカーレット・ヨハンソン ジェレミー・レナー サミュエル・L・ジャクソン トム・ヒドルストン グウィネス・パルトロー クラーク・グレッグ ステラン・スカルスガルド コビー・スマルダーズ ダミオン・ポワチエ
日本公開/2012年8月14日
ジャンル/[アクション] [SF]
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