『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』 観てはいけないこれだけの理由

 もしもあなたにお子さんがいて、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを観たいとせがまれても、あなたはお子さんを止めなければならない。
 とりわけ、あなたが善良な米国市民で、日曜日にはきちんと教会へ行き、食事の前のお祈りも欠かさない立派な家庭を築こうと願うのであれば、なおのこと、こんなものを観せてはいけない。

 あなたの子供は聞き分けの良い子だ。次のように云えばきっと理解するだろう。

 「この映画の主人公は海賊だぞ。法の支配に盾つくならず者だ、悪者だ。海賊が中心の映画なんてけしからんよ。」
 「しかも海賊たちは改心しないんだ。処罰されることもない。それどころか、海賊に味方するのがいい人で、法を執行するのは悪い人として描かれてる。犯罪者がのうのうと逃げのびる映画なんて、子供は観ちゃいかん。」
 「その上、海の女神だの怪物だの、あり得ないものが出てくるじゃないか。神というのは天にまします我らが父だけなのだ。あんな怪物を、主が創造なさると思うか。創世記には、あんな怪物のことは一言だって書かれちゃいない。」
 「船乗りたちが永遠にさまようだって?永遠というのは神のみがもたらすものだ。神のいないところで永遠に生きたり、死ぬはずの人間を不死身にしてはいかん。」
 「こんな映画を観るのは不信心者だ。魔術だの魔法使いだのと反キリスト教的なものが出てくるハリー・ポッター・シリーズは、ローマ教皇だって批判している。海の女神だの怪物だのが出てくる『パイレーツ・オブ・カリビアン』も、良識ある家庭では観せんのだ。」
 「よりによって、ディズニーがこんな映画を作るとは信じられん。そりゃあディズニーアニメにはこれまでも魔女や魔法使いが出ることはあったさ。でも悪い魔女は必ず罰が当たったし、良い魔法使いはちょっと手助けをするだけですぐに引っ込んだ。ディズニーランドの「カリブの海賊」だって、海賊どもを英雄視するアトラクションじゃなかったはずだ。」
 「それがどうだ。『パイレーツ・オブ・カリビアン』ときたら、海賊が主人公ときたもんだ。改心しないし、処罰もされないし、その上……。」

 「ちょっと待ってよ、パパ。今度は違うんだ。4作目の『生命(いのち)の泉』は違うんだよ。」

 「え、何だって? 4作目には宣教師が出てくるのか。海賊や怪物どもの中にあって、宣教師が思いやりや優しさを示すのか。」
 「しかもスペイン艦隊が出るって!あのカトリック教国が、正しい信仰を示すために船を出すんだな。」
 「そうか、やっと安心して観られる映画になったな。3作目までは教育に悪いって、教会でも噂になっていたんだよ。でも、さすがはディズニーだ。」


 もしも、あなたが信心深い米国市民なら、『パイレーツ・オブ・カリビアン』を3作目まででやめてはいけない。
 信仰をきちんと教える4作目まで観ることだ。

 この4作目は新三部作の始まりだって?
 結構じゃないか。いかがわしい魔術や魔法使いが打ち負かされるなら、善良な米国市民は支持しよう。


パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 DVD+ブルーレイセット [Blu-ray]パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』  [は行]
監督/ロブ・マーシャル 制作/ジェリー・ブラッカイマー
出演/ジョニー・デップ ペネロペ・クルス ジェフリー・ラッシュ イアン・マクシェーン サム・クラフリン アストリッド・ベルジュ=フリスベ ケヴィン・R・マクナリー キース・リチャーズ リチャード・グリフィス ジュディ・デンチ
日本公開/2011年5月20日
ジャンル/[アドベンチャー] [アクション] [コメディ]

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【genre : 映画

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