『ロッキー・ホラー・ショー』 大切な3つのもの

 なんと、今回はROLLYの訳詞だ!
 大晦日に『ロッキー・ホラー・ショー』を観劇し、ROLLYと一緒に新年をカウントダウンしてから早14年。今回の『ロッキー・ホラー・ショー』において、ROLLYはフランクン・フルター博士ではなくエディ役だ。でも、それがこんなに功を奏するとは!!
 なんてったって、今回はROLLYのギターソロが聴ける!
 そして男闘呼組のギタリスト岡本健一さんも絶好調でプレイする!!
 劇団☆新感線の舞台でお馴染み岡崎司さんも福井敏さんも、舞台に出てきて弾きまくる!!!
 いったい何人ミュージシャンを揃えれば気が済むのだあぁぁぁぁ!!!!

 そしてROLLYに代わってフランクン・フルター博士を演じるのは、新感線の看板役者古田新太!主人公がフルターだから古田さんというわけではあるまいが、オリジナルキャストのティム・カリーをも凌ぐ気色悪さは絶品だ。
 さらに笹本玲奈さんが、まさかまさかのあられもない姿を披露し、歌唱指導ならこの人、右近健一さんがスコット博士を兼ねる。

 そして舞台いっぱいの役者たちがそれぞれ動き回るのみならず、いのうえひでのり氏お得意の映像の投影も同時進行し、盛り沢山の舞台上はどこに焦点を合わせればいいのか判らないほどゴージャスだ。

 いやはや、何をどう書いたって、この素晴らしさは表現しきれない。

 件の『ロッキー・ホラー・ショー』を作った男はリチャード・オブライエン。
 彼の脚本と作詞と作曲したミュージカル劇があったればこそ、カルトムービーの傑作『ロッキー・ホラー・ショー』も生まれたし、映画館でパフォーマンスする文化も生まれた。
 そのリチャード・オブライエンといえば、『フラッシュ・ゴードン』のフィコ役が有名だが、なぜ彼が『フラッシュ・ゴードン』に出演したのか、両作品を観れば合点がいく。
 ロックと笑いとSFと、コスチュームプレイの楽しさに、昔の映画へのオマージュがたっぷり。そして全編に流れるこそばゆいエロティシズム。イギリス人の手により誕生した両作品のテイストは、驚くほどに近い。
 そうだ、やはり大切なのはロックと笑いとSFなのだ!


ロッキー・ホラー・ショー [Blu-ray]ロッキー・ホラー・ショー』  [演劇]
演出/いのうえひでのり  脚本・作詞・作曲/リチャード・オブライエン
出演/古田新太 岡本健一 ROLLY(ローリー寺西) 笹本玲奈 中村倫也 右近健一 グリフィス・ちか ニーコ 辛源 藤木孝 飯野めぐみ 生尾佳子 JuNGLE 皆本麻帆
公演初日/2011年12月9日
劇場/KAAT神奈川芸術劇場、サンシャイン劇場
ジャンル/[SF] [コメディ] [ミュージカル]
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